インライン検査: 作業例
この例では、受入トランザクションに関してインライン・サンプリング検査を行う方法を示します。
ここでは、30ユニットのサプライヤ供給品目をオーダーしたというシナリオを考えます。 担当者は「受入エージェント」として、受領した全ユニットの10%だけをチェックし、すべてのユニットを受け入れるか拒否するかを決定するものとします。
前提条件
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必要な検査特性と特性グループ(オプション)を作成します。
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サンプリングを10%に設定して検査レベルを作成します。
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検査プランは以下の条件を満たすものとします。
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承認済ステータスです
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検査日が有効、つまり、検査日がプランの開始日と終了日の間にあります
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受入検査詳細%が一致しています
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検査に必要な検査特性または特性グループ、もしくはその両方が含まれます
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サンプリングを10%に設定した検査レベルが含まれています
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検査レベルが10%サンプリングに設定された検査プランを使用して、受入検査を作成します。
検査結果の収集
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受入エージェントとしてログインします。
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「在庫管理」ページのパネル・ドロワーで、「受入の検査」をクリックします。
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「受入の検査」ページでは、受入番号を検索できます。 検索基準に一致するすべての品目が、リストに表示されます。
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「検査」をクリックします。 「明細の検査」ページが開きます。
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品目を選択して「品質結果の入力」をクリックします。 選択した受入番号の「検査」ページが表示されます。
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10%がサンプリング検査レベルなので、合計30個受領したユニットの中から、ランダムに選択された3個のサンプルが表示されます。
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検査結果を入力して、「保存してクローズ」をクリックします。 再び「明細の検査」ページが開き、明細の検査ステータスが受入または拒否として表示されます。 つまり、すべてのサンプルが検査を通過すると、30個の受領ユニットすべてが受け入れられます。 しかし、検査を通過できないサンプルが1つでもある場合は、30個のユニットすべてが自動的に拒否されます。
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他の品目の検査を完了させて、「送信」をクリックします。
ノート: 電子署名と電子レコードを有効にした場合は、インライン受入検査でのみ、承認のために検査処理を送信できます。 「電子署名」ページが開き、検査処理の承認プロセスのステータスを表示できます。