Responsys電子メール・マーケティング・データのアクティブ化

Oracle Data CloudをResponsysとインテグレーションすると、電子メール・マーケティング・データのクロスチャネル活用をスマートかつシームレスに実行できるようになります。このインテグレーションを使用すると、Responsysクロスチャネル・マーケティング・ソリューション内でわずか数回のクリック操作を行うだけで、コンタクトをセグメント化してOracle Data Cloudのプラットフォーム・カテゴリに分類し、DMPに直接インポートできるようになります。Responsys電子メール・マーケティング・データがDMPにオンボーディングされたら、Oracle Data Cloudの複数のインテグレーション型メディア実行プラットフォームに配信できるようになります。たとえば、登録解除を行ったユーザーを再登録オファーのターゲットにしたり、無駄なインプレッションを回避するために電子メールに応答した人とコンバータをターゲッティングから除外したり、価値があるが、電子メールに応答しない人を、最適化されたディスプレイ広告や検索連動型広告、サイトコンテンツのターゲットにしたりできます。

概して、インテグレーションには次のメリットがあります。

  • クロスチャネルの活用による、よりスマートなカスタマ・メッセージング。電子メール・マーケティング・データを使用して、ディスプレイ、検索、ソーシャル、最適化、モバイルなどのチャネルで、顧客のエクスペリエンスをインテリジェントにカスタマイズします。
  • マーケティング費用の効率的な使用。すべてのチャネルで、適切なタイミングと頻度でコンタクトにリーチするようになります。
  • ルックアライク・モデリング。組込みのモデリング・アプリを使用して、最も好ましい電子メール開封者およびクリック者と行動が似ている高価値ユーザーを検索できます。
  • 合理化されたワークフロー。わずか数回のクリック操作で、Responsysクロスチャネル・マーケティング・ソリューションをDMPにリンクできます。

ResponsysデータをDMPにインポートできるように、コンタクトがResponsysベースの電子メール・マーケティング・メッセージを(OutlookやYahoo Mailなど、サードパーティCookieをサポートする電子メール・クライアントで)開封したり、ランディング・ページにアクセスしたときに、それらのコンタクトに対してIDスワップが実行されます。このIDスワップにより、コンタクトのハッシュ化された電子メール・アドレス(oHash)がプラットフォームに送信されると、ハッシュがコンタクトの匿名化された一意のユーザーID (BKUUID)にマッピングされます。Oracle Data Cloudプラットフォーム・アクティビティをResponsysプログラムに追加し、それを使用してResponsysセグメントをOracle Data Cloudのプラットフォーム・カテゴリに分類します。コンタクトがResponsysプログラムを通過すると、電子メール・ハッシュおよびResponsysセグメント属性を使用してユーザー・データAPIがコールされます。属性はコンタクトのBKUUIDにマッピングされ、コンタクトはカテゴリおよびプラットフォームに追加されます。その後、Oracle Data Cloudプラットフォームでオーディエンスを作成し、Responsysのコンタクトを数百ものメディア実行プラットフォームに配信できます。

次の図は、インテグレーションのワークフローを示しています。

ResponsysとOracle DMPのインテグレーションに伴う4つのステップ (IDスワップ、DMPでのResponsysセグメントの分類、DMPへのResponsysセグメントのインポート、Responsysセグメントのアクティブ化)を示すイメージ

インテグレーションの詳細は、次のリソースを参照してください。

  • ビデオについては、ここをクリックしてください。
  • インタラクティブなデモについては、ここをクリックしてください。

インテグレーションをインストールして有効にする方法については、このドキュメントの残りのステップに従ってください。

ステップ1: Responsysへのデータ管理プラットフォーム・アプリのインストール

ResponsysにDMPアプリをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Data Cloudアカウント・マネージャに連絡してインテグレーションをリクエストし、Match MultiplierとプライベートoHashプールのいずれを使用するかを指定します。

    • Match Multiplier。Match Multiplierでは、プラットフォームに送信したoHashとOracle Data Cloudで保守されている大規模なoHashプールを利用して、Responsysのコンタクトと匿名オンライン・プロファイルが照合されます。Match Multiplierを使用する場合は、契約にMatch Multiplier Cloud Service SKU ($0のSKU)が追加されます。SKUとその注文書以外に、Match Multiplierに付随する機会、権利およびライセンスについて法律、ポリシー、運用の観点でまとめたクラウド・サービス情報を受け取ります。
    • プライベートoHashプール。かわりに、プライベートoHashプールをリクエストして、oHashのみを使用してデータをオンボーディングできるようにすることもできます。プライベートoHashプールを使用した場合、自分のoHashには他のクライアントはアクセスできませんが、Match MultiplierプールでoHashを活用できません。

  2. OracleからResponsysプラットフォームのOracle Data Cloudプラットフォーム・アプリへのアクセス権が付与されたら、これらのステップに従ってResponsysアカウントをDMPにリンクします。

    1. サイド・ナビゲーション・バーで「アカウント」をクリックします。

    2. 「インテグレーション設定」「DMP設定」を選択します。

    3. ログイン・ページが表示されたら、Oracle Data Cloudプラットフォームのユーザー名とパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

      ログインに失敗し、500 Internal Server Errorメッセージが表示された場合は、Oracle Data Cloudアカウント・マネージャに連絡します。

    4. 「Authorize」をクリックして、カテゴリとプラットフォームの作成、分類ルールの作成およびユーザー・データAPIのコールがResponsysによって自動的に行われるようにします。

      「Authorization Required」ページを示すイメージ。

    5. アカウントがリンクされたことを示す確認メッセージが表示されたら、「Close」をクリックします。

    6. ステップ3: DMPアクティビティを使用したResponsysセグメントの分類の説明に従って、DMPアクティビティをキャンペーンに追加できるようになります。ただし、Responsysプログラムをアクティブ化するには、事前にいくつかの追加構成を作成する必要があります。このプロセスには約1週間かかります。この間、キャンバスにアプリを追加して構成できますが、アカウント・マネージャから許可が得られるまでキャンペーンをアクティブ化しないでください。

  3. ResponsysインスタンスでIDスワップがアクティブ化されます。これに伴って、電子メール・マーケティング・メッセージ内のイメージにIDスワップ・タグが自動的に追加され、ResponsysでホスティングされているマイクロサイトにIDスワップの実行に使用されるResponsysトラッキング・スクリプトが追加されます(外部でホスティングされている独自のランディング・ページからのIDスワップを計画している場合は、ステップ2: ResponsysのIDスワップの構成の説明に従って、Responsysトラッキング・スクリプトをランディング・ページに手動で追加する必要があります)。

ステップ2: ResponsysのIDスワップの構成

DMPでResponsysデータをアクティブ化するには、事前に電子メール開封者、電子メール・クリック者およびフォーム送信者に対してIDスワップを実行する必要があります。IDスワップを実行することにより、プラットフォームでコンタクトのハッシュ化された電子メール・アドレスを匿名オンライン・プロファイル(一意のユーザーIDまたはBKUUIDとも呼ばれる)にリンクできるようになります。このリンクが作成されたら、コンタクトがResponsysプログラムを通過するときに、コンタクトの属性をOracle Data Cloudプラットフォーム・タクソノミ内のカテゴリにマッピングできるようになります。

次のリストは、IDスワップを実行できる各種シナリオとそれらのシナリオでIDスワップを設定するために必要なステップを示しています。

    電子メールの開封。(自動。ステップは不要)コンタクトがResponsysベースの電子メール・マーケティング・メッセージをOutlookやYahoo Mail (またはサードパーティCookieをサポートするその他の電子メール・クライアント)で開封すると、SHA-256 (e_id_s)およびMD5 (e_id_m) oHashがResponsysデータベース内で検索され、IDスワップ・ピクセルに渡されます。その後、IDスワップ・ピクセルからプラットフォームにoHashが送信されます。IDスワップ・ピクセルはResponsysにより電子メール・マーケティング・メッセージのフッターにあらかじめデプロイされているため、追加のステップは不要です。

    IDスワップ・ピクセルの構文は、次のとおりです。

    https://stags.bluekai.com/site/{BK Id swap site ID}e_id_s={oHash}&e_id_m={oHash}

    IDスワップをサポートする電子メール・クライアント: OutlookおよびYahoo Mail

    電子メール開封時のIDスワップは、OutlookやYahoo Mailなど、サードパーティCookieをサポートする電子メール・クライアントを使用しているか、電子メールをHTMLで閲覧した場合にのみ実行されます。IDスワップは、GmailやHotmailなど、サードパーティCookieをサポートしない電子メール・クライアントを使用しているか、電子メールをプレーン・テキストで閲覧した場合には実行されません。したがって、マッチ率を高め、DMPにオンボーディングできるResponsysデータの量を最大化するために、次の箇条書きで説明するクリック・スルー時のIDスワップを有効にすることをお薦めします。


  • 電子メールのクリック・スルー。コンタクトがリンクをクリックしてランディング・ページにアクセスすると、oHashが検索され、ランディング・ページURLの問合せ文字列に追加されます。ランディング・ページが開くと、ランディング・ページに追加したコードに基づいて問合せ文字列からoHashが抽出され、サイト上のタグに渡されます。その後、タグが発火されて、oHashがプラットフォームに送信されます。クリック・スルー時のIDスワップの有効化を参照してください。

  • フォーム送信。サポートされている2つのフォーム送信シナリオのいずれかを使用できます。Responsysフォーム送信およびWebページでのOracle Data Cloudコア・タグを使用したフォーム送信を参照してください。

クリック・スルー時のIDスワップの有効化

クリック・スルー時のIDスワップを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. ユーザーが電子メール・メッセージ内のリンクをクリックしたときにグローバルにランディング・ページURLの問合せ文字列にoHashが渡されるようにするには、これらのステップに従います:

    1. 左側のサイドバーで「アカウント」をクリックします。

    2. 「キャンペーン管理」「外部トラッキング・パラメータ設定」を選択します。

      または、「キャンペーン管理」を選択し、「外部」を検索して「外部トラッキング・パラメータ設定」をクリックします。

    3. 新規キャンペーンに使用可能な外部トラッキング・パラメータe_id_sおよびe_id_mが表示されていることを確認します。

      「名前」、「必須」、「値」および「Action」列で構成される新規キャンペーンに使用可能な外部トラッキング・パラメータ表を示すイメージ。

    4. これらの値が表示されていない場合は、「パラメータの追加」をクリックし、名前としてe_id_s、値として${EMAIL_SHA256_HASH_}をそれぞれ入力し、「必須」チェック・ボックスの選択を解除し、「保存」および「完了」をクリックします。MD5 oHashに対してもこれを繰り返します(名前はe_id_s、値は${EMAIL_MD5_HASH_}です)。

      周囲のテキストで説明しているフィールドを含む「新規キャンペーンの外部トラッキング・パラメータを追加する」ダイアログを示すイメージ。

  2. 個々の電子メール・キャンペーンごとにランディング・ページURLの問合せ文字列にoHashが渡されるようにするには、これらのステップに従います:

    1. 電子メール・キャンペーン・エディタを開き、「詳細」→「リンク・トラッキング」を選択します。

      「詳細」→「リンク・トラッキング」メニューの場所を示すイメージ。

    2. 「外部トラッキング」をクリックします。

      「外部トラッキング」が強調された「リンク・トラッキング」ダイアログ・ボックスを示すイメージ。

    3. 「外部トラッキング」「オン」に切り替え、「e_id_s」および「e_id_m」チェック・ボックスを選択し、「完了」をクリックします。電子メール・キャンペーンを保存します。

      周囲のテキストで説明しているパラメータの表を含む「外部トラッキング」ダイアログ・ボックスを示すイメージ。

  3. アカウント・マネージャに連絡して、IDスワップ・サイトIDを取得します。このIDは、次のステップでJavascriptコードに渡します。

  4. 顧客がクリック・スルーによってアクセスするWebページ(一般にチェックアウト・ページおよび注文確認ページを除くすべてのページ)ごとに、ランディング・ページURLからoHashを取得してページ上のIDスワップ・タグに渡すJavascriptコードを追加します。次の例は、Match Multiplierを使用する場合とプライベートoHashプールを使用する場合の両方のサンプル・コードを示しています。(これらのサンプル・コードは説明を目的としたものであり、実際に使用できるわけではありません。実際に使用するコードについては、各自で実装する必要があります。)bk_idSwap_site_idプレースホルダは、実際のIDスワップ・サイトIDに置き換えてください。

    次のコードは、Match Multiplierを使用する場合にoHashを解析して渡すためのJavascriptコードを示しています。

    <script type="text/javascript">
     
    //look for e_id_s parameter in query string
    var arr = document.URL.match(/e_id_s=([a-z0-9]+)/)
     
    //set e_id_s_value variable and pass into ID swap tag
    if (arr !== null) {
        var e_id_s_value = arr[1];
        document.write('<IMGSRC="https://stags.bluekai.com/site/{bk_idSwap_site_id}?e_id_s=' + e_id_s_value + '"HEIGHT="1" WIDTH="1">');
    }
    </script>

    次のコードは、プライベートoHashプールを使用する場合にoHashを解析して渡すためのJavascriptコードを示しています。

    <script type="text/javascript">
     
    //look for e_id_s parameter in query string
    var arr = document.URL.match(/e_id_s=([a-z0-9]+)/)
     
    //set e_id_s_value variable and pass into ID swap tag
    if (arr !== null) {
        var e_id_s_value = arr[1];
        document.write('<IMGSRC="https://stags.bluekai.com/site/{bk_idSwap_site_id}?e_id_s{bk_idSwap_site_id}=' + e_id_s_value + '"HEIGHT="1" WIDTH="1">');
    }
    </script>

Responsysフォーム送信

ユーザーがResponsysでホスティングされているフォームを送信すると、ユーザーの電子メール・アドレスがランディング・ページに渡され、oHashに変換されてからIDスワップ・タグに渡されます。

Responsysでホスティングされているフォームに対してIDスワップを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Responsysフォームに入力HTMLタグを追加し、"EMAIL_ADDRESS_"という名前を付けます。

    <form>
     <strong><label>Email Address:&nbsp;&nbsp;</label></strong>
     <input name="EMAIL_ADDRESS_" type="text" /><br /> <label>&nbsp;&nbsp; </label>
     <input name="Submit" type="submit" />
    </form>
  2. フォームをResponsysランディング・ページにリンクして、ユーザーがフォームを送信したときにそのランディング・ページが表示されるようにします。そのためには、「フォーム・ルール」「ドキュメント」の順にクリックし、ランディング・ページを選択します。

    ランディング・ページが選択されたResponsysメイン画面を示すイメージ。

  3. 次のコードをランディング・ページに追加します。このコードは、ユーザーが入力した電子メール・アドレスを検索し、それを正規化して変数(normalizedEmailなど)に格納するためのものです。

    $setvars(normalizedEmail, escapecommas(cond(le(indexof(lookup(EMAIL_ADDRESS_),+,0),indexof(lookup(EMAIL_ADDRESS_),@,0)),cond(eq(indexof(lookup(EMAIL_ADDRESS_),+,0),-1),lookup(EMAIL_ADDRESS_),   concat(substring(lookup(EMAIL_ADDRESS_), 0, indexof(lookup(EMAIL_ADDRESS_),+,0)), substring(lookup(EMAIL_ADDRESS_), indexof(lookup(EMAIL_ADDRESS_),@,0), stringlength(lookup(EMAIL_ADDRESS_))))),lookup(EMAIL_ADDRESS_))))$
  4. アカウント・マネージャに連絡して、IDスワップ・サイトIDを取得します。このIDは、次のステップでJavascriptコードに渡します。

  5. 次のコードをランディング・ページに追加します。このコードは、正規化した電子メールをoHashに変換してからIDスワップ・タグに渡すためのものです(Match Multiplierを使用する場合とプライベートoHashプールを使用する場合の両方のコードを紹介しています)。bk_idSwap_site_idプレースホルダは、実際のIDスワップ・サイトIDに置き換えてください。

    次のコードは、Match Multiplierを使用する場合に電子メールをハッシュ化してoHashをIDスワップ・タグに渡す方法を示しています。

    <!--Start BK pixel-->
        <img src="https://stags.bluekai.com/site/{bk_idSwap_site_id}?e_id_s=$securedigestashex(lookup(normalizedEmail),SHA-256)$&amp;e_id_m=$securedigestashex(lookup(normalizedEmail),MD5)$" height="1" width="1" alt="" />
    <!--End BK pixel-->

    次のコードは、プライベートoHashプールを使用する場合に電子メールをハッシュ化してoHashをIDスワップ・タグに渡す方法を示しています。

    <!--Start BK pixel-->
        <img src="https://stags.bluekai.com/site/{bk_idSwap_site_id}?e_id_s{bk_idSwap_site_id}=$securedigestashex(lookup(normalizedEmail),SHA-256)$" height="1" width="1" alt="" />
    <!--End BK pixel-->

WebページでのOracle Data Cloudコア・タグを使用したフォーム送信

ユーザーが各自のコンタクト情報を含むフォームを送信すると、Webページ上のOracle Data Cloudコア・タグに基づいてユーザーの電子メール・アドレスと電話番号が正規化されます。その後、MD5ハッシュおよびSHA-256ハッシュによって暗号化され、両方のハッシュがプラットフォームに送信されます。

電子メール・アドレスをOracle Data Cloudコア・タグに渡してoHashをプラットフォームに送信する手順は、次のとおりです。

  1. アカウント・マネージャに連絡して、IDスワップ・サイトIDを取得します。このIDは、次のステップでJavascriptコードに渡します。

  2. 次のコードをWebページに追加します。このコードは、未加工の電子メール・アドレスを収集してOracle Data Cloudコア・タグに渡すためのものです。(Match Multiplierを使用する場合とプライベートoHashプールを使用する場合の両方のコードを紹介しています)。bk_idSwap_site_idプレースホルダは、実際のIDスワップ・サイトIDに置き換えてください。

    Match Multiplierを使用する場合のWebページ・フォーム上のOracle Data Cloudコア・タグ:

    <!-- jQuery -->
    <link rel="stylesheet" href="//code.jquery.com/ui/1.11.1/themes/smoothness/jquery-ui.css">
    <script src="//code.jquery.com/jquery-1.11.1.js"></script>
    <script src="//code.jquery.com/ui/1.11.1/jquery-ui.js"></script>
     
    <form id="myform">
        <label>Email Address:</label><input type="email" name="email" placeholder="name@domain.com" autocomplete="on"><br>
        <input type="submit" value="Submit" id="submitButton"><br><br>      
    </form>
     
    <!--Begin Oracle Data Cloud core tag -->
    <iframe name="__bkframe" height="0" width="0" frameborder="0" src="javascript:void(0)"></iframe>
    <script type="text/javascript" src="http://tags.bkrtx.com/js/bk-coretag.js"></script>
    <script type="text/javascript">
        $(function() {
            $("#tabs").tabs();
            $('#myform').on("submit", function(event) {
                event.preventDefault();
                bkCoreTag();
            });
        });
        function bkCoreTag() {
            var email = $('#myform input[name="email"]').val();
            bk_addEmailHash(email);
            bk_doJSTag(bk_idSwap_site_id, 1);
        }
    </script>
    <!--End Oracle Data Cloud core tag -->

    プライベートoHashプールを使用する場合のWebページ・フォーム上のOracle Data Cloudコア・タグ:

    <!-- jQuery -->
    <link rel="stylesheet" href="//code.jquery.com/ui/1.11.1/themes/smoothness/jquery-ui.css">
    <script src="//code.jquery.com/jquery-1.11.1.js"></script>
    <script src="//code.jquery.com/ui/1.11.1/jquery-ui.js"></script>
     
    <script src="http://www.bkrtx.com/js/bk-coretag.js"></script>
     
    <form id="myform">
        <label>Email Address:</label><input type="email" name="email" placeholder="name@example.com" autocomplete="on"><br>
        <input type="submit" value="Submit" id="submitButton"><br><br>
    </form>
     
     
    <script type="text/javascript">
        $(function() {
            $("#myform").submit(function(event) {
            event.preventDefault();
                var email = $('#myform input[name="email"]').val();
                if (email) {
                    BKTAG.util.normalizeEmail(email);
                    BKTAG.addHash('e_id_m{bk_idSwap_site_id}', 'e_id_s{bk_idSwap_site_id}', email)
                     
                    //pass your BlueKai site ID and the pixel limit:
                    bk_doJSTag(bk_idSwap_site_id, 1);
     
                } else {
                    alert('Please enter a valid email and/or phone');
                }
            });
     
        });
    </script>

ステップ3: DMPアクティビティを使用したResponsysセグメントの分類

Responsysプログラムのプラットフォーム・アクティビティを使用してResponsysセグメントを分類し、それらをOracle Data Cloudにインポートできます。このアプリを使用すると、新規カテゴリおよびプラットフォームを作成するか、既存のカテゴリおよびプラットフォームを選択し、それらをOracle Data Cloud分類ルールによってResponsysセグメント(電子メール開封者や電子メール・クリック者など)にリンクできます。コンタクトがアプリに流入すると、Responsysセグメントベースの属性を使用してプラットフォームがコールされ、分類ルールに基づいてコンタクトがOracle Data Cloudプラットフォーム・タクソノミ内のカテゴリにマッピングされます。

タクソノミ内でResponsysデータを分類するための戦略は主に2つあります。これらの戦略の一方または両方を使用できます。

  • 特定の電子メール・キャンペーンのエンゲージメント・アクティビティを個別に分類します。たとえば、バレンタイン・デー、ワールド・カップおよび旧正月の電子メール・キャンペーン開封者、クリック者および登録解除者を分類できます。これは、リターゲッティング・キャンペーンからサイトのコンバータを除外して、最適化されたサイト・コンテンツを使用して、そのコンバータに対してアップセルおよびクロスセルを行う場合に便利です。さらに、これによって、デスクトップとモバイル・デバイスで、電子メール・キャンペーンの登録解除者をリターゲットできます。
  • 通常のエンゲージメント・アクティビティを分類します。たとえば、電子メール開封者、電子メール・クリック者、登録解除者およびフォーム送信者を分類できます。これは、ルックアライクを見つけるためにコンバータをモデリングする場合に便利です。

    「Responsys」タクソノミが選択されたOracle Data Cloudプラットフォームの「My Taxonomy」画面を示すイメージ。

Responsysプログラムのプラットフォーム・アクティビティを使用する手順は、次のとおりです。

  1. Responsysプログラムで、「データ管理プラットフォーム」アクティビティ・アイコン()をクリックしてキャンバス上にドラッグします。

  2. DMPアクティビティをキャンバス上の他のノードに接続します。この例では、電子メール開封者が「データ管理プラットフォーム」アクティビティに渡されています。

    DMPアクティビティを含むワークフローが表示されたResponsys Program Designer画面を示すイメージ。

  3. 「データ管理プラットフォーム」アクティビティをダブルクリックし、オプションでアクティビティ名を変更してから、「カテゴリの選択」をクリックします。

    周囲のテキストで説明しているフィールドを含む「データ管理プラットフォーム」ダイアログ・ボックスを示すイメージ。

    「BlueKai Data Classification」ページが開きます。かわりにプラットフォームのログイン・ページが開いたら、最初にシートにログインする必要があります。

    「データ管理プラットフォーム」アクティビティを初めて開いた場合は、画面上のチュートリアルに従ってアクティビティを使用できます。完了したら、「次回から表示しない」チェック・ボックスを選択し、了解をクリックして、次にアプリを開いたときにこのチュートリアルをスキップできます。

    「カテゴリの選択」ダイアログ・ボックスを示すイメージ

  4. Responsysのコンタクトを既存のカテゴリに分類するには、これらのステップに従います:

    1. タクソノミ内のカテゴリを参照するか、上部の検索ボックスにカテゴリ名(全体または一部)を入力して検索します。

    2. Responsysセグメントを追加する各カテゴリおよびプラットフォームに対応するチェック・ボックスを選択します。

    3. 左下隅の「Categories Selected」フィールドに、Responsysセグメントを追加するカテゴリおよびプラットフォームの数が表示されます。

  5. 新規カテゴリを作成し、Responsysのコンタクトをそのカテゴリに分類するには、これらのステップに従います:

    1. Self-Classificationツリーの親ノードを参照します。新規カテゴリは、このノードの下位にのみ追加できます({DMP name} - Private DMPという名前の管理対象ノードの直下に新規カテゴリを作成することはできません)。

    2. 新規カテゴリ(子ノード)を追加するカテゴリ(親ノード)で「+ Add Child」をクリックします。

    3. 選択した親ノードの下に新しいカテゴリが追加されます。この新規カテゴリからResponsysセグメントを削除するには、チェック・ボックスの選択を解除します。

      重要:左下隅の「Categories Available」フィールドには、Responsysセグメント用に作成したカテゴリを含め、作成可能なカテゴリおよびプラットフォームの数が表示されます。

    4. 新規カテゴリをダブルクリックし、そのカテゴリに分類されるユーザーの属性を表すわかりやすい名前("Email Openers"や"Email Clickers"など)を入力し、緑色のチェック・マークをクリックして作成します。

    5. 新規カテゴリに対応するチェック・ボックスを選択して、Responsysのコンタクトをそのカテゴリにマッピングします。

    6. 「Save」をクリックして新規カテゴリを作成し、さらに、Responsysのコンタクトを選択したカテゴリにマッピングする分類ルールを作成します。

      Self-Classificationルールの構文では、サイトIDが{Oracle Data Cloud site ID}で、アプリ・インスタンスが{DMP AppInstance ID}である場合に、ユーザーを選択したカテゴリに追加するように指定します。サイトID (この例では52581)は、プラットフォーム・アプリをインストールしたときに自動的に作成されます。アプリ・インスタンスの値は、プログラム内のデータ管理プラットフォーム・アプリのユニークIDを表します(下図の分類ルールでは、アプリ・インスタンスIDはE4905r-th02-xtTIvPXArPfrtC0gnsDMbnS6jL4BeCpAです)。たとえば、この例では、電子メールを開封したResponsysのコンタクトをOracle Data CloudプラットフォームのEmail Openersカテゴリに分類するSelf-Classificationルールが作成されます。

      周囲のテキストで説明しているSelf-Classificationルールを示すイメージ。

    7. 右上隅にある「x」をクリックすることでダイアログを閉じてResponsysプログラム・キャンバスに戻り、「完了」をクリックします。

  6. ステップ2から5を繰り返して別のOracle Data Cloudプラットフォーム・アクティビティをキャンバスに追加し、Responsysセグメントをアクションに基づいて異なるカテゴリおよびプラットフォームに分類します。

  7. プラグラムを公開する場合は、分類ルールがプラットフォームに作成されるまで、少なくとも3時間待ちます。ルールの準備が整っていない状況で公開すると、Responsysのコンタクトがアプリに流入したときに、選択したカテゴリおよびプラットフォームに分類されなくなります。

  8. 3時間経過したら、ツールバーの「公開」をクリックしてから、「公開」をクリックしてResponsysプログラムの実行を開始します。

    「公開」が強調されたアクティビティ・ワークフロー・ページを示すイメージ。

  9. コンタクトが「データ管理プラットフォーム」アクティビティに流入すると、コンタクトのハッシュ化された電子メール・アドレスおよびResponsysセグメントベースの属性を使用してユーザー・データAPIがコールされます。Oracle Data Cloud分類ルールに基づいて、ステップ4で作成/選択したカテゴリおよびプラットフォームに属性がマッピングされ、それらのカテゴリがコンタクトの匿名オンライン・プロファイルに追加されます。ResponsysデータはOracle Data Cloudプラットフォームですぐにアクティブ化できるようになります。

  10. Responsysカテゴリ内の現在のユーザー・インベントリをチェックして、インベントリが増えていることを確認するには、Oracle Data Cloudプラットフォームで次のことを行います。

    1. DMPのInventory Trendレポートを使用して、カテゴリごとのインベントリ量が毎日増えていることを確認します。Inventory Trendレポートでは、新規ユーザーとすべての一意のユーザーの両方について、1日間隔で、過去の毎日のインベントリが表示されて、ビジュアル化されます。レポートは前日のインベントリ・データで毎日更新され(GMTの午後12時頃)、サンプリングされません。

    2. DMPでオーディエンス・ビルダーを使用して、現在の構成に基づくカテゴリ内の一意のユーザーの推定数を表示します。インベントリ・データは、毎日GMTの深夜0時頃に更新され、1/8のレートでサンプリングされます。

ステップ4: Oracle Data CloudプラットフォームでのResponsysセグメントのアクティブ化

ResponsysセグメントがDMPにインポートされたら、それらのセグメント表すカテゴリをターゲット・オーディエンスに追加し、メディア実行プラットフォーム全体にResponsysセグメントを配信できます。次に、使用できるデータ・アクティブ化ソリューションの一部を示します。

  • リターゲッティング。DMPとインテグレートされた数百ものメディア実行プラットフォームにResponsysデータを配信し、メールに応答しないユーザーを他のチャネル経由でコンバージョンさせることができます。これにより、好まれるチャネルでエンゲージメントを構築することで、顧客のコンバージョンを増やし、潜在的な見込み客を維持しながら、コンバータをターゲッティングから除外して、無駄な広告の支出を削減できます。
  • サイト最適化。DMPとインテグレートされたMaxymiserなどのサイト最適化プラットフォームを使用すると、高価値顧客向けにパーソナライズしたコンテンツや広告を表示できます。これにより、以前に購入した製品ではなく、アップグレードまたは無料の製品(アップセルとクロスセル)に関連するメッセージをコンバータに表示できます。
  • ルックアライク・モデリング: Oracle Modeling 360を使用すると、DMPにインポートしたResponsysセグメントをモデリングして、最も好ましいコンタクトと行動が類似する高価値ユーザーを識別できます。これにより、最も好ましい顧客に似ている見込み客を迅速かつ効率的に識別し、これらの見込み客でターゲット・オーディエンスのリーチを拡大できます。

    Modeling 360は、Oracle Data Cloudプラットフォーム内の自動セルフサービス・モデリング・ソリューションであり、個別のモデル・リクエストをOracleに直接送信することで使用できます。モデル・リクエストには、モデリング対象のResponsysセグメント(シグナル・オーディエンス)、シグナル・オーディエンスでユーザーをランク付けするために使用されるカテゴリのグループ(プロファイル入力)およびモデル・リクエストの調整指示(カスタム・ルックアライク・モデルではOracle Data Cloudのユーザー数の上位0-1%、1-5%、6-10%を対象とするなど、返されるデータの粒度など)が含まれます。

    Modeling 360では、モデル・リクエストを受信した後、シグナル・オーディエンスの属性に対する一致度に従い、プロファイル内のユーザーにスコアとスタック・ランクを付け、1週間以内に、ルックアライクの上位のパーセンテージを新しいカテゴリとしてタクソノミに追加します。これにより、ターゲッティング、分析および最適化のために、複数のメディア実行プラットフォームをまたいでルックアライクを配信できます。