補充プランの予測処理の概要
このトピックでは、補充オーダーの計算前に、需要予測が補充プラン内の個々の作業日に分散され、販売オーダー、移動リクエスト需要および転送オーダー需要によって消費される方法について説明します。
予測処理に関するポイント
補充プランで予測が配分および消費される方法については、次の点に注意してください:
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予測は、同じまたは別の補充プラン、需要プランまたは外部予測スケジュールを介して指定できます。
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補充オーダーが計算される前に、予測は個々の作業日に分散され、販売オーダー、移動リクエスト需要および転送オーダー需要によって消費されます。 したがって、需要の重複は回避されます。
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分散が行われると、非稼働日の予測が集計され、前の稼働日に移動します。
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日次、週次または期間プランニングの時間レベルでは、予測は週単位で分散され、消費されます。
月次プランニング時間レベルでは、予測は数か月以内に分散され、消費されます。
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使用可能なすべてのオープンおよび出荷済の販売オーダー、転送オーダー需要および移動リクエスト需要が週または月内に集計され、予測は週または月の初日から消し込まれます。
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納期超過販売オーダーは、保守「供給ネットワーク・モデル」ページの組織タブの「遅延販売オーダー日数」フィールドの値に従って考慮され、予測を消し込むための計画開始日に移動されます。
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遅延予測は、「供給ネットワーク・モデル」の保守ページの組織タブの「遅延予測日数」フィールドの値に従って考慮されます。 ただし、遅延予測は、現在の週または月の開始からのみ考慮されます。
考慮の期限超過予測はプラン開始日に繰り越され、期日超過総予測メジャーに格納されます。
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分散予測は総予測メジャーに格納され、消費後の最終予測は純予測メジャーに格納されます。
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組織の製造カレンダは、品目とロケーションの組合せの予測処理で使用されます。
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需要タイム・フェンスは補充プランニングではサポートされないため、予測処理では考慮されません。
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売上予想処理機能は、デフォルトで有効になっています。
予測処理のプロセス・フロー
このセクションでは、売上予想処理のプロセスについて説明します。
フロー・チャートに示されているように、予測は、販売オーダー、移動リクエスト需要および転送オーダー需要とともに処理されます。 純予測の計算のために、消費済予測が分散予測から減算されます。 最後に、補充オーダーが計算されます。
