仕訳連番を手動で定義する方法
仕訳の番号を生成するための連番を手動で定義できます。「会計連番とレポート連番の管理」タスクを使用して、連番、連番バージョンおよび連番割当てを検索、作成および更新します。
高速実装プロセスを使用して仕訳連番を作成することもできます。このプロセスにより連番が作成されて割り当てられます。
連番
「会計連番とレポート連番の管理」ページの「連番」タブから連番を作成、更新および検索します。連番を定義するには、一意の連番名と摘要を入力します。1つ以上の連番バージョンを作成して、連番を完成させます。連番バージョンは、使用する一連の連番とその有効日付範囲を示します。
連番バージョンを作成するときに、次の項目を指定します。
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有効開始日: デフォルトの日付は現在の日付です。日付は、過去または将来の任意の日付に設定できます。
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有効終了日: 連番を使用不可にする必要がある日付。
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初回番号: 連番の開始番号である正の整数。番号は会計仕訳ごとに1ずつ増加します。
連番割当て
連番を作成したら、いつ連番が生成されるかを指定するための様々な基準を割り当てます。会計およびレポートの管理ページの「連番割当」タブを使用して、連番割当てを検索、更新または作成します。
次の表は、「連番割当」タブのフィールドを示しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
元帳 |
仕訳に連番を割り当てる必要がある元帳または法的エンティティが含まれる元帳。 |
法的エンティティ |
仕訳に連番を割り当てる必要がある法的エンティティ。「法的エンティティ」フィールドは、連番基準元帳オプションを「法的エンティティ」に設定している場合に表示されます。 |
仕訳タイプ |
一般会計または補助元帳どちらの仕訳に連番を割り当てるかを選択します。 |
連番イベント |
連番割当てをトリガーするイベント。 |
連番検証日 |
連番の生成日付。この日付は、連番が使用可能であるかおよび連番割当てがアクティブであるかを判別するために使用されます。 |
すべての仕訳の割当が必要 |
このオプションを選択する場合は、すべての仕訳に対し、有効な連番割当て、例外または除外を明示的に定義する必要があります。 |
ステータス |
割当てが使用可能であるか使用不可であるかを示します。 |
次の表は、仕訳タイプ、連番イベント、連番検証日、仕訳ソート日の異なる組合せをいくつか示しています。各組合せについて、連番が会計連番とレポート連番のいずれであるかも示しています。
仕訳タイプ |
連番イベント |
連番検証日 |
仕訳ソート日 |
注釈 |
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General Ledger |
転記 |
会計日 |
会計日 |
会計連番 |
補助元帳会計 |
補助元帳会計 |
会計日 |
完了日または転記日または会計日 |
会計連番 |
General Ledger |
期間クローズ |
会計日 |
会計日 |
レポート連番 |
General Ledger |
期間クローズ |
参照日 |
参照日 |
レポート連番 |
補助元帳会計 |
期間クローズ |
参照日の会計日 |
参照日 |
レポート連番 |
次の図は、「連番割当」ページの「会計貸借一致セグメント値」セクションを示しています。このセクションには、セグメント値、摘要およびセグメント値がレポート連番で使用するために選択されているかどうかを示すインジケータが含まれています。

連番割当ての詳細
次の表は、「連番割当の作成」ページの「連番」セクションのフィールドとその説明を示しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
ステータス |
「新規」や「使用済」などの割当てのステータス。 |
優先度 |
例外の優先度。例外を定義していない場合、このオプションは非アクティブです。 |
連番名 |
割り当てる連番の名前。空白の場合、仕訳に連番を割り当てられないことを示します。 |
開始日 |
連番割当ての有効開始日を定義します。 |
終了日 |
連番割当ての有効終了日を定義します。 |
仕訳ソース |
連番イベントに対して連番を割り当てる仕訳ソースをリストから選択します。 |
仕訳カテゴリ |
連番イベントに対して連番を割り当てる仕訳カテゴリをリストから選択します。 |
会計イベント・タイプ |
連番を割り当てる会計イベント・タイプを選択します(補助元帳仕訳の場合のみ)。 |
会計仕訳タイプ |
連番を割り当てる会計仕訳タイプを選択します(補助元帳仕訳の場合のみ)。 |
文書カテゴリ |
連番に割り当てられるトランザクションをグループ化する場合に選択します。 |
次の図は、「連番割当の作成」ページの「例外の追加」ボタンおよび「除外の追加」ボタンを示しています。

次のボタンを使用して行を追加します。
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例外の追加: 例外を作成する際、優先度値は常に「優先度」フィールドの最大数より1大きい値になります。例外を使用して、特定の仕訳ソース、仕訳カテゴリ、会計イベント・タイプまたは会計エンティティ・タイプに異なる連番を割り当てます。たとえば、すべての仕訳ソースを含めながら、費用仕訳には異なる連番を割り当てることができます。
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除外の追加: 除外を作成して、特定の仕訳ソース、仕訳カテゴリ、会計イベント・タイプまたは会計エンティティ・タイプを除外します。たとえば、財務結果に影響しない管理勘定科目または統計勘定科目を含む仕訳ソースおよび仕訳カテゴリを除外できます。