Taxonomy Manager

Taxonomy Managerを使用すると、タクソノミの保守と更新を完全にコントロールできます。ファーストパーティ・タクソノミ(プライベートまたはSelf-Classificationツリー)の任意の部分にカテゴリを追加してから、それらのカテゴリにオンライン、オフラインおよびモバイル・データをマッピングするルールをシームレスに作成できます。UIを使用してタクソノミ更新を1つずつ行うことも、ファイルをアップロードして更新をバッチ処理することもできます。


このトピックの内容

 

タクソノミおよび分類の概要

タクソノミは、複数のカテゴリで構成される階層ツリー構造です。カテゴリは、行動や属性が似ているユーザー・プロファイルのグループです。たとえば、カテゴリの例としては、コーヒー党、ビデオ・ゲーマー、スマートフォン購入者、旅行好きなどがあります。phintと呼ばれるキーと値のペアに基づくルールを使用して、Webサイト、モバイル・アプリおよびCRMファイルから抽出されたユーザー・プロファイル・データをこれらのカテゴリにマッピングします。

たとえば、顧客が製品ページを訪問し、品目を参照してカートに追加し、購入を完了すると、phintがタグ(およびオフライン・ファイル)に渡されます。ルールでは、ユーザーをカテゴリに分類するための条件として、どのphintがタグ内に存在する必要があるか、またタグがどこで発火されている必要があるか(一意のサイトIDで示す)を指定します。

オンライン・ストア(たとえば、サイトID 46506を持つSupertronx)からスマートフォンを購入したユーザーについて考えます。タグには、このユーザーに対するphintとして"purchase=smartphone"を含めるものとします。このphintがタグに渡されたら、"購入された品目がスマートフォンであり、かつタグがサイト46506から発火された場合は、ユーザーをSmartphoneカテゴリに追加する(言い換えると、カテゴリID 1086121 [Smartphone]をユーザーのプロファイルに追加する)"というルールに従って、Supertronx - Private > Purchased > Smartphoneカテゴリにマッピングできます。次の図は、カテゴリおよびルールを使用してユーザー・データをタクソノミ内にオンボーディングする仕組みを示しています。

Taxonomy Managerを開く

Taxonomy Managerにアクセスするには、これらのステップに従います:

  1. partner.bluekai.comにログインします。
  2. 「Manage」→「Taxonomy Manager」(「Taxonomy Management」の下)を選択します。

  3. Taxonomy Managerが開きます。

  4. Taxonomy Managerは、「Taxonomy」「Category Details」および「Rules」の3つのセクションに分かれています。

    • Taxonomy。ファーストパーティ・カテゴリ・ツリーが含まれています。また、カテゴリ(ここではノードとも呼ぶ)を追加、ダウンロード、アップロード、移動、ソートするための各オプションが用意されています。

      タクソノミには、デフォルトでは、最上位に{PartnerName} - Privateルート・ノードがあり、そのカテゴリの直下にSelf-Classificationノードがあります。Self-Classificationカテゴリについては、編集、名前の変更、移動が禁止されています。このカテゴリは旧来のノードであり、多くのデータ収集インテグレーションでこれからも使用されるためです。Self-Classificationノードの下位にある子カテゴリはいずれもPrivateノードの直下に移動できます。

      タクソノミ内のナビゲーション。ノードを展開および縮小したり、カテゴリまたはIDを検索したり、ブレッドクラム・パスをクリックすることによって、タクソノミ・ツリー内を移動できます。

      検索。カテゴリを検索するには、その名前またはカテゴリIDを入力します("smartphone"や"1086121"など)。複数のカテゴリを検索するには、等号記号(=)を入力してから、カテゴリIDのカンマ区切りリストを入力します("=108621, 108629"など)。リセット・アイコン()をクリックして検索をクリアし、ツリーをリセットします。


      ブレッドクラム・トレイル。検索結果でカテゴリをクリックすると、選択したカテゴリのフルパスがツリーの上のブレッドクラムに表示されます。パス内の任意のノードをクリックしてそのノードに移動できます。たとえば、次の例のLaptopをクリックすると、Laptopカテゴリのパスが表示されます。その後、Purchasedカテゴリをクリックすると、このカテゴリが一時的にルート・ノードとしてツリーに表示され、それを展開すると、子カテゴリが表示されます。

    • カテゴリの詳細。ツリーで現在選択しているカテゴリのすべてのプロパティ(名前、説明、パス、リーチおよび使用状況統計)が表示されます。
    • ルール。ツリーで現在選択しているカテゴリに関連付けられているすべての分類ルールが表示されます。

      カテゴリの制限。カテゴリは、契約で指定されている上限数まで作成できます。Taxonomy Managerの右上隅には、現時点で作成済のカテゴリ数が表示されます。カテゴリは削除できませんが、どのオーディエンスでもアクティブに使用されていなければ、名前を変更したり、関連付けられているルールを変更することは可能です。

  5. Taxonomy Managerでは、次のことを実行できます。

カテゴリの追加

カテゴリをタクソノミに追加するには、これらのステップに従います (複数のカテゴリを一括で追加する方法は、(アップロードによる)一括でのカテゴリの追加および編集を参照してください)。

  1. 左側のツリーで、新規カテゴリを追加する親ノードをクリックしてから、「Add」アイコン()をクリックします。

    プライベート(管理対象)ツリーへのアクセスが可能: プライベート・ノードの直下のカテゴリを含め、ツリー内の任意のカテゴリを選択できるようになります。以前の分類ツールでは、Self-Classificationツリーにのみカテゴリを追加できました。

  2. 「Category Details」セクションで、次のプロパティを入力します。
  3. 設定 説明
    Name カテゴリ固有の簡潔な名前を入力します。カテゴリはこの名前でプライベート・タクソノミ内に表示されます。最大255文字の名前を指定できます。
    Description

    このカテゴリに含まれているユーザーのタイプの詳細なサマリー。最大255文字の説明を指定できます。

    General Settings(オプション)

    オプションで、次の一般設定を構成します。デフォルトでは、これらの設定は無効になっています。

    • Exclude from AnalyticsAudience Analyticsレポートからこのカテゴリを除外します。
    • Navigation Node。このカテゴリの機能を、ユーザー・プロファイル・データの格納やインベントリの蓄積、オーディエンスへの追加ができない親ノードに制限します。ナビゲーション・ノードは基本的に1つ以上の子カテゴリのフォルダとして機能します。
    • Has Mutually Exclusive Children。このカテゴリの下の子カテゴリを相互排他とします(直近にタグ付けされた子カテゴリのみがユーザーのプロファイル内にあります)。相互排他的な子カテゴリのフラットなリストのみが作成できます。相互排他的なカテゴリの下位には、それらをナビゲーションのみのノードとしてマークしないかぎり、子カテゴリを含めることができません。
    Status カテゴリをアクティブ状態にするかドラフト状態にするかを選択します。この設定のデフォルト値は、親カテゴリに基づきます。親カテゴリのステータスを変更すると、その下のすべての子カテゴリのステータスも更新されます。親ノードがドラフト状態の場合、その子ノードのいずれかをアクティブにすることはできません。

    • Active。カテゴリはタクソノミに公開されます。つまり、オーディエンス・ビルダーとタクソノミ・ビューアに表示され、オーディエンスに追加したり、他のクライアントと共有できます。
    • Draft。カテゴリは、Taxonomy Managerにのみ表示されます。オーディエンス・ビルダーおよびタクソノミ・ビューアで使用できず、共有できません。
  4. 「Save」をクリックします。カテゴリを編集するには、「Edit」をクリックし、プロパティを変更して、「Save」をクリックします。
  5. 選択した親ノードの下に新規カテゴリが追加されます。カテゴリの左側にカテゴリIDとステータス・アイコンが表示されます。緑色のチェック・マーク()は、カテゴリがアクティブであることを示しています。鉛筆とノートのアイコン()は、カテゴリがドラフト状態にあることを示しています。「Category Details」の下の「Path」プロパティには、カテゴリのIDとタクソノミのフルパスが表示されます(例: 1086122: Supertronx - Private > Purchased > Laptop)。クリップボードをクリックしてパスをコピーできます。
  6. 次の項のステップに従って、カテゴリに対して1つ以上のルールを作成します。ナビゲーション・ノードを作成した場合、そのノードに対してはルールを作成できません(定義上、ナビゲーション・ノードにはユーザー・プロファイル・データをマッピングできません)。

ルールの追加

1つのカテゴリに対してルールを作成するには、これらのステップに従います (複数のカテゴリに対して一括でルールを作成する方法は、「ルールのアップロード」を参照してください)。

  1. 左側のツリーで、新規ルールを作成するカテゴリをクリックしてから(まだ選択していない場合)、「Rules」セクションで「Add New Rule」をクリックします。
  2. 「Available Sites」で、ルールを適用する1つ以上のサイトID/コンテナ・タグをクリックします。ルールをすべてのサイト/コンテナに適用するには、「Add All Sites」をクリックします(この場合、「Selected Sites」フィールドにはパートナID (P4021など)が表示されます)。「Filter Sites」ボックスに数字(サイトIDの場合)または文字(コンテナ名の場合)を入力して、表示されるサイトのリストを絞り込むことができます。

  3. 「Key」で、次のいずれかを実行します。
    • 評価する属性の名前を入力します。phintキーでは大/小文字は区別されず、英数字とアンダースコア(a-z、0-9および_)がサポートされます。phintキーのスペースはサポートされません。contains演算子を使用するルールを作成する場合は、phintキーにピリオド(.)を使用しないでください(正規表現の式を含むルールでは、キーが適切に評価されなくなります)。

    • WebページのURLのパスまたは問合せ文字列を評価するには、「URL」(__bk_l)を選択します。URLは、Oracle Data Cloudコア・タグに基づいてWebページから自動的に抽出されます。この場合、カテゴリをWebページにリンクできます。
    • 顧客がクリックし、Webページに誘導されてくる元となったURLのパスまたは問合せ文字列を評価するには、「Referrer URL」(__bk_pr)を選択します。リファラURLは、Oracle Data Cloudコア・タグに基づいてWebページから自動的に抽出されます。この場合、カテゴリをリファラにリンクできます。
  4. 「Operator」ボックスで、タグ内のphint値がルール値と完全に合致する必要があるか(is)、ルール値を含んでいる必要があるか(contains)、ルール値で始まる必要があるか(starts-with)、ルール値で終わる必要があるか(ends-with)を選択します。デフォルトの演算子はisです。

  5. 「Value」ボックスに、分類するユーザー属性の値の名前を入力します。phint値はすべてのLatin-1文字とUTF-8文字(英数字と特殊記号)をサポートします。

    マルチバイト文字を扱うURLルールの作成: マルチバイト文字を含むURLに対するルールを作成するには、UTF-8エンコード文字でパーセント記号(%)をエンコードする必要があります。たとえば、http://www.??????/site.htmlに対してURLルールを作成するには、次のようにします。

    1. ??????をUTF-8に変換します。エンコード結果は、%e3%83%9e%e3%83%8d%e3%82%b8%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88のようになります。
    2. パーセント記号をUTF-8エンコーディングでエンコードします(各%記号を%25に変換します)。結果は、%25e3%2583%259e%25e3%2583%258d%25e3%2582%25b8%25e3%2583%25a1%25e3%2583%25b3%25e3%2583%2588のようになります。
    3. 「Value」ボックスに、http://www.com%2F%25e3%2583%259e%25e3%2583%258d%25e3%2582%25b8%25e3%2583%25a1%25e3%2583%25b3%25e3%2583%2588%2Fsite.html/のように入力します。

  6. 別のphintをルールに追加するには、「Add New Key-Value Pair」をクリックし、ステップ3から5を繰り返します。この場合、AND条件が作成されます。つまり、カテゴリをユーザー・プロファイルに追加するためには、オフライン・ファイルのタグ・コールに両方のphintが含まれている必要があります。phintを削除するには、右側にある削除()アイコンをクリックします。
  7. ルールを保存するには、「Save」をクリックします。すべての変更を破棄するには、「Cancel」をクリックします。ルールに対して生成されたユニークID (「Rule ID」)、タイムスタンプ(「Created」「Last Updated」)およびルール作成者のユーザー名が表示されます。

  8. 別のルールをカテゴリに追加するには、ステップ2から7を繰り返します。この場合、OR条件が作成されます。つまり、カテゴリをユーザー・プロファイルに追加するためには、ルールのいずれか1つのみがtrueになる必要があります。ルールを削除するには、ごみ箱アイコン()をクリックし、削除を確定します。ルールを編集するには、鉛筆アイコン()をクリックし、変更を加え、「Save」をクリックします。

タクソノミの保守

タクソノミの保守タスクには、カテゴリのリーチと使用状況の表示、別の親ノードへのカテゴリの移動、および親ノードの下でのカテゴリ順序のソートがあります。

カテゴリのリーチと使用状況の表示

カテゴリのリーチと使用状況を表示する手順は、次のとおりです。

  1. 左側のタクソノミ・ツリーで、詳細を表示するカテゴリをクリックします。
  2. 「Category Details」で、選択したカテゴリについて次の統計を表示できます。
  3. 設定 説明
    Reach カテゴリ内のユーザー・プロファイルの数。この数字は前日のインベントリ・データで毎日更新され(GMTの午後12時頃)、サンプリング・レート1/8に基づいています。
    Audiences カテゴリを含むオーディエンスの数。
    Campaigns カテゴリを含むオーディエンス配信の数。(プラットフォームでは、オーディエンスの配信時に自動的にキャンペーンが作成されます。)
    Rules カテゴリに関連付けられているルールの数。

カテゴリの移動

カテゴリを別の親ノードに移動する手順は、次のとおりです。

  1. 左側のタクソノミ・ツリーで、移動するカテゴリをクリックします。
  2. 「Move」アイコン()をクリックします。
  3. タクソノミ・ツリーで、現在のカテゴリを移動する新しい親ノードをクリックします。移動対象のカテゴリはツリー内で青色で強調表示され、選択した親ノードは黄色で強調表示されます。

    古い親カテゴリと新しい親カテゴリのリーチ値が即座に更新されて子カテゴリの再配置が反映されるわけではないことに注意してください。

  4. カテゴリを移動するには、「Move」をクリックします。すべての変更を破棄するには、「Cancel」をクリックします。
  5. カテゴリが新しい親カテゴリの下に移動されます。その配置は、新しい親ノードの現在のソート順序(デフォルトではアルファベット順)に基づきます。

カテゴリのソート

親ノードの下での子カテゴリ(兄弟カテゴリ)の順序を変更するには、これらのステップに従います:

  1. 左側のタクソノミ・ツリーで、親ノードの下の子カテゴリのうち、順序を変更するカテゴリの1つをクリックします。
  2. 「Sort」アイコン()をクリックします。
  3. 次のいずれかを実行して兄弟カテゴリの順序を変更できます。
    1. 兄弟カテゴリのリスト内でカテゴリを目的の位置までドラッグします。他のカテゴリの順序も変更する場合は、それらのカテゴリに対して同じ操作を繰り返します。
    2. 「Sort by ID」をクリックして、カテゴリをカテゴリIDで昇順に(古いものから新しいものへ)並べます。
    3. 「Sort Alphabetically」をクリックして、カテゴリをアルファベット順に並べます。

  4. 順序の変更を保存するには、「Save」をクリックします。すべての変更を破棄するには、「Cancel」をクリックします。

カテゴリのダウンロード

1つ以上のカテゴリとその子カテゴリをテキスト・ファイルにダウンロードできます。これは、特に(1)カテゴリのリーチを表示したり(オプションで国およびIDソースで区別)、(2)タクソノミの(アップロードによる)一括更新に使用するテンプレートを生成するのに役立ちます。カテゴリをダウンロードするには、これらのステップに従います:

  1. 左側のツリーから1つ以上のカテゴリを選択します。選択したカテゴリは青色で強調表示されます。
    • 複数のカテゴリを選択するには、1つのカテゴリをクリックし、[COMMAND]を押したまま追加のカテゴリを選択します。
    • カテゴリの範囲を選択するには、1つのカテゴリをクリックし、[SHIFT]を押したまま別のカテゴリを選択します。
    • カテゴリの選択を解除するには、単にクリックします。
  2. 「Download」アイコン()をクリックします。
  3. 右側に「Download Categories」ペインが開きます。

  4. 「Columns」で、どのフィールドをエクスポート・ファイルに含めるかを選択します(デフォルトでは、「Category ID」「Category Name」および「Path」フィールドが選択されています)。「Depth」で、どの深さまで子カテゴリを含めるかを選択します(デフォルトでは、「Category」および「All Levels of Children」オプションが選択されています)。次の表は、エクスポート・ファイルに含めることができるフィールドをまとめたものです。
    フィールド説明
    Columns
    Category ID*

    カテゴリに割り当てられているユニークID。バルク・アップロード経由でカテゴリを編集する場合、この列は必須となります。これは、Taxonomy Managerでは、一意のカテゴリIDに基づいてカテゴリを識別するためです。

    Category Nameカテゴリの名前。
    Path*

    カテゴリのタクソノミのフルパス。バルク・アップロード経由でカテゴリを追加する場合、この列は必須となります。これは、Taxonomy Managerでは、タクソノミ・パスに基づいて新しいカテゴリの作成場所を決定するためです。

    Parent Category ID* タクソノミの選択したカテゴリのすぐ上にあるカテゴリに割り当てられるユニークID。バルク・アップロード経由でカテゴリを移動する場合、この列は必須となります。
    PriceカテゴリのCPM (1,000インプレッション当たりのコスト)。このフィールドは、シートに対して「CPM Rate」機能が有効になっている場合にのみ使用できます。
    - ファーストパーティ・カテゴリ。CPMは0です。
    - サードパーティ・カテゴリ。CPMはデータ・プロバイダが設定したレート・カードに基づきます。
    Reach

    カテゴリ内のユーザーの合計数。デフォルトでは、リーチにはすべての国およびすべてのIDソース(CookieおよびMobile Advertising ID (MAID))のインベントリが含まれています。

    • Countries「Countries」ボックス内をクリックして国名かISO 3166-1 alpha-2国コードを入力することによって、合計リーチに含める国を選択できます(たとえば、英国を指定する場合は、"United Kingdom"または"GB"と入力できます)。
    • ID Sources。該当するチェック・ボックスを選択して、合計リーチに含めるIDソースを選択できます。「3rd Party Desktop Cookie ID」「Mobile Cookie ID」「Google Advertising ID (AdID)」および「Apple IDFA」別にインベントリを含めることができます。
    Descriptionカテゴリに関連付けられている要約。
    Statusカテゴリの現在の状態(「Active」または「Draft」)。
    Navigation

    このカテゴリがナビゲーションのみのノードであるかどうか。ナビゲーションのみのノードとは、1つ以上の子カテゴリにアクセスするためのフォルダとしてのみ機能するものです。

    Exclude from AnalyticsこのカテゴリがAudience Analyticsレポートから除外されるかどうか。
    Mutually Exclusive Childrenこのカテゴリに相互排他的な子カテゴリが含まれているかどうか(ユーザーのプロファイルには、直近にタグ付けされた子カテゴリのみが含まれています)。
    Depth
    Category and All Levels of Children選択したカテゴリとその下のすべてのカテゴリがエクスポートされます。たとえば、下の例でこのオプションを選択してカテゴリAをエクスポートした場合は、カテゴリA、A>1、A>1>x、A>1>y、A>1>z、A>2、A>2>x、A>2>yおよびA>2>zがエクスポートされます。

    + カテゴリA
    ++ カテゴリ1
    +++ カテゴリx
    +++ カテゴリy
    +++ カテゴリz
    ++ カテゴリ2
    +++ カテゴリx
    +++ カテゴリy
    +++ カテゴリz
    + カテゴリB
    Category and First Level of Children選択したカテゴリとその直下の子カテゴリのみがエクスポートされます。たとえば、下の例でこのオプションを選択してカテゴリAをエクスポートした場合は、カテゴリA、A>1およびA>2のみがエクスポートされます。

    + カテゴリA
    ++ カテゴリ1
    +++ カテゴリx
    +++ カテゴリy
    +++ カテゴリz
    ++ カテゴリ2

    +++ カテゴリx
    +++ カテゴリy
    +++ カテゴリz
    + カテゴリB
    Category Only選択したカテゴリのみがエクスポートされます。
  5. 「Download」をクリックします。Category-YYYY-MM-DD-HH-MM-SS+0000.txtという名前のテキスト・ファイルがダウンロードされます(タイムスタンプはGMTに基づきます)。テキスト・エディタまたはスプレッドシートで開くことができます。次の例は、Oracle Data CloudのデスクトップCookieにリンクされた米国および英国のユーザー・プロファイルに基づく合計リーチを対象としたエクスポートを示しています。カテゴリはIDで昇順に(古いものから新しいものへ)ソートされています。

一括でのカテゴリの追加および編集

エクスポートを実行した後、スプレッドシート、タブ区切り値(TSV)ファイルまたはテキスト・ファイルでタクソノミを更新し、そのファイルをTaxonomy Managerにアップロードできます。更新可能な内容は、新規カテゴリの追加、既存のカテゴリの名前とプロパティの編集、カテゴリの移動およびソートです。これは、特に複数のカテゴリを一括で迅速に作成および構成するのに役立ちます。ダウンロードによってカテゴリを追加および編集するには、これらのステップに従います:

  1. タクソノミ全体またはその一部をテキスト・ファイルにダウンロードします。
    • 一括での作成。タクソノミにカテゴリを追加する場合は、すべてのターゲット親ノードまたは特定のセクションのノードをダウンロードできます。この場合は、「Path」列のみがエクスポート・ファイルで必須となります。Taxonomy Managerではタクソノミのフルパスに基づいて新規カテゴリの作成先が決定されるためです。
    • 一括での編集。カテゴリのプロパティ(名前、説明、一般設定、ステータス)を編集する場合は、デフォルト設定を選択し、追加で編集対象の列(最小限、「Category ID」列は必須)を選択して、タクソノミ全体をダウンロードできます。
    • 一括での移動。カテゴリを別の親ノードに移動する場合は、デフォルト設定および「Parent Category ID」列を選択して、タクソノミ全体をダウンロードできます。
  2. 新規カテゴリを追加するには、パスをコピーして貼り付けるか、新規に作成するカテゴリの親となるノードのフルパスを入力して、パスに" > {ChildCategoryName}"を付加します(パス/大なり記号の前にスペースを挿入します)。
  3. カテゴリのインポートの例: 次のインポート・シナリオについて考えます。

    1. 「Path」列のみを選択して、Supertronx - Private > Purchased > Smartphoneカテゴリをダウンロードします。
    2. パス
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone

    3. Smartphoneカテゴリの下にiPhoneカテゴリとGalaxyカテゴリを追加する必要があるとします。そこで、新規カテゴリに対応する2行をエクスポート・ファイルに追加します。
    4. パス
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > Galaxy

    5. さらに、iPhoneのモデルと色を表す新規カテゴリを追加する必要があるとします。この場合、実質的には、実際のModelカテゴリとColorカテゴリを明示的に作成する必要はありません。パス内の既存のカテゴリはTaxonomy Mangerによってすべて自動的に作成されるためです。たとえば、Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Rose Goldカテゴリを作成した場合、ColorカテゴリとRose Goldカテゴリはいずれも自動的に作成されます(ModelカテゴリとColorカテゴリは子カテゴリのフォルダとして機能するため、後で編集してナビゲーションのみのノードとして扱うことになる場合があることに留意してください)。
    6. パス
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > Galaxy
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Space Gray
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Silver
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Gold
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Model > iPhone 8
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Model > iPhone 7 Plus
      Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Model > iPhone 7

  4. カテゴリを編集するには、列の値を変更します(「Category ID」列は必須)。カテゴリを移動するには、親カテゴリID (ParentCategory)を変更します。
  5. 更新後のファイルを.txt形式または.tsv形式で保存します。
  6. Taxonomy Managerで、マウス・ポインタを「Upload」アイコン()の上に移動し、「Upload Categories」を選択して更新後のタクソノミ・ファイルを選択し、「Upload」をクリックします。
  7. 「Import Preview」セクションに、タクソノミに追加されるか、更新されるすべてのカテゴリが表示されます。変更を適用する前にさらに編集を加えるには、ファイルを更新し、ステップ3から5を繰り返します。
  8. 「Import Categories」セクションに、タクソノミに追加されるか、更新されたすべてのカテゴリがそれぞれのIDとともに表示されます。

  9. 「Close」をクリックします。ブラウザをリフレッシュすると、タクソノミ内の新規カテゴリまたは更新カテゴリが反映されます。

ルールのダウンロード

1つ以上の分類ルールをTSVファイルにダウンロードできます。このテキスト・ファイルを使用すると、(アップロードによって)ルールを一括で更新できます。ルールをダウンロードするには、これらのステップに従います:

  1. 左側のツリーから1つ以上のカテゴリを選択します。選択したカテゴリは青色で強調表示されます。
    • 複数のカテゴリを選択するには、1つのカテゴリをクリックし、[COMMAND]を押したまま追加のカテゴリを選択します。
    • カテゴリの範囲を選択するには、1つのカテゴリをクリックし、[SHIFT]を押したまま別のカテゴリを選択します。
    • カテゴリの選択を解除するには、単にクリックします。
  2. 「Download」アイコン()をクリックしてから、右側の「Download Categories」ペインで「Download Rules」をクリックします(「Columns」フィールドと「Depth」フィールドはルールに適用されません)。

  3. Rules-YYYY-MM-DD-HH-MM-SS+0000.tsvという名前のTSVファイルがダウンロードされます。テキスト・エディタまたはスプレッドシートで開くことができます。次の例は、ルール・エクスポート・ファイルを示しています。ルールは「Rule ID」で昇順に(古いものから新しいものへ)ソートされています。
  4. ルール・エクスポート・ファイルには、1つ以上のルールが関連付けられているカテゴリのみが含まれます。ルールが存在しないカテゴリは除外されます。

  5. ルール・エクスポート・ファイルは次の列で構成されています(アップロードに必須の列と値が必須の列は明示されています)。

  6. 説明 アップロードで必須 アップロード経由でルールを作成する場合に値が必須
    Action このフィールドに入力する値は次のアクションによって異なります。
    ルールの作成。空白のままにします。
    ルールの編集。modifyと入力します。
    ルールの削除。deleteと入力します。
    ×
    Rule ID ルールに対して生成されるユニークID。ルールを編集または削除する場合、これは必須です。 ○(編集の場合) ×
    Site ID ルールが適用されるサイトIDのパイプ区切りリスト。ルールがすべてのサイトIDに適用される場合、P{partnerId}の構文のパートナID (P4021など)が表示されます。
    Site ID Switch 内部使用のみ。あるサイトIDから収集されたデータを別のサイトIDに関連付ける場合、サイトIDスイッチが使用されます。これは、通常、サードパーティのオフライン・マッチ・パートナに使用されます。 ×
    Key1

    phintキーの名前。phintキーでは大/小文字は区別されず、英数字とアンダースコア(a-z、0-9および_)がサポートされます。
    phintキーのスペースはサポートされません。contains演算子を使用するルールを作成する場合は、phintキーにピリオド(.)を使用しないでください(正規表現の式を含むルールでは、キーが適切に評価されなくなります)。

    複数のphintを持つルール: ルールに複数のphintが含まれる場合、エクスポートには各phintの追加のキー、演算子および値の列が含まれます。たとえば、ルールに3つのphintがある場合、エクスポートには、key2、Op2、Value2、key3、Op3およびValue3の列が追加で含まれます。

    Op1

    キーにリンクされたphint値を評価するために使用される演算子。これは、次のいずれかの値になります。

    記号 名前 説明
    == is タグ(またはオフライン・ファイル)で渡されるphint値は、ルール内の値に完全にマッチする必要があります。
    *_* contains phint値が、ルール内の値の中に含まれている必要があります。
    _* starts-with phint値の先頭が、ルール内の値の先頭である必要があります。
    *_ ends-with 渡されるphint値の末尾が、ルール内の値の末尾である必要があります。

    Oracleサービス・チームによって作成されるルールの場合、演算子は、次のいずれかの読取り専用の値になります。これらの演算子は、将来のバージョンのTaxonomy Managerでは、ルールの作成に使用できるようになる予定です。

    記号 名前 説明
    [] range phint値が、指定された2つのphint値の範囲内に含まれる必要があります。
    > greater than タグ内のphint値が、ルール内の値を超える必要があります。
    < less than タグ内のphint値が、ルール内の値未満である必要があります。
    >= greater than or equal タグ内のphint値が、ルール内の値以上である必要があります。
    <= less than or equal タグ内のphint値が、ルール内の値以下である必要があります。
    >,< greater than + less than タグ内の最初のphint値が、ルール内の最初の値を超える必要があり、かつ、タグ内の2番目のphint値が、ルール内の2番目の値未満である必要があります。
    >,<= greater than + less than or equal タグ内の最初のphint値が、ルール内の最初の値を超える必要があり、かつ、タグ内の2番目のphint値が、ルール内の2番目の値以下である必要があります。
    >=,< greater than or equal + less than タグ内の最初のphint値が、ルール内の最初の値以上である必要があり、かつ、タグ内の2番目のphint値は、ルール内の2番目の値未満である必要があります。
    >=,<= greater than or equal + less than or equal タグ内の最初のphint値が、ルール内の最初の値以上である必要があり、かつ、タグ内の2番目のphint値が、ルール内の2番目の値以下である必要があります。
    Value1 phint値。phint値はすべてのLatin-1文字とUTF-8文字(英数字と特殊記号)をサポートします。
    Category ID

    カテゴリに割り当てられているユニークID。バルク・アップロード経由でカテゴリを編集する場合、この列は必須となります。これは、Taxonomy Managerでは、一意のカテゴリIDに基づいてカテゴリを識別するためです。

    Category Path カテゴリのタクソノミのフルパス。バルク・アップロード経由でルールを伴うカテゴリを追加する場合、この列は必須となります。これは、Taxonomy Managerでは、タクソノミ・パスに基づいて、新しいカテゴリの作成場所を決定するためです。 × ×

一括でのルールの追加および編集

1つ以上の分類ルールをTSVファイルにエクスポートしてから、ファイル内に新規ルールを作成するか、既存のルールのプロパティを編集し、そのファイルをアップロードしてルールを作成および更新できます。これは、特に複数のルールを一括で迅速に作成および構成するのに役立ちます。アップロードによってルールを追加および編集するには、これらのステップに従います:

  1. タクソノミ全体またはその一部をTSVファイルにエクスポートします。または、次に示す必須の列で構成されるTSVファイルを作成してもかまいません。
    ActionRule IDSite ID Site ID SwitchKey1Op1Value1Category ID
  2. 新規ルールを追加するには、必須の列に値を入力します。
  3. ルールのインポートの例: 次のインポート・シナリオについて考えます。

    1. タクソノミ全体を対象としてルールのエクスポートを実行します。
    2. ActionRule IDSite IDSite ID SwitchKey1Op1Value1Category IDCategory Path

      3061672448605
      purchase==smartphone1147420Supertronx - Private > Purchased > Smartphone

      3061672648606
      phone==galaxy1147422Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > Galaxy

      3061672748606
      phone==iphone1147421Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone

    3. iPhoneのすべての色カテゴリに対するルールを追加する必要があるとします。そこで、新たに3行をエクスポート・ファイルに追加し、これらのルールについて、サイトID (「Site ID」)、phint (「Key」「Op」および「Value」)および「Category ID」をそれぞれ入力します(下の例では、例示目的でCategoryPathsフィールドに入力されていますが、これらは必須ではありません)。
      ActionRule IDSite IDSite ID SwitchKey1Op1Value1Category IDCategory Path

      3061672448605
      purchase==smartphone1147420Supertronx - Private > Purchased > Smartphone

      3061672648606
      phone==galaxy1147422Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > Galaxy

      3061672748606
      phone==iphone1147421Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone

      30616732P4021
      color==gold1147426Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Gold


      48606|48605
      color==silver1147425Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Silver


      48606
      color==spacegrey1147424Supertronx - Private > Purchased > Smartphone > iPhone > Color > Space Gray

    インポートに関するノート

    • 「Site ID」列に複数のサイトIDを含めるには、パイプ区切りリストを使用してください(パイプとサイトIDの間にスペースを挿入しないでください。スペースがあると、アップロードが失敗します)。
    • ルールに複数のphintを含めるには、phintごとに追加のキー、演算子および値の各列を挿入します。たとえば、3つのphintを含むルールを作成するには、ファイルに「Key2」、「Op2」、「Value2」、「Key3」、「Op3」および「Value3」列を追加します。

  4. Taxonomy Managerで、マウス・ポインタを「Upload」アイコン()の上に移動し、「Upload Rules」を選択して更新後のルール・ファイルを選択し、「Upload」をクリックします。

  5. ファイルに基づいてルールが追加または編集されます。カテゴリをクリックし、「Rules」セクションを表示して更新を確認します。