対話の目的に応じて、様々な情報共有オプションを使用できます。
1対1の会話は、自分と相手にのみ表示されます。1対1会話に他のメンバーを追加することはできません。1対1会話は、より大きいグループと情報を共有する前の、プライベートなコメントや質問に使用できます。
プライベートの会話は、自分にのみ表示されます。プライベートの会話は、プライベートなメモやコメントの保管に使用したり、他のユーザーと共有する準備が整うまでコンテンツをまとめておくステージング用の場所として使用できます。
メンバーのみの会話は、他のメンバーによって明示的に会話に追加されたユーザーにのみ表示されます。
パブリックな会話はオープン登録式となり、ログインしているユーザーはだれでも参加できます。パブリックな会話では、「参加」ボタンをクリックしてメンバーになるまでは、投稿を表示できても、自分で実際に投稿することはできません。
範囲指定された会話は、最も厳格に制御される会話タイプです。範囲指定された会話は、Oracle Social Networkと統合されたアプリケーションの範囲指定ソーシャル・オブジェクトの下に作成されます。範囲指定ソーシャル・オブジェクトを作成するとき、ユーザーのリストを定義します。その範囲指定ソーシャル・オブジェクトに関する会話に追加する対象として、それらのユーザーのみが適格となります。
注意: ソーシャル・オブジェクトの詳細は、ソーシャル・オブジェクトを参照してください
ソーシャル・オブジェクトのウォールは実際には会話ではありませんが、ここでもユーザーは情報を交換できます。ソーシャル・オブジェクトに参加すると、投稿を表示したり、投稿したり、使用しているOracle Social Networkの同じインスタンスにログインを持つ他のユーザーをウォールに招待できます。
ウォールはソーシャル・オブジェクトの共通領域とみなすことができ、ここでは、アプリケーションにアクセスできないユーザーも特定のソーシャル・オブジェクトについてコラボレーションできます。たとえば、ビジネス・オブジェクトへのアクセス権がない、法務部門の担当者に問い合せる必要があるとします。このような場合、該当するソーシャル・オブジェクトに法務部門の従業員を追加して、ウォール自体または新規会話でオンライン・ディスカッションを開始するだけで済みます。
会話とウォールの違いは何ですか。
まず共通点を知っておくことが有用でしょう。これらはすべてページであり、そこにメッセージや他のタイプのコンテンツを投稿でき、他のメンバーが投稿を読んだり投稿に返信することができます。いずれにおいてもこの情報は保存され、いつでもどこでも再アクセスできます。
会話は、通常、特定のトピックに関するオンライン・ディスカッションです。会話のメンバーシップは制限することも、ソーシャル・ネットワークにログインできるすべての人に公開することもできます。
ウォールは、ビジネス・オブジェクト、グループまたはユーザーに関連付けられたページです。オブジェクトのすべてのメンバーがウォールに投稿したり、他のメンバーの投稿内容を読むことができるため、通常、ここにはお知らせなどの一般的な情報が投稿されます。
ウォールはお知らせに適しており、会話はディスカッションに適しています。つまり、ウォールへの新規投稿は、最新情報を容易に確認できるように最上部に表示され、会話への新規投稿は、ディスカッションを続けるために最下部に表示されます。