Adobe Analytics

この記事では、Adobe Analyticsレポート内でOracle Maxymiserの要素/バリアントの組合せを使用できるように、Oracle MaxymiserキャンペーンをAdobe Analyticsと統合する方法について説明します。

たとえば、Oracle MaxymiserでA/Bテストを実行し、各バリアントがコンバージョンにどのように影響するかを分析します。これはAdobe Analyticsでトラッキングします。

この統合を有効にする手順は、次のとおりです。

  1. キャンペーンの「Overview」タブをクリックします。
  2. 「Add an Integration」をクリックして、「Adobe Analytics」を選択します。
  3. 「Enable」を選択します。
  4. eVarコンバージョン変数を入力します(たとえば、eVar25を使用するには25と入力します)。
  5. Webサイトでカスタム変数s_codeを使用する場合は、そのグローバル変数名を入力します。たとえば、window[s]ではなくwindow[s_tracker]を使用する場合は、s_trackerと入力します。
  6. Webサイトでprops (s.prop)またはプロパティ変数とも呼ばれるカスタム・トラフィック変数を使用する場合は、そのs.prop変数を入力します。

Adobe AnalyticsでのOracle Maxymiserデータの使用方法

統合後、Oracle Maxymiserから選択したeVarに関連するキャンペーン情報が送信されます。このeVarをAdobe Analyticsレポート内で通常どおり使用できます。

AdobeアカウントでeVarを設定するときは、次の構成を選択します。

  • Name: わかりやすい名前を入力します(Maxymiser Campaignsなど)
  • Type: Text String
  • Allocation: Most Recent (最後)
  • Expiration: Never

ヒント

  • この統合により、eVarにTest Name=Element1:VariantA|Element2:VariantCという形式でキャンペーン情報が移入されます。
  • 訪問者のエクスペリエンスがセグメント・ルールに基づいて変更されないかぎり、データはs.tl()リンク・トラッキング・メソッドを使用して、セッションごと、キャンペーンごとに1回のみAdobe Analyticsに送信されます。
  • この統合は、手動でコーディングしなくても、URLリダイレクト・キャンペーンでサポートされています。
  • QAおよび内部トラフィックをフィルタできるように、データの送信時に次の変更が加えられています。
    • Event Category: Maxymiser QA
    • Custom Dimension: Test Name QA=Element1:VariantA|Element2:VariantC