品目メイン仕様
品目メイン仕様の属性とその有効な値を次に示します。 これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。
品目メイン仕様の属性
承認ステータス
品目の承認ステータス。
製造済
品目が製品開発または製品情報管理で作成されたかどうかを示します。 値が「はい」の場合、品目は製品開発で作成されました。 値が「いいえ」の場合、品目は製品情報管理で作成されました。 この属性の値は変更できません。 ただし、製品情報管理で品目を作成する場合は、「製造済」オプションを「はい」に設定できません。
「製造済」オプションには、次の検証とルールが適用されます。
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品目の「製造済」オプションが「はい」である場合は、製品情報管理の設計ライフサイクル・フェーズから他のフェーズに品目のライフサイクル・フェーズを変更できません。 「ライフサイクル・フェーズの変更」処理は無効化され、UIで使用できなくなります。
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品目に対して「製造済」オプションが「はい」で、ライフサイクル・フェーズが「設計」の場合、新規品目改訂を作成することはできません。 「改訂の管理」処理は無効になり、UIで使用できません。
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品目の「製造済」オプションが「はい」の場合は、設計ライフサイクル・フェーズで、次のオブジェクトが無効になり、UIで使用できなくなります。
「構成」タブ
MPN(製造業者部品番号)
品目改訂添付
これらの制約は、UIの観点からのみ適用できます。
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Webサービスを使用して前のオブジェクトを作成、編集または問合せでき、製品開発からインポートできます。
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品目に対して「製造済」オプションが「はい」になっている場合、このような品目は他のモジュールには表示されません。
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コピー・フローによる品目の作成では、品目の「製造済」オプションが「はい」であり、品目が「設計」ライフサイクル・フェーズにある場合は、値のソース・リストの品目を表示できません。
品目摘要
品目の摘要を入力します。
書式付き摘要
リッチ・テキスト・コンポーネントを使用した品目の摘要を示します。この摘要は、各種のダウンストリーム・アプリケーションで表示できます。
品目ステータス
品目ステータス・コードにより、ステータス管理の属性値を設定またはデフォルト設定します。 事前定義済品目ステータス・コードは、「アクティブ」および「非アクティブ」です。 ステータス管理属性として指定される特定の品目属性は、事前定義済品目ステータス・コードとユーザー定義品目ステータス・コードの両方で管理されます。 ステータス管理属性はすべて、「はい」と「いいえ」の値を持ちます。ステータス管理属性は次のとおりです。
属性グループ |
属性 |
---|---|
原価計算 |
原価計算可能 |
原価計算 |
在庫資産価額 |
在庫 |
在庫品目 |
在庫 |
在庫 |
在庫 |
トランザクション可能 |
請求 |
請求有効 |
請求 |
請求済 |
プロセス製造 |
危険物 |
プロセス製造 |
プロセス実行使用可能 |
プロセス製造 |
レシピ使用可能 |
購買 |
購買可能 |
購買 |
購買品目 |
購買 |
課税 |
販売およびオーダー管理 |
顧客オーダー |
販売およびオーダー管理 |
顧客オーダー可能 |
販売およびオーダー管理 |
社内転送可 |
販売およびオーダー管理 |
転送オーダー使用可能 |
サービス |
契約カバレッジ可能 |
Webストアー |
Web上でオーダー可能 |
仕掛 |
製造品 |
これらの属性は、経時変化する品目の機能を管理します。
ライフサイクル・フェーズ
各フェーズは、品目ライフ・サイクル・フェーズの次のフェーズにオブジェクトを促進する前に必要になる、タスクと提出物のセットを表します。
たとえば、コンピュータ・コンポーネントのライフサイクルについてのライフ・サイクル・フェーズは、次のようになります。
コンセプト
設計
プロトタイプ
プリプロダクション
生産
除・売却
梱包タイプ
取引品目ユニット記述子(TIUD)とも呼ばれます。
グローバル取引識別番号(GTIN)階層レベルを表すために使用されます。 階層は、製品(品目)の流通チェーンの異なるレベル間のリンクとして使用されます。
形式品目
形式は、複数の類似品目(SKU)をグループ化するために使用するシルエット品目またはモデル品目を表します。 一般に、特定の形式品目に属する品目グループは、1つ以上の製品バリアント属性によって区別します。 例として、衣料品の場合は色やサイズ、食料品の場合は風味やサイズがあげられます。
ユーザー品目タイプ
複数のタイプがインストール時にデフォルトで用意されます。 これらのタイプは、品目テンプレートに対応します。 次のいずれかの値を選択します。
ATOモデル
完成品
運送費
在庫タイプ
キット
モデル
オプション区分
外注加工モデル
PTOモデル
ファントム品目
プランニング
製品ファミリ
購買品目
参照品目
部分組立品
供給品目
変換
トランザクションの換算を示します。
品目固有
この品目に固有の単位換算のみを使用します。
標準
デフォルト管理
固定
アプリケーションは、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で在庫を保存します。 品目数量を一方の単位で入力すると、その数量はアプリケーションによってセカンダリ単位に変換され、両方の数量が表示されます。
デフォルト
アプリケーションは、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で在庫を保存します。 品目数量を一方の単位で入力すると、その数量はアプリケーションによって2番目の単位に変換され、両方の数量が表示されます。 セカンダリ単位の数量は、プライマリ単位の数量を変更することなく変更できます。
デフォルトなし
アプリケーションは、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で在庫を保存します。 このオプションは、2つの単位間のデフォルト換算が通常は同じにならない場合に使用します。 プライマリ単位の数量を指定しても、アプリケーションで自動的にセカンダリ単位の数量が表示されることはありません。 セカンダリ単位の数量は、トランザクションを処理する前に手動で入力します。 セカンダリ数量は、「差異+」属性と「差異-」属性で指定した係数によって、デフォルト換算から変化することがあります。
不足偏差係数
許容偏差には10進値を入力できます。 この属性は、組織レベルで割り当てられます。 これにより、プラスまたはマイナスの許容範囲を生成します。 たとえば、品目の許容可能なトランザクション数量偏差が、設定された換算よりも10パーセント低い場合は、このフィールドに10と入力します。
超過偏差係数
許容偏差には10進値を入力できます。 この属性は、組織レベルで割り当てられます。 これにより、プラスまたはマイナスの許容範囲を生成します。 たとえば、品目の許容可能なトランザクション数量偏差が、設定された換算よりも10パーセント高い場合は、このフィールドに10と入力します。
プライマリ単位
これは、在庫保有および販売の単位です。 必要になる換算は、この単位に基づきます。 この属性は、更新できません。また、組織レベルで割り当てられます。
セカンダリ単位
この属性は、設定に応じてマスター・レベルまたは組織レベルで管理できます。
品目が二重単位管理されている場合や、セカンダリ単位で価格設定されている場合は、セカンダリ単位を指定できます。
トラッキング単位
この属性により、手持残高のトラッキング方法を制御します。 この属性は、組織レベルで割り当てられます。 有効な値は次のとおりです。
プライマリ
アプリケーションにより、手持残高がプライマリ単位でトラッキングされます。
プライマリおよびセカンダリ
アプリケーションにより、手持残高がプライマリ単位とセカンダリ単位の両方でトラッキングされます。
詳細摘要
この品目に関する詳細な摘要を示します。 この詳細な摘要は、複数の言語でサポートされます。
価格設定
この属性は、組織レベルで割り当てられます。
価格設定が、プライマリ単位またはセカンダリ単位に基づくかどうかを示します。 値をセカンダリに設定すると、出荷確認時にアプリケーションによってオーダー明細の価格が再設定されます。 価格設定単位(UOM)を「プライマリ」から「セカンダリ」に変更することはできますが、逆はできません。 価格設定単位を変更できるのは、オーダーがない場合のみです。
品目のセカンダリ単位が使用可能な場合、「デフォルト管理」の値によって、プライマリ数量からセカンダリ数量への変換がアプリケーションによってデフォルト設定されるかどうか、およびそれを上書きまたは修正できるかどうかが決まります。 この場合、変換後の数量は編集できません。 正および負の偏差係数を使用することで、変換後数量からの逸脱を許可することができます。
「デフォルト管理」が「デフォルトなし」に設定されている場合、ダウンストリーム・アプリケーションでデフォルト値が設定されません。 この場合、二重単位品目がオーダー管理でサポートされません。 二重単位品目は、品目構成のタイプが「標準」に設定されている場合のみ、オーダー管理でサポートされます。