ユーザー・インタフェースから実行されるGL残高キューブ・プロセス

アプリケーション・ページで、子プロセスの自動実行を含め、Oracle General Ledger残高キューブの作成、再構築、公開および保守を行うプロセスを実行できます。

「会計構成の作成」プロセスでは、基礎となる表が更新され、会計構成の完了後に設定が永続的に保存されます。このプロセスでは、「会計構成の作成: キューブの作成」子プロセスも実行され、子プロセスによって設定の完了時に会計構成および残高キューブが作成されます。使用可能になっている場合、標準および平均日次残高(ADB)キューブの両方が同じ要求内で処理されます。会計構成プロセスを実行するには、「会計構成のレビューおよび発行」タスクにナビゲートします。

「勘定体系階層の公開」プロセスでは、勘定体系の構造的階層が作成されます。使用可能になっている場合、標準および平均日次残高(ADB)キューブの両方が同じ要求内で処理されます。このプロセスでは、「勘定体系階層バージョンの公開」子プロセスも実行されます。値セットと勘定体系の組合せごとに1つの子プロセスが実行されます。公開プロセスを実行するには、「勘定科目階層の公開」タスクにナビゲートします。

「元帳セットの作成」プロセスでは、基礎となる表が更新され、元帳セットが作成されます。これは、同じ要求内の標準およびADB両方のキューブ・タイプに影響します(両方とも使用可能になっている場合)。元帳セット・プロセスを実行するには、「元帳セットの管理」タスクにナビゲートします。

次の表は、「元帳セットの作成」プロセスの子プロセスの説明および影響を受けるキューブ・タイプを示しています。

子プロセス	説明	キューブ・タイプ
会計構成の作成: 会計構成の処理	会計構成および元帳セット・データを処理するために必要なプロセスを実行します。	キューブには適用されません
元帳セット・ディメンション・メンバーの作成	残高キューブで元帳セット・メンバーを作成および更新します。	同じ要求内の標準およびADB (使用可能な場合)

次の表は、他のページまたはプロセスから発行できる、他のキューブの親および子プロセスとその関連キューブ・タイプを示しています。

親プロセス	子プロセス	説明	キューブ・タイプ	追加情報
レポート通貨の元帳ディメンション・メンバーの作成	該当なし	レポート通貨の元帳ディメンション・メンバーを作成します。	同じ要求内の標準およびADB (使用可能な場合)	「レポート通貨の管理」タスクおよび「レポート通貨の作成」ページにナビゲートします。会計構成の完了後に追加された新しいレポート通貨に対して実行されます。
レポート通貨の元帳ディメンション・メンバーの更新	該当なし	レポート通貨の元帳ディメンション・メンバーを更新します。	同じ要求内の標準およびADB (使用可能な場合)	「レポート通貨の管理」タスクおよびレポート通貨の更新ページにナビゲートします。このプロセスは、会計構成の完了後に追加された新しいレポート通貨に対して実行されます。
該当なし	勘定体系ディメンション・メンバーの公開: 詳細値のみ	勘定体系ディメンション・メンバーの変更を残高キューブに公開して、新規または変更されたセグメント値についてディメンション・メンバーを更新します。	同じ要求内の標準およびADB (使用可能な場合)	転記時にGL残高キューブに詳細値が存在しない場合に、仕訳転記プログラムからのみ実行されます。