レポートでのディメンション値の使用例
「会計期間」、「残高金額」および「金額タイプ」ディメンションの値の組合せを使用して、財務レポート要件を満たすために様々な金額を導出できます。場合によっては、問合せの値の複数の組合せによって、目的の情報が返される可能性があります。
レポート要件を確実に満たすために、残高キューブの計算の一部が重複しています。
「残高金額」ディメンションを使用し、「金額タイプ」に「基準」を指定し、「会計期間」に年、四半期または月を使用すると、レポート要件を満たすことができます。
ただし、次の理由から、「金額タイプ」ディメンションも必要です。
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四半期の第1月および第2月に対する完全なQTD (四半期累計)レポート要件を満たすため。完全なQTDを取得できるのは、「QTD」を使用しており、「会計期間」が月の場合のみです。
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E-Business Suiteリリース12とのレポートの一貫性をさらに高めるために、「PTD」(期間累計)および「YTD」(年累計)を使用することもできます。
四半期情報の取得
この例は、四半期情報を取得する方法を示しています。
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四半期の第1月および第2月に対するQTDを取得できるのは、「金額タイプ」ディメンションに「QTD」を使用する場合のみです。
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四半期末の情報は、「会計期間」ディメンションに四半期、または「金額タイプ」に「QTD」を使用して導出できます。
年度末情報の取得
この例は、年度末情報を取得する方法を示しています。
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「会計期間」に年、「残高金額」に期末残高、「金額タイプ」に「基準」または「YTD」を使用します。
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「会計期間」に特定の月、「残高金額」に期間活動、「金額タイプ」に「YTD」を使用します。
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「残高金額」に残高金額、または「残高金額」に期末残高を使用すると、これは期末残高になります。
ノート: 「期末残高」は、「金額タイプ」メンバー設定または「会計期間」メンバー設定(期間、四半期または年)に関係なく、常に期末残高です。