QAツールの機能
QAツールを使用すると、キャンペーンをWebサイトで稼働させる前に簡単にテストできます。QAツールでは、キャンペーンを公開する前にエクスペリエンスをプレビューし、キャンペーンによって収集されるメトリックを検証できます。また、稼働中キャンペーンのコンテンツが訪問者にどのように表示されるかを検証することもできます。
QAツールを知る
「Experience」パネル
現在のページで実行中のキャンペーンのリストをプレビューするには、「Experience」パネルを使用します。「Experience」パネルには、自分が含まれるキャンペーンと除外されたキャンペーンの両方が表示されます。
「Timeline」パネル
サイトのブラウズに伴い、「Timeline」パネルでは、表示しているWebページに対してトリガーされたイベント(エラー・メッセージ、ページURL、アクションなど)が収集されます。タイムラインの一般的な用途は、キャンペーンについてアクションが正しく記録されていることを検証することです。サイトをブラウズすると、トリガーされたすべてのアクションが、次のようなエントリとしてタイムラインに表示されます。
本番環境とサンドボックス環境に対するサンプル・タイムライン
「Site Info」パネル
「Site Info」パネルには、サイト・スクリプトと訪問者データに関する情報(IDなど)が表示されます。このパネルは、サイトレベルの構成と、サイト全体の属性(Maxymiser訪問者IDなど)を表示する場合に便利です。
「Campaign Info」パネル
「Campaign Info」パネルには、キャンペーン・ページ、スクリプト、処理またはページ上のセグメントに関する情報が表示されます。
「Change Settings」パネル
「Change Settings」パネルを使用すると、画面上のQAツールの位置を変更したり、「Timeline」パネルに表示する項目のリストを指定できます。
次の表に、「Change Settings」パネルの機能を示します。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Position on Screen | QAツールをWebページの左側に表示するか、右側に表示するかを指定します。Webページの左上、左下、右上または右下の隅に、最小化したQAツールを表示することもできます。 |
| Filter Timeline | 「Timeline」パネルに表示する項目を指定します。QAツールでは、表示する項目のチェック・ボックスを選択していない場合、「Timeline」パネルにアクションとページURLのみが表示されます。 |
「Change Experience」パネル
QAツールを初めてロードする場合は、自動的にエクスペリエンスが割り当てられます。このエクスペリエンスを変更して、プレビューする様々なバリアントを選択できます。
MVTキャンペーンをテストするとき、すべての異なるバリアントの組合せを確実に循環表示するには、「preview all」機能を使用する方が簡単な場合があります。
各エクスペリエンスをロードするときは、次の問題を確認してください。
- 要素が互いに干渉していないことを確認します。一般的な問題には、シフトされた要素、重複、意図しない改行、誤った位置合せ、ページ・ロード時の要素のまたたきなどがあります。
- Webサイトにログインできる場合は、常に、ログインした状態とログアウトした状態の両方でテストを十分に確認してください。
- 各要素をよく見て、正確に意図したとおりの外観になっていることを確認します。
「Override Attributes」パネル
最初にQAツールを開くと、すべての属性が読み取られます。別の国など、様々な属性をシミュレートする必要がある場合に、この操作を行うことができます。
このことは、ターゲッティングを使用するキャンペーンにとって重要です。たとえば、リピート訪問者であるが、キャンペーンに「New Visitor」セグメント内の新規訪問者のみをターゲットしたコンテンツが含まれるとします。QAツールにより、リピート訪問者として識別されても、「Behavior」値を「New Visitor (first 24 hours)」に変更することで、「New Visitor」セグメントに自分を割り当てることができます。
標準で提供されている属性またはカスタム属性は、「Technology」カテゴリ内の属性(ブラウザやデバイス・タイプなど)を除いて任意で変更できます。様々なデバイスやブラウザでキャンペーンがどのように動作するかを知る必要がある場合は、関連するブラウザまたはデバイスで、サイトおよびQAツールを開くことをお薦めします。QAツールは、電話、タブレットおよびデスクトップ・デバイスで、Internet Explorer、Chrome、FirefoxおよびSafariなどの一般的なブラウザで開きます。
サンドボックスと本番
サンドボックス環境と本番環境の間で切り替えることができます。
- Sandbox: キャンペーンを作成および構成するテスト環境。この環境には、データを収集していないキャンペーンや本番で稼働中でないキャンペーンなど、すべてのキャンペーンが表示されます。
- Production: 訪問者がキャンペーン・コンテンツを表示する環境。
上部パネルの背景色は、選択した環境に基づいて変化します(サンドボックスはオレンジ色、本番は緑色)。
ノート: 2つの環境間で切り替えると、セッションが終了し、「Timeline」パネルの情報が削除されます。