A/Bテスト・グループの使用方法

A/Bテストを使用して、オーディエンスについてクリエイティブ・メディアの効果を測定できます。2つの別個のオーディエンスで異なるメディアをテストして、そのレスポンスを評価します。A/Bテストでは、相互に排他的な2つの別個のオーディエンスを作成する必要があります。たとえば、広告の2つのバージョンをテストするには、2つのテスト・グループを作成し、それぞれに別個のクリエイティブ・バージョンを表示する必要があります。2つのオーディエンスを相互に排他的にすると、オーディエンス間に重複がないため、テストの結果にあいまいさがなくなります。

Oracle Data Cloudタクソノミには、A/Bテストを容易にするために12の事前構成済カテゴリが用意されています。テスト・カテゴリには、プラットフォーム・ユーザー・プロファイル・ストア内のすべてのユーザーが含まれ、タグ付けされて重複することなく12のグループにランダムに分割されます。A/Bテスト・カテゴリはファーストパーティ・データでもサードパーティ・データでもありませんが、オーディエンス・ビルダーの「Data Marketplace」タクソノミ・バケットに表示されます。

テスト・カテゴリを使用するには、2つのオーディエンスを作成し、それぞれにテスト・カテゴリとともに少なくとも1つの非テスト・カテゴリを含めます。たとえば、自動車製造業者として、新しい広告キャンペーンの効果をテストするとします。最初に、「Segment 1」で、Audiences by Oracle › Auto, Cars and Trucks › In-Marketカテゴリを含むオーディエンスを作成できます。次に、A/Bテスト・カテゴリのうちの6つを含む2つ目のセグメントを作成します。テスト・カテゴリは同じセグメントにあるため、OR関係があります。一方、2つのセグメントにはAND関係があります。したがって、ユーザーがオーディエンスとして適格となるためには、「In-Market」カテゴリおよび6つのテスト・カテゴリのいずれかに属している必要があります。次のスクリーンショットは、オーディエンスの構成を示しています。

次に、6つのテスト・カテゴリの2つ目のセット(「Group 07」から「Group 12」)が含まれることを除いて、同じ構成の2つ目のオーディエンスを作成します。

これで、重複がない2つのオーディエンスが作成されました。これらのオーディエンスをダウンストリームのパートナに配信し、インプレッション、クリックまたは他の要素を測定して広告キャンペーンの効果をテストできます。

重要:A/Bテスト・カテゴリのみに基づくオーディエンスを配信することはできません。それらをオーディエンスで使用するには、AND関係を確立するために、別個のセグメントに少なくとももう1つのカテゴリを含める必要があります。テスト・カテゴリのみを含むオーディエンスを保存しようとすると、エラー・メッセージが表示されます。