リースのインポート
ファイルベース・データ・インポートまたはFDBI機能を介して多数のリースをインポートできます。FDBIは、データ・インポートを迅速に一括処理するための最善の方法です。
実装ツールとして使用して新しいリースをインポートし、レガシー・システムから耐用期間半ばのリースを変換できます。
リースのインポート:
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サイドパネルから「リースのインポート」を選択してプログラムを実行します。
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基本オプションで、次のパラメータを使用できます。
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処理タイプ:
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インポート - すべてのリースをインポートします。
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インポート・タイプ:
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新規リース - すべての新規リースがインポートされます。
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リース修正 - 修正があるすべてのリースがインポートされます。
次の変更について修正をインポートできます。
- レート変更
- 範囲変更(新規資産の追加など)。
- 範囲変更なし(残余オプションの追加など)
- 支払変更
- 非財務変更の編集
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- 終了およびオプションの管理 - すべての終了済リースおよび変更されたリースのオプションがインポートされます。
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ビジネス・ユニット - リースのインポート元となるビジネス・ユニットを選択します。
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ロード要求識別子 - オプションで、ロード要求識別子を選択できます。
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インタフェース・リース: 自識別子 - オプションで、「インタフェース・リース: 自識別子」を選択できます。
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インタフェース・リース: 至識別子 - オプションで、「インタフェース・リース: 至識別子」を選択できます。
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通知チェック・ボックスを選択した場合は、プロセスが完了するとリース会計から通知が届きます。
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「送信」をクリックしてプロセスを実行します。
主な計算:
リース会計では、リース負債と使用権は、各リースに入力したリース償却開始日より後の期間ごとに計算および保守されます。計算の概要は、次のように表示できます。
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リース負債: リース会計では、「負債」とマークされていて、支払期日がリース償却開始日以降であるキャッシュ・フローが割引されます。リースで選択された割引レート指数のレートを使用して、リース負債が求められます。利息額は、リース償却開始日後のすべての期間について、この割引レートを使用して計算されます。
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使用権のファイナンス・リース: 移行済リースに使用権の値を指定すると、リース償却日後の資産の残り耐用期間に対する単純な計算により償却されます。この値を指定しない場合、リース会計では、「ROU」とマークされたキャッシュ・フローが割引され、リース負債の計算に使用したロジックと同じロジックを使用して使用権残高が計算されます。
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償却費: リース会計では、リース償却開始日と予定リース終了日または資産終了日の間の使用権残高を計算することで導出されます。
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使用権のオペレーティング・リース: 移行済リースに使用権の値を指定すると、リース経費と、リース償却開始日後のリースの残り耐用期間の支払利息の差を使用して償却されます。この値を指定しない場合、リース会計では、「ROU」とマークされたキャッシュ・フローが割引され、リース負債の計算に使用したロジックと同じロジックを使用して使用権残高が計算されます。
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リース経費: 移行されていないリースのリース経費は、期間ごとのキャッシュ・アウトフローの平均になります。指定した使用権値を持つ移行済リースの場合、リース経費はその値と、その支払からの支払利息の合計です。たとえば、指定した使用権の値が$100,000で、予定支払利息が$10,000の場合、リース経費の合計は$110,000です。リース会計では、リース経費合計は、償却開始日後の資産またはリースの残り耐用期間に対して計算されます。