メンテナンス作業実行の概要
Oracle Fusion Cloudメンテナンスでは、原価計上ポイントとして指定された各工程ステップによって、メンテナンス作業手配リストの作業オーダーを実行できます。 工程完了の一部として、次の取引をレポートすることもできます: 資材出庫または返品、生産資源消費または戻し処理、およびメーター・リーディング。
資材およびリソースの使用量は、自動または手動でレポートできます。 資材および生産資源取引は、メンテナンス作業オーダー工程ステップで指定されている要件に基づいてレポートするか、または品目または生産資源の設定に応じて実際の使用量によって手動でレポートできます。 また、スキャニング・デバイスを使用すると簡単にレポートが可能です。
資材の不足やリソースが使用できないなど、保守アクティビティ中に発生した問題については、保守作業オーダー例外をレポートできます。 また、製造現場でレポートされたすべての保守トランザクションをレビューできます。 保守トランザクションは、予定済プロセスを実行して原価計算に転送できます。 保守実行トランザクション詳細と保守作業オーダー・ステータスの更新は、保守作業オーダーの正確な原価計算を行うために、原価計算へ転送されます。
以上をまとめると、保守作業実行機能を使用すると以下のタスクを実行できます。
- 工程ごとに、メンテナンス作業オーダー詳細をレビューし、実行トランザクションをレポート
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工程完了、資材および生産資源取引のレポート
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保守作業オーダー工程の例外をレポート
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最新のアセット・メーター・リーディングのレポート(アセットに必須の検針が必要な場合)
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トランザクションのメンテナンスから原価計算への転送(スケジュール済プロセスを使用)