スケジュールAPI

スケジュールREST APIを実装して、タグを発火するための指示を指定できます。スケジュールにより、コンテナからサードパーティ・タグが発火される場所、時間および対象が指定されます。スケジュールを作成するには、以前に作成したタグ、コンテナおよびターゲットを選択した後、タグの最大ロード時間、優先度およびその他のサービス品質の制御を構成する必要があります。

ノート: ユーザーがOracle Data CloudプラットフォームUIでキャンペーンを作成することはなくなりました。キャンペーン・ワークフローは、オーディエンス・ワークフローの一部になりました。ただし、プラットフォームでは引き続きキャンペーンを使用して、オーディエンス・データ配信を管理できます。キャンペーンは、UIユーザーがオーディエンスを配信する際に自動的に作成されます。APIでは、以前と同様にキャンペーンを作成して使用します。

このトピックの内容  

APIについて知る

次の埋込みI/Oドキュメントを参照して、APIについての理解を深めることができます。I/Oドキュメントでは、各メソッドのパラメータについて説明し、コールのテンプレートを提供しています。ただし、ツールからライブAPIコールを実行することはできません。

次のリンクを新しいタブで開くと、I/Oドキュメントが3つのペインの形式で表示されます。

https://schedules7.docs.apiary.io

このAPIの詳細は、My Oracle Support (MOS)にお問い合せください。

サービスURI

スケジュールAPIのURIは、次のとおりです。

services.bluekai.com/rest/schedules

スキーマ

スケジュールAPIスキーマのURIは、次のとおりです。

services.bluekai.com/rest/schedules.schema

プロパティ

スケジュールのレスポンスには、返される各スケジュールについての次の情報が含まれます。

プロパティ タイプ 説明
createdAt 日付 キャンペーンが作成された時間を示す、ISO 8601の日時書式(yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZ)のタイムスタンプ。例: 2016-06-18T17:46:32-05:00
このパラメータでの問合せおよびソートが可能です。
endDate 日付 スケジュールの実行が停止した時間を示す、ISO 8601の日時書式(yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZ)のタイムスタンプ。例: 2016-08-18T17:00:00-05:00
このパラメータでの問合せおよびソートが可能です。
frequency 整数 periodDaysごとに、各ユーザーに対してタグを発火できるスケジュールの頻度。たとえば、1のfrequencyと30のperiodDaysを指定すると、サードパーティ・タグは、30日の期間内にユーザーごとに1回発火されます。
id 整数 タグ・スケジュールのユニークID。このパラメータでのソートおよび問合せが可能です。
insideIframe ブール セキュリティ強化のためにタグがiframeで発火されるようにスケジュールされている(デフォルトはtrue)か、されていない(false)かを示します。 falseの値は、特殊なコンテナ・タグを必要とするファーストパーティ・ページにタグを直接配置できることを示します。
isAlwaysOn ブール スケジュールが常にオン(true)かどうかを示します。isAlwaysOnがtrue (デフォルト)に設定されている場合、frequencyperiodDaysは無視され、ターゲッティング条件が満たされているかぎり、スケジュールのタグが発火されます。
labels 配列 スケジュールのラベルとして使用されるカンマ区切り文字列のリスト
maxAvgTagExecTime 整数 スケジュールされたタグがレンダリングされるか、タグがシャットダウンされるかの基準となる、最大平均タグ実行時間(ミリ秒)。デフォルト値は5000 (5秒)です。maxAvgTagExecTimeがタグのレイテンシ設定と異なる場合、より制限の厳しい設定が適用されます。たとえば、タグのレイテンシ設定で1000のグローバル最大タグ実行時間が使用されて、maxAvgTagExecTimeが900に設定される場合、900が使用されます。
maxLoadTime 整数 スケジュールされたタグがレンダリングされるか、タグがシャットダウンされるかの基準となる、最大ロード時間(ミリ秒)。maxLoadTimeの値がタグのレイテンシ設定と異なる場合、より制限の厳しい設定が適用されます。たとえば、タグのレイテンシ設定で5000の最大ロード時間が使用されて、maxLoadTimeが6000に設定される場合、5000が使用されます。
name 文字列 タグ・スケジュールの名前。この必須パラメータでソートできます。
note 文字列 スケジュールに対して入力された任意のノート
partner オブジェクト タグに関連付けられているパートナを記述するオブジェクト
periodDays 整数 指定されたfrequencyに使用される日数。たとえば、frequencyが1に設定され、periodDaysが30に設定された場合、サードパーティ・タグは、30日の期間内にユーザーごとに1回発火されます。
priority 整数 発火されるコンテナが複数ある場合に、発火の順序を決定するために使用されるタグ・スケジュールの相対的優先度。値が小さいほど、優先度は高くなります。デフォルト値は100です。
このフィールドでソートできます。
sites 配列 タグが発火されるサイトの名前とIDのリスト 
startDate 日付 スケジュールがアクティブ化された時間を示す、ISO 8601の日時書式(yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZ)のタイムスタンプ。例: 2016-06-18T17:00:00-05:00
この必須パラメータでの問合せおよびソートが可能です。
status 文字列 スケジュールが次のいずれに該当するかを示します。
  • active (デフォルト): スケジュールに基づいてタグを発火できます。
  • creating: スケジュールは、作成処理中です。
  • disabled: スケジュールは保留中で、スケジュールが有効になるまでタグは発火しません。
  • updating: スケジュールは、更新処理中です。
このパラメータでの問合せおよびソートが可能です。
tags 配列 スケジュールによって発火されるタグの名前とIDのリスト
targetPhints 配列

条件付きでタグを発火するために使用されるphintオブジェクトの配列。指定されている場合、各オブジェクトには次のものが含まれます。

  • key
  • value
  • operator: 条件付き演算子。デフォルト値はeq (等しい)です
  • id (オプション): phintのユニークID
phintターゲッティングの詳細は、ターゲットの作成および管理を参照してください。
targetSite オブジェクト スケジュールに関連付けられているサイト・ターゲットについて記述するオブジェクト
サイト・ターゲットの詳細は、ターゲットの作成および管理を参照してください。
targetUser オブジェクト スケジュールに関連付けられているユーザー・ターゲットについて記述するオブジェクト
ユーザー・ターゲットの詳細は、ターゲットの作成および管理を参照してください。
updatedAt 日付 スケジュールが更新された時間を示す、ISO 8601の日時書式(yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZ)のタイムスタンプ。例: 2016-06-18T17:46:32-05:00
このパラメータでの問合せおよびソートが可能です。

スケジュールのリスト

複数のスケジュールを表示するには、GET https://services.bluekai.com/rest/schedulesをコールします

サンプルGETリクエスト: https://services.bluekai.com/rest/schedules?size=5&offset=0

スケジュールのGET

スケジュールのIDを所有している場合は、GET https://services.bluekai.com/rest/schedules/<id>をコールすることによって、その情報をリクエストできます

スケジュールの作成

タグ・スケジュールを作成するには、POST https://services.bluekai.com/rest/schedulesをコールして、リクエスト本文でその必須プロパティを指定します。

スケジュールの更新

特定のスケジュールを更新するには、PUT https://services.bluekai.com/rest/schedules/<id>をコールして、リクエスト本文で更新対象のプロパティを指定します。

一括更新

複数のスケジュールを更新するには、PUT https://services.bluekai.com/rest/schedulesをコールして、スケジュール・オブジェクトの配列を含むリクエスト本文を指定します。

レスポンスのエラー

エラー・メッセージの最新のリストについては、https://services.bluekai.com/rest/schedules.errors?bkuid=bkUserID&bksig=SignedStringをコールしてください

キャンペーン・リクエストに問題がある場合、レスポンスでは次のいずれかのエラー・メッセージが使用されます。

コード エラー・メッセージ
BK-10001 Could not find resource for the specified path
BK-10002 Bad query parameters
BK-10003 Invalid JSON input
BK-10004 Input JSON does not pass schema validation
BK-10005 Input JSON contains bad property
BK-10006 Input JSON has missing properties
BK-10007 Input JSON has bad property that does not match min length requirement
BK-10008 Input JSON has bad property that does not match max length requirement
BK-10009 Not enough privileges to access requested resource
BK-10010 The request could not be completed by the service due to malformed data or syntax
BK-10011 Incorrect sorting parameter
BK-10012 Additional properties detected.Schema does not allow extra properties to be present
BK-10013 Incorrect expand parameter
BK-10014 Incorrect q query parameter syntax
BK-10015 Property has unacceptable/bad format
BK-10016 Property value does not appear on the list of acceptable values
BK-10017 Array must not contain duplicate entries
BK-38001 Schedule was not found
BK-38002 Schedule status is invalid
BK-38003 Tag was not found
BK-38004 Site was not found
BK-38005 Target was not found

関連するAPIコール

次に、通常、スケジュールAPIを使用する前に実行するAPIコールを示します。

スケジュールAPIの前 ユースケース
コンテナAPI Oracle Data Cloudプラットフォームでサイトを作成および管理します。コンテナでは、デスクトップおよびモバイル・サイトのサードパーティ・タグを管理し、DMPにプッシュされるユーザー・データを収集します。

さらに学ぶ

日付書式

タグのスケジュール