Webサービスを使用した日次レートの自動ロード

日次レートを提供するレート・サブスクリプション・ソースがある場合は、ファイルベース・データ・インポートを使用したレートのロードを完全に自動化するWebサービスを使用します。

外部WebサービスFinancialUtilServiceにより、Oracle Universal Content Managementにデータ・ファイルをアップロードして、Oracle Cloud ERPにレートをインポートするプロセスを起動できます。

シナリオ

会社の日次レートをロードする自動プロセスを設定しています。

プロセス・ステップ:

  1. 指定された外部ソースからレート・ファイルを取得します。

    日次レートを提供するレート・サブスクリプション・ソースがある場合は、Webサービスを呼び出してファイルを収集し、Oracle Data Integratorにフィードすることも、Oracle Universal Content Managementの一時ストレージにフィードしてから、その後の処理でOracle Data Integratorにフィードすることもできます。

  2. データを準備して検証します。

    スプレッドシート・テンプレートのフォーマットに適合するようにデータ変換を実行します。これらのデータ処理ステップは、Oracle Data Integratorを使用して実行できます。

    .csvデータ・ファイルが提供されて、.xlsmファイルと同じ列の順序で予期されるデータ型の特定のフォーマットに変換される必要があります。たとえば、.csvファイルは、換算元通貨、換算先通貨、標準的なフォーマットの日付、換算レート・タイプ、レートなどの列を提供します。

  3. WebサービスuploadFileToUcmを呼び出します。

    フォーマット済かつ検証済のファイルを、Oracle Data IntegratorからOracle Universal Content Managementに自動的にアップロードします。

  4. WebサービスsubmitESSJobRequestを呼び出します。

    「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを発行して、GL日次レート・インタフェース表にデータをロードします。

  5. WebサービスgetESSJobStatusを呼び出します。

    前のステップで発行された要求のステータスを確認します。プロセスがエラーで終了した場合は、エラーを修正してからプロセスを再発行する必要がある場合があります。

  6. ステップ4からの「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスによって、インタフェース表からGL日次レート表にレートをインポートするプロセスが発行されます。

  7. 「日次レートのインポートおよび計算」プロセスが正常に完了したら、「通貨レート・マネージャ」ページでレートを確認およびレビューできます。