スケジュール済プロセスの取消または変更
後からの変更はよくあることです。スケジュール・プロセスの発行後も、スケジュール済プロセス作業領域でそのスケジュール・プロセスを取り消したり、その他の変更を行うことができます。
プロセスに対して実行できる操作は、プロセスのステータスによって異なります。また、アクセス権を持つ対象によっては、他のユーザーが発行したプロセスでも作業できます。他のユーザーが発行したプロセスを取り消す必要がある場合は、ESS管理者ロール(ESSAdmin)を持つカスタム・ロールを割り当てるようセキュリティ管理者に依頼してください。
プロセスの変更
「検索結果」表で、スケジュール済プロセスを選択します。実行できる操作を次に示します。
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スケジュールの編集: 発行スケジュールを変更します(たとえば、毎週ではなく隔週で発行するなど)。
- 「処理」メニューから「スケジュールの編集」を選択します。
- このオプションは、スケジュールで実行するプロセスを発行したときに取得したプロセスIDを持つ行を選択した場合にのみ表示されます。検索結果を階層で表示する場合、行は親ノードであり、ステータスは「待機」である必要があります。
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出力の編集: プロセスで出力が生成され、まだ実行が開始されていない場合は、出力オプションを変更できます(たとえば、HTML形式からPDF)。「処理」メニューから「出力の編集」を選択します。
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「保留」または「プロセスのリリース」: 「保留待機中」ボタンをクリックしてプロセスを一時停止するか、「プロセスのリリース」をクリックして停止されているプロセスの実行を継続できます。
- プロセス優先度の変更: 実装者がスケジュール済プロセスの優先度を有効にしている場合、ESS管理者ロール(ESSAdmin)があるときは「プロセス優先度の変更」ボタンをクリックできます。発行されたプロセスが多数あるとき、たとえば2のように小さい番号を持つプロセスは、通常、7のように大きい番号を持つプロセスの前に実行されます。優先度は、「ブロック」、「保留」、「準備完了」または「待機」ステータスのプロセスに対してのみ変更できます。
プロセスが開始されていない場合でも、パラメータ設定は変更できません。プロセスを取り消して、必要なパラメータ値を指定して再度発行できます。
プロセスの取消
「検索結果」表でスケジュール済プロセスを選択し、「プロセスの取消」をクリックします。
1日1回など、スケジュールに基づいて実行するプロセスを発行した場合、一部の実行がすでに発生していても、スケジュールされた実行を取り消すことができます。元の発行(プロセスの発行時に取得したプロセスIDがある行)を探します。検索結果を階層で表示する場合、行は親ノードであり、ステータスは「待機」である必要があります。この元の発行を取り消すと、設定したスケジュールに基づく現在および将来の実行がすべて取り消されます。
プロセスの取消しを終了するまで、しばらく時間がかかる場合があります。そのため、「アクション」メニューを使用して終了できます。表示されるオプションは、プロセスによって異なります。
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ハード取消: プロセスの取消し直後に、プロセス自体が終了するのを待たずに終了します。
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強制取消: 30分を超えて取消が続いていて、まだ完了していないプロセスを終了します。
一部のプロセスはリモート・サーバー上で実行されます。「強制取消」をクリックした場合、ステータスは「取消済」に変わるものの、プロセスは引き続きリモート・サーバーで実行されている場合があります。「検索結果」表でスケジュール済プロセスを選択したまま、表の後に表示される「プロセスの詳細」タブでリモート・プロセスのステータスを確認します。「リモート・プロセスのステータス」フィールドに、リモート・プロセス(スケジュール済プロセスとは異なります)の次のいずれかのステータスが表示されます。
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正常に完了しました: リモート・プロセスは30分間の猶予期間内に正常に取り消されました。
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実行中/不明: スケジュール済プロセスは取消済の状態ですが、リモート・プロセスは引き続き動作中です。
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終了: スケジュール済プロセスは取消済の状態で、リモート・プロセスは30分間の猶予期間後に正常に取り消されました。
「ハード取消」をクリックした場合も、リモート・ステータス(ある場合)の「プロセス詳細」タブを確認できます。かわりに、「外部ジョブ・ステータス」フィールドが表示されます。
- 正常に完了しました: リモート・プロセスは正常に取り消されました。
- 実行中/不明: スケジュール済プロセスは取消済の状態ですが、リモート・プロセスは引き続き動作中です。
プロセスの一括取消し
プロセスが最終状態に達していないかぎり、最大100プロセスを一度に取り消すことができます。
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をクリックします。
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「検索」セクションで、「保存済検索」リストから「取消し可能なプロセス」を選択します。
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「検索結果」表で取得する内容が、次の要件を満たしていることを確認します。
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100個未満のプロセス
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取消可能なステータスのプロセスのみ:
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待機
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準備完了
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実行中
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完了
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ブロック済
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保留
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一時停止
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検証待ち
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スケジュール終了
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エラー自動再試行
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必要に応じて、「検索」セクションを使用して検索結果を変更します。
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「アクション」メニューから「一括でのプロセスの取消し」を選択します。