検索エンジン最適化のガイドライン
効果的な実験を作成し、ページ・コンテンツまたはページURLのバリエーションをテストしても検索パフォーマンスに悪影響を及ぼさないようにするために、次のガイドラインおよびベスト・プラクティスを使用してください。
従来、Webクローラは、JavaScriptを使用して動的に作成されたコンテンツをクロールしてインデックスを作成することはできず、静的HTMLソース・コードの内容のみを参照できました。テスト内で行った変更は、通常、クライアントのブラウザでJavaScriptを介して適用されるため、レガシーWebクローラは、ページから同じ変更されたコンテンツを認識しませんでした。
Googleは特に進化しており、Webクローラは、最新のクライアント・ブラウザと同じようにWebページをレンダリングおよび理解できるようになりました。GoogleではA/Bテストを許可および推奨しており、A/Bテストまたは多変量テストを実行しても、Webサイトの検索ランクに固有のリスクがないことを明記しています。ただし、テスト・ツールを不正に使用すると、検索ランキングに対するリスクが発生する可能性があります。そのようなことがないように、次のガイドラインに従ってください。
- クローキングを避ける: クライアントのブラウザに表示されるものとは大幅にかつ実質的に異なるコンテンツをWebクローラに表示しないでください。A/Bテスト・プラットフォームを使用してページの趣旨を変更しないでください。Googleまたは他の検索エンジンによって変更内容がクローキングと解釈された場合は、Webサイトがペナルティの対象となることがあります。かわりに、大幅に異なるコンテンツにはリンクまたはリダイレクトを使用します。
- ページ全体のバリアントに正規のリンクを使用する: A/Bテスト・バリアントが異なるURLをまたいで分散している場合は、元のページを指す代替ページに
rel="canonical"リンクを配置します。これは、WebクローラがWebサイトのインデックスを作成して元のバリアント指すために役立ちます。リダイレクトを伴う実験は、予期しないコンテンツや関連付けられていないコンテンツにリダイレクトしないかぎり、問題ありません。 - サーバー側リダイレクトに302を使用する: 元のURLからバリアントのURLに訪問者をリダイレクトするテストを実行している場合、301 (永続)リダイレクトではなく、HTTP 302ステータス・コードを使用して一時的なリダイレクトを示します。302ステータス・コードは、このリダイレクトは実験を実行している間にのみ実施されること、および元のURLをインデックスに保持し、リダイレクトのターゲットに置き換えないことを検索エンジンに通知します。JavaScriptベースのリダイレクトも問題ありません。
- 実験を時間どおりに終了する: ウィナーのバリアントを識別したら、実験を終了し、既存のWeb開発プロセスを通じてリーダーを配置します。
これらのベスト・プラクティスに従うと、テストが検索結果のサイトのランキングにほとんどまたはまったく影響を及ぼさなくなります。テストするコンテンツのタイプによっては、テスト中にWebクローラが一部のバリアントのインデックスを作成しても問題にならない場合もあります。小規模な変更(ボタンのサイズ、色、配置など)がユーザーのWebページの操作に予期しない影響を及ぼすことがありますが、多くの場合、その検索結果スニペットやページのランキングに対する影響はほとんどまたはまったくありません。
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