リソース構成表の自動生成
収集された個別の作業定義と品目属性およびリソース属性を使用する自動化されたスケジュール済プロセスを通じて、リソース構成表を生成できます。
「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスを使用して、販売および業務プランの組立品目のプランニング用にリソース構成表を作成します。
販売および業務プランニングにおける供給プランニングの集計では、部品や工順の詳細な構成表は考慮されません。 これは、重要なコンポーネントとリソースに集中するために工順工程を折りたためるリソース構成表を使用して、戦略的なレベルでおおまかな能力計画を実行できるようにします。 このプロセスにより、集計レベルで計画を立てて、販売および業務プランニング・プロセスで戦略的決定を下すことができます。
「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスでは、次のことを行います。
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収集された個別の作業定義データを、工順および品目構造の形式で入力データのプライマリ・ソースとして使用します。
工順は必須入力データです。 「生産資源構成表の作成」プロセスは、部品構成表のみでは実行できません。
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入力データとして「製造場所」およびソースからの「転送元」を含む割当セットを使用します。 たとえば、「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスでは、「製造場所」ソース・ルールを使用して品目レベルまたは製品カテゴリ・レベルのソース割当が使用されます。
割当セットでソース割当を定義します。 販売および業務プランの集計供給プランニングには割当セットが必要です。 データ設定を簡素化するために、Oracleでは、品目レベルではなくカテゴリや組織などの集計レベルで、ソース割当を指定することをお薦めします。 プランニング・プロセスでは、アップストリーム組織で製造された部分組立品の「転送元」ソース・ルールが考慮されます。
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重要コンポーネントおよびボトルネック・リソースを考慮して作業定義の範囲を絞り込み、制約付き供給が戦略的なニーズを満たせることを確認します。
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販売および業務プランに関連付けることができる、出力シミュレーション・セット(プラン入力ではない)の「リソース構成表の集計」表に、リソース構成表のデータを送信します。
「生産資源構成表の作成」プロセスをスケジュール設定または自動化できます。 たとえば、スケジュール済プロセスを自動化するジョブ・セットを定義します。ここでは、「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスの直後にプランのバッチ実行が続きます。
スケジュール済プロセスを発行した後、「スケジュール済プロセス」ページの検索結果で、「生産資源構成表の作成」のプロセスIDに関連付けられているログ・ファイルを参照します。
スケジュール済プロセスが完了したら、出力シミュレーション・セットの「リソース構成表の集計」表を開いて、プロセス出力をレビューおよび変更できます。