監査イベントのタイプ

Oracle Fusion Cloud Applicationsでは、作成、更新および削除の操作に基づいて、トランザクション・イベントにより監査プロセスがトリガーされます。

  • 作成操作 - このイベントは、ビジネス・オブジェクト・データが作成され、データベースに保存されたときに、常に監査アクティビティをトリガーします。監査レポートには、作成されたオブジェクトの名前、オブジェクトを作成したユーザーの名前およびタイム・スタンプが表示されます。

  • 更新操作 - このイベントは、既存のビジネス・オブジェクト・データが更新されたときに、常に監査アクティビティをトリガーします。監査レポートには、オブジェクトの以前の値と更新された値の両方、オブジェクトを更新したユーザーの名前およびタイム・スタンプが表示されます。

  • 削除操作 - このイベントは、既存のビジネス・オブジェクト・データがデータベースから削除されたときに、常に監査アクティビティをトリガーします。監査レポートには、オブジェクト属性に含まれていた最後の値およびオブジェクトを削除したユーザーの名前が表示されます。

これらのイベントによって監査プロセスがトリガーされ、イベント詳細が監査表に保存されます。監査履歴とともに、特定の期間内にオブジェクト・データの変更をトリガーしたイベントを表示できます。ただし、イベントでビジネス・オブジェクトの監査プロセスがトリガーされるようにするには、そのオブジェクトの監査を使用可能にする必要があります。

監査されたオブジェクト・データの属性を参照や外部キーで使用して、監査履歴の値を表示できます。Fusion Applicationsでは、アプリケーションの言語設定ごとの監査情報表示がサポートされています。

Oracle Fusion Middleware製品では、サイン・イン試行の失敗などのイベントがトリガーとして使用されます。監査表がない場合、情報はサンドボックスに保存され、英語でのみ表示されます。

ノート: このトピックでは、Fusion Applicationsで使用可能な作成、更新および削除イベント・タイプを中心に説明します。Oracle Fusion Middleware製品で使用されるイベントの詳細は、Oracle Fusion Middlewareのドキュメントを参照してください。