データ・アクセス・セットのセキュリティの例

この例は、法的エンティティに対応するプライマリ貸借一致セグメント値を使用してアクセスを保護するデータ・アクセス・セットを示しています。

シナリオ

次の図は、US Financial Services Ledgerのデータ・アクセス・セットを示しています。アクセス・セット・タイプはプライマリ貸借一致セグメント値であり、各プライマリ貸借一致セグメント値は異なる法的エンティティを表しています。Insurance法的エンティティを表すプライマリ貸借一致セグメント値131には、読取り専用アクセス権が割り当てられています。読取りおよび書込みアクセス権が、Banks法的エンティティとCapital法的エンティティを表すプライマリ貸借一致セグメント値101および102に割り当てられています。

このデータ・アクセス・セットに対し、ユーザーは次の操作を実行できます。
  • Insurance法的エンティティを表すプライマリ貸借一致セグメント値131に対しては、仕訳、残高およびレポートの表示。
  • BanksおよびCapital法的エンティティを表すプライマリ貸借一致セグメント値101および102に対しては、仕訳の作成、残高の更新および仕訳、残高およびレポートの表示。
この図は、2つのアクセス・レベルを持つデータ・アクセス・セットの例を示しています。
ノート: 財務レポートでは、プレビュー・モードでレポートを表示する場合、元帳のリストはデータ・アクセス・セットによって保護されません。ユーザーは、自分が表示権限を持たない元帳の名前を表示できます。ただし、保護された元帳のデータはレポートには表示されません。

セキュリティ割当ておよびユーザーのデータ・アクセスの管理の詳細は、『Oracle ERP Cloud ERPの保護』ガイドを参照してください。