インベントリ・ファイルの形式

この項では、UIで使用可能なインベントリ・ファイルを作成する場合のガイドラインを示します。

形式

  • インベントリ・ファイル
    • .csvまたは.txt形式である必要があります
    • サポートされているセパレータはカンマタブです
    • UTF-8エンコーディングのみサポートされています
    • ファイルの各フィールドの先頭と末尾で二重引用符(")を使用できます。これらの記号は、インベントリ・ファイルのアップロード中には無視されます
    • 2列以上100列以下である必要があります
  • ヘッダー(インベントリ・ファイルの最初の行)
    • 各列には、1文字以上50文字以下の名前を指定する必要があります
    • 列名には、大文字(A-Z)、小文字(a-z)、数字(0-9)、アンダースコア文字(_)、空白文字( )のみを使用する必要があります。列名の先頭と末尾で二重引用符(")を使用することもできますが、アップロード中に削除されます
    • 列名は一意である必要があります。列名は、大/小文字が区別されないことに注意してください。たとえば、mycolumnとMyColumnは同じ名前であるとみなされます。
  • (インベントリ・ファイルの2行目以降)
    • 各行の列の数は同じである必要があります。空のフィールドの後にセパレータが続いていることを確認してください。

タグ・マッピング

製品インベントリ・ファイルをアップロードするには、インベントリ・ファイルの列をOracle Maxymiser UIの使用可能なタグにマッピングする必要があります。タグとはアイテム・フィールドの名前で、推奨ウィジェットを伴うバリアントのコードでこれを使用します。

必須タグ

タグ 説明
Product ID
  • 一意のアイテム識別子
  • 最大で50文字まで可能
  • インベントリ・ファイルの複数の製品に同じProduct IDが設定されている場合、最初の製品のみがアップロードされ、他の製品はスキップされます
名前
  • アイテムの名前。推奨ウィジェットには、通常、推奨アイテム名を表示します
  • 最大で1,024文字まで可能


オプションのタグ

タグ 説明
Page URL
  • アイテムの検索が可能なプライマリWebページ
  • 通常、サイト訪問者が推奨をクリックしたときに推奨アイテム・ページにつながるハイパーリンクとして使用されます
  • 最大で1,024文字まで可能
Price
  • アイテム価格の数値
  • 小数タイプのみ指定できます。たとえば、符号、値の各桁が0から9までの範囲である数値、および数値の整数部分と小数部分を区切る浮動小数点の位置を示す位取り因数で構成される浮動小数点値などです。
Thumbs Image URL
  • アイテムのプライマリ・イメージ
  • 通常、推奨ウィジェットに推奨アイテムのイメージを表示するために使用されます
  • 最大で1,024文字まで可能
Count in Stock
  • アイテムの在庫数量のインジケータ
  • 負でない整数を使用できます。たとえば、0、1、2、...またはemptyで、emptyは0として処理されます。
Is Recommendable
  • アイテムが推奨から除外されることを示すバイナリ・インジケータで、0はアイテムが推奨されないことを意味し、1はアイテムが推奨可能であることを意味します
  • 次の値を使用できます。
    • True、true、1。これらは1として処理されます。
    • False、false、0または空。これらは0として処理されます
  • 推奨不可としてマークされたアイテム(Is Recommendable = 0)は、次のように処理されます。
    • どのアイテムにも推奨されません
    • 推奨がないため、値下げアイテムのみが推奨される場合があります
  • 例外として、最終閲覧モデルではIs Recommendableタグが無視され、Is Recommendable = 0でも推奨を返すことができます。
Currency
  • アイテムの価格通貨のISO 4217コード(USD、GBP、EURなど)
  • ISO 4217コードの完全なリストは、http://www.xe.com/iso4217.phpを参照してください
Image URL
  • アイテムのセカンダリ・イメージ
  • 最大で1,024文字まで可能
説明
  • アイテムの説明
  • 通常、アイテムの詳細な説明を配置するために使用します
  • 最大で10,240文字まで可能
Is Deleted
  • アイテムが有効ではないことをシステムに示すバイナリ・インジケータで、0はアイテムが有効であることを意味し、1はアイテムが除外されることを意味します
  • 次の値を使用できます。
    • True、true、1。これらは1として処理されます。
    • False、false、0または空。これらは0として処理されます
  • 削除済としてマークされたアイテム(Is Deleted = 1)は、次のように処理されます。
    • どのアイテムにも推奨されません。
    • 推奨がないため、値下げアイテムのみが推奨される場合があります
    • インベントリ・ファイルのアップロード中にスキップされるため、このアイテムに対する訪問者の行動は追跡されません

カスタム・タグ

タグ説明
Category 1、Category 2など
  • 通常、アイテム・タクソノミの表示に使用します
  • 推奨のフィルタリングに使用できます
  • 最大で1,024文字まで可能
  • 最大4つのカテゴリ・タグがサポートされます
Custom 1、Custom 2など
  • 表示目的で使用される可能性がある製品の追加情報を格納するために使用できます。たとえば、カスタム・タグを使用して、アイテムの評価、アイテムの以前の価格、サイトに新たに追加されたアイテムを示すマーカー、値引アイテムなどを格納できます。
  • 最大で1,024文字まで可能
  • 最大9個のカスタム・タグがサポートされます

インベントリ・ファイルの一部の行がアップロードされなかった理由

ファイルのアップロード中に、行の妥当性がチェックされます。無効な行はスキップされ、インポートされません。次の場合、行が無効であるとみなされます。

  • 行のProduct IDタグの値が、前の行のProduct IDタグの値と一致しています。同じProduct IDタグの値を持つ行のうち、最初の行のみがインポートされることに注意してください。

  • PriceIs RecommendableCount In StockまたはIs Deletedタグの指定はマッピングされたが、対応する列の少なくとも1つに不適切なデータ形式の値が含まれています

  • Is Deletedタグの指定はマッピングされたが、対応する列に1、Trueまたはtrueに一致する値が含まれています

基本機能と拡張機能

基本機能では、一意のアイテム数の上限が2,000で、その一意性はProduct IDタグの値によって定義されます。アイテム数が2,000を超えるインベントリ・ファイルはアップロードできず、インベントリのアップロードに失敗したことを示す電子メールが送信されます。

サンプルのインベントリ・ファイルのダウンロード

サンプルのインベントリ・ファイルをダウンロードするには、「Recommendations Inventory」ページで「Download sample .csv file」をクリックします。

インベントリ・ファイル, インベントリ・ファイルの形式, タグ・マッピング