3会社間トランザクション

この章の内容は次のとおりです。

手動トランザクション用の会社間売掛/未収金および会社間買掛/未払金勘定の生成: 例

会社間手動トランザクション用の売掛/未収金(AR)および買掛/未払金(AP)勘定は、Oracle Fusion Intercompanyで自動的に生成されます。トランザクションの配分を入力すると、会社間では売掛/未収金および買掛/未払金の勘定が、会社間貸借一致ルールの設定に基づいて生成されます。

会社間では、トランザクション・タイプ、送り側および受け側の法的エンティティなどのバッチの属性を使用して、使用するルールを確認します。次に、会社間ではこのルール、および送り側の最初の配分勘定のセグメント詳細を使用して、トランザクションの送り側サイドの会社間勘定組合せを作成します。同様に、受け側の最初の配分勘定に基づいて、トランザクションの受け側サイドの会社間勘定を作成します。

会社間では、次の順序でルールが評価されます。

  1. プライマリ貸借一致セグメント・ルール

  2. 法的エンティティ・レベル・ルール

  3. 元帳レベル・ルール

  4. 勘定体系ルール

下位レベルに照合ルールが存在しない場合、会社間では勘定体系ルールが使用されます。従って、勘定体系ルールは、保持する勘定体系ごとに設定することをお薦めします。これによって、会社間では、トランザクション用の会社間売掛/未収金および会社間買掛/未払金勘定の生成に使用するルールが常に検出されます。

次に、会社間では、売掛/未収金および買掛/未払金勘定の生成に使用するルールを決定する際にトランザクション・タイプが評価されます。特定のトランザクション・タイプが指定されたルールは、「その他すべて」トランザクション・タイプに対して定義されたルールより優先されます。

手動トランザクション用の会社間売掛/未収金および会社間買掛/未払金勘定の生成の例

このシナリオでは、農業および繊維業の会社の会社間販売を、他の会社間活動とは別に追跡するように選択します。この2つの会社には別の会社間勘定を使用します。他のすべての会社間活動用に勘定体系ルールを作成します。

設定

InFusion USA勘定体系

セグメント・クオリファイア プライマリ貸借一致セグメント 貸借一致セグメント2 セグメント セグメント 会社間セグメント

セグメント名

会社

(CO)

コスト・センター

(CC)

製品

(PROD)

勘定科目

(ACCT)

会社間

(IC)

元帳、法的エンティティおよびプライマリ貸借一致セグメント値の割当

元帳 法的エンティティ プライマリ貸借一致セグメント値

InFusion USA

Infusion Farms

3100、3200、3300、3400、3500

InFusion USA

InFusion Textiles

4000

InFusion USA

InFusion Production

5000

InFusion USA

 

1000、9000

勘定体系ルール

ルール番号1

  • 勘定体系: InFusion USA

  • ソース: なし

  • カテゴリ: なし

  • トランザクション・タイプ: その他すべて

IC勘定 CO CC PROD ACCT IC

AR勘定

1000

000

0000

13020

0000

AP勘定

1000

000

000

21020

000

法的エンティティ・ルール

ルール番号2

  • 元帳: 自、元帳: 至: InFusion USA

  • 法的エンティティ: 自: InFusion Farms

  • 法的エンティティ: 至: InFusion Textiles

  • ソース: なし

  • カテゴリ: なし

  • トランザクション・タイプ: 会社間(IC)販売

IC勘定 CO CC PROD ACCT IC

AR勘定

1000

000

0000

13011

0000

AP勘定

1000

000

0000

21011

0000

ルール番号3

  • 元帳: 自、元帳: 至: InFusion USA

  • 法的エンティティ: 自: InFusion Farms

  • 法的エンティティ: 至: InFusion Production

  • ソース: なし

  • カテゴリ: なし

  • トランザクション・タイプ: 会社間販売

IC勘定 CO CC PROD ACCT IC

AR勘定

1000

000

0000

13012

0000

AP勘定

1000

000

0000

21012

0000

ルール番号4

  • 元帳: 自、元帳: 至: InFusion USA

  • 法的エンティティ: 自: InFusion Textiles

  • 法的エンティティ: 至: InFusion Farms

  • ソース: なし

  • カテゴリ: なし

  • トランザクション・タイプ: 会社間販売

IC勘定 CO CC PROD ACCT IC

AR勘定

1000

000

0000

13013

0000

AP勘定

1000

000

0000

21013

0000

ルール番号5

  • 元帳: 自、元帳: 至: InFusion USA

  • 法的エンティティ: 自: InFusion Textiles

  • 法的エンティティ: 至: InFusion Production

  • ソース: なし

  • カテゴリ: なし

  • トランザクション・タイプ: 会社間販売

IC勘定 CO CC PROD ACCT IC

AR勘定

1000

000

0000

13014

0000

AP勘定

1000

000

0000

21014

0000

会社間借方トランザクションに対して生成される会社間勘定

トランザクション・タイプ 送り側LE 受け側LE 送り側配分 生成される送り側AR勘定 使用ルール番号

IC販売

InFusion Farms

InFusion Textiles

3100- 100- 1200- 52330- 0000

3100- 100- 0000- 13011- 4000

2

IC修正

InFusion Farms

InFusion Textiles

3100- 100- 1200- 52330- 0000

3100- 100- 0000- 13020- 4000

1

IC販売

InFusion Production

InFusion Farms

5000- 120- 1300- 52345- 0000

5000- 120- 0000- 13020- 3200

1

この表は、トランザクションの受け側サイドを示しています。

トランザクション・タイプ 送り側LE 受け側LE 受け側配分 生成される受け側AR勘定 使用

IC販売

InFusion Farms

InFusion Textiles

4000- 110- 1200- 41111- 0000

4000- 110- 0000- 21013- 3100

4

IC修正

InFusion Farms

InFusion Textiles

4000- 110- 1200- 41111- 0000

4000- 110- 0000- 21020- 3100

1

IC販売

InFusion Production

InFusion Farms

3200- 130- 1200- 41112- 0000

3200- 130- 0000- 21012- 5000

3

会社間貸方トランザクションに対して生成される会社間勘定

トランザクション・タイプ 送り側LE 受け側LE 送り側配分 生成される送り側AP勘定 使用ルール番号

IC販売

InFusion Farms

InFusion Textiles

3100- 100- 0000- 52330- 0000

3100- 100- 0000- 21011- 4000

2

IC修正

InFusion Farms

InFusion Textiles

3100- 100- 1200- 52330- 0000

3100- 100- 0000- 21020- 4000

1

IC販売

InFusion Production

InFusion Farms

5000- 120- 1300- 52345- 0000

5000- 120- 0000- 21020- 3200

1

この表は、トランザクションの受け側サイドを示しています。

トランザクション・タイプ 送り側LE 受け側LE 受け側配分 生成される受け側AP勘定 使用ルール番号

IC販売

InFusion Farms

InFusion Textiles

4000- 100- 1200- 41111- 0000

4000- 100- 0000- 13013- 3100

4

IC修正

InFusion Farms

InFusion Textiles

4000- 100- 1200- 41111- 0000

4000- 100- 0000- 13020- 3100

1

IC販売

InFusion Production

InFusion Farms

3200- 130- 1200- 41112- 0000

3200- 130- 0000- 13012- 5000

3

会社間アウトバウンド・トランザクションの取下げ: 説明

会社間トランザクションの取下げプロセスでは、個々のトランザクションまたはバッチ全体を撤回します。トランザクションは、会社間トランザクション概要ページおよび「会社間バッチの編集」ページから取り下げることができます。アウトバウンドの管理ページからはバッチ全体を取り下げます。トランザクションの取下げを可能にするには、特定の会社間送り側組織に対する更新権限が必要です。

注意

「取下げ」ボタンが使用可能になるのは、バッチを発行した後のみです。

バッチを取り下げるプロセス

バッチを撤回する手順は、次のとおりです。

  1. アウトバウンドの管理ページにナビゲートします。

  2. 関連するバッチを検索します。すべてのトランザクションが「受入済」または「送信済」ステータスで、「発行済」ステータスのバッチを取り下げることができます。

  3. 「取下げ」ボタンをクリックします。バッチ・ステータスが「新規」にリセットされます。

トランザクションを取り下げるプロセス

会社間トランザクション概要ページからトランザクションを撤回する手順は、次のとおりです。

  1. 「概要」ページにナビゲートします。

  2. 「その他」タブから「承認保留」をクリックします。

  3. 撤回するトランザクションを検索し、「取下げ」ボタンをクリックします。「受入済」または「送信済」ステータスのトランザクションを取り下げることができます。

  4. バッチおよびトランザクションは、取り下げられるとステータスが変更されます。

    • 取り下げられたトランザクションがバッチ内の唯一のトランザクションである場合、またはバッチ内のすべてのトランザクションが取り下げられた場合、すべてのトランザクションのステータスおよびバッチのステータスは「新規」に設定されます。

    • 選択したトランザクションがバッチ内の唯一のトランザクションでない場合、取り下げられたトランザクションのステータスは「拒否済」に設定されます。バッチ内のその他のトランザクションのステータスが「完了」または「拒否済」のいずれかの場合、そのバッチのステータスは「完了」に設定され、それ以外の場合、バッチは「発行済」ステータスのままです。

会社間付加フレックスフィールドの検索: 説明

付加フレックスフィールドを使用して、会社間トランザクションに関する追加情報を定義して格納します。「拡張検索」パネルで、付加フレックスフィールドから情報を取得できます。

次のリージョンの会社間ページでは、2つの付加フレックスフィールドが検索できます。

  • 会社間トランザクションのアウトバウンド・トランザクション

  • 会社間トランザクションのインバウンド・トランザクション

グローバル・セグメントとコンテキスト・セグメントを使用して検索でき、両方とも「拡張検索」パネルから使用できます。コンテキスト・セグメントを追加すると、コンテキスト・セグメントの値が選択され、「フィールドの追加」でコンテキスト依存セグメントのリストが使用可能になります。

会社間トランザクション・インポート: 処理方法

会社間トランザクション・インポートを使用して、外部システムからのデータ、または以前の会計システムからの履歴データをインポートします。

注意

事前定義済テンプレートおよびスケジュール済の「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセス(いずれもOracle Cloud機能の外部データ統合サービスに含まれます)を使用して、データをインタフェース表にロードできます。詳細は、「ドキュメント」タブで、Oracle Fusion Applications向けのOracle Enterprise Repositoryの「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスに関する項を参照してください。

会社間インポートに影響を与える設定

会社間のインポート・プロセスを実行する前に、次の設定を構成します。

  • 会社間システム・オプション、トランザクション・タイプ、および会社間組織を設定します。

  • 会社間カレンダを使用している場合は、会社間期間ステータスを「オープン」に設定します。

  • 外部システムからデータをエクスポートし、Oracle Fusion Intercompanyインタフェース表に投入します。

会社間の処理方法

会社間プロセスには、次のステップが含まれます。

  • Oracle Fusionアプリケーションおよびレガシー・システムの両方に入力されたトランザクション・データを会社間インタフェース表にインポートします。

  • 会社間トランザクションのインポート・プロセスを実行して、会社間インタフェース表のデータから会社間トランザクションを作成します。インポート・プログラムでは、不十分または無効なデータが含まれるレコードが拒否され、インポートできなかった会社間トランザクションがリストされたレポートが自動的に生成されます。

  • 訂正されたデータのみがインタフェース表にロードされ、インポートされなかったレポートに対して会社間トランザクションのインポート・プロセスを再発行します。

  • インポートされたデータから会社間トランザクションが作成されたら、レビューして、必要に応じて完了および発行します。エラーは、会社間ダッシュボードおよびアウトバウンド・トランザクションの管理ページに表示できます。エラーを訂正した後に、再発行します。

  • 手動承認が必要なトランザクションを承認します。トランザクションが「承認済」ステータスになった後、Oracle Fusion General Ledger、Oracle Fusion ReceivablesまたはOracle Fusion Payablesへの転送プロセスを実行します。General Ledger、ReceivablesまたはPayablesに対して関連のインポート・プロセスを実行し、トランザクションをGeneral Ledgerにインポートして転記することによって、フローを完了します。

相互元帳配賦: 処理方法

元帳セット内の複数の元帳にまたがる配賦明細を作成できます。配賦明細の生成に使用できるプロセスは、「一般会計配賦の生成」プロセスと「会社間配賦の生成」プロセスの2つです。配賦では、Oracle Fusion Intercompanyに定義された会社間貸借一致ルールを使用して、結果の各配賦仕訳を貸借一致させます。相互元帳配賦明細を含む配賦明細から会社間トランザクションを作成する場合は、「会社間配賦の生成」プロセスを発行すると、Oracle Fusion Intercompanyにトランザクションが作成されます。一般会計に配賦仕訳を作成する必要がある場合は、「一般会計配賦の生成」プロセスを使用できます。

配賦に影響を与える設定

一般会計配賦

「一般会計配賦の生成」プロセスに対して、次のパラメータを設定して配賦仕訳を作成します。

パラメータ 摘要

ルールまたはルール・セット

配賦明細を作成するルールまたはルール・セットを選択します。

配賦の転記

配賦仕訳がインポートされた後に自動的に転記する場合に選択します。

会社間配賦

「会社間配賦の生成」プロセスに対して、次のパラメータを設定して会社間配賦を作成します。

パラメータ 摘要

ルールまたはルール・セット

配賦計算を作成するルールまたはルール・セットを選択します。

会社間トランザクション・タイプ

会社間トランザクションの作成に使用されるトランザクション・タイプを選択します。

「一般会計配賦の生成」プロセスを使用した配賦の処理方法

「一般会計配賦の生成」プロセスでは、ルールまたはルール・セットによって生成された配賦明細から仕訳が作成されます。

単一元帳または複数の元帳に対する仕訳があります。配賦明細が複数の元帳にまたがる場合、各仕訳は会社間貸借一致ルールを使用して貸借一致されます。相互元帳配賦ルールを作成するとき、各ルールによって、1つの借方明細または1つの貸方明細と、必要な数の反対側の明細が生成される必要があります。次に、プロセスでは、会社間売掛/未収金または会社間買掛/未払金の明細が相互元帳仕訳に追加されて、関連する元帳にインポート可能になります。

「会社間配賦の生成」プロセスを使用した配賦の処理方法

「会社間配賦の生成」プロセスでは、ルールまたはルール・セットによって生成された配賦明細から、会社間バッチ、トランザクション、送り側配分および受け側配分が作成されます。プロセスでは、会社間トランザクションが配賦明細の入力通貨で作成されます。

プロセスの発行時に選択する会社間トランザクション・タイプによって、作成するトランザクションに対して手動承認が必要かどうか、およびOracle Fusion Receivablesで請求書の生成が必要かどうかが決まります。

会社間トランザクションは、単一元帳または相互元帳の配賦明細から作成できます。相互元帳配賦を正常に処理するには、配賦ルールごとに、1つの借方明細または1つの貸方明細と、必要な数の反対側の明細が生成される必要があります。1つの借方明細または1つの貸方明細によってトランザクションの送り側サイドが形成され、反対側の明細によってトランザクションの受け側サイドが形成されます。

相互元帳配賦: 例

相互元帳配賦を総勘定元帳仕訳として作成するか、または会社間トランザクションとして作成するかを選択して、相互元帳配賦を処理できます。「一般会計配賦の生成」プロセスを発行して、配賦ルールまたはルール・セットから仕訳を生成することを選択します。このプロセスには、相互元帳仕訳を売掛/未収金または買掛/未払金の明細で貸借一致させるためのオプションがあります。

また、「会社間配賦の生成」プロセスを発行して、配賦ルールまたはルール・セットから会社間トランザクションを作成することもできます。これによって、請求書生成のためにオプションでReceivablesにルーティングできる会社間トランザクションが作成されます。

次のシナリオでは、相互元帳配賦用の会社間トランザクションとともに貸借一致仕訳を生成する方法を示します。

会社間配賦仕訳

会計担当者は月末に、経費を分割する合理的な配賦を示す計算に基づいて、中央で負担した経費の一部を、その支出の原因になったりその支出によって利益を得たすべての組織ユニット間に配賦します。この配賦を実行することによって、各組織ユニットの損益計算書には、運用コストの公正な分担が示されます。

多くの場合、配賦は1つの子会社内の複数の部門間でのみ発生しますが、複数の子会社間で定期的に費用を分担する場合もあります。

たとえば、マーケティング費用が本社の元帳内で発生し、この費用は、販売高に基づいて米国(US)、カナダ(CA)および英国(UK)の各組織に配賦されます。これらの組織は別々の法的エンティティで、それぞれ独自の元帳があります。US組織は費用の50%を負担し、CAおよびUK組織はそれぞれ費用の25%を負担します。

マーケティング費用配賦ルールを設定して、次の配賦明細を生成します。

元帳 勘定 Co - CC - Div - Acct - IC 借方 貸方 摘要

InFusion USA

3111-110-0000-41110-0000

 

500

配賦明細

InFusion UK

3411-000-0000-52330-0000

250

 

配賦明細

InFusion Canada

3511-120-0000-52330-0000

250

 

配賦明細

会社間貸借一致ルールは、次の勘定を使用するように設定されます。

  • 売掛/未収金勘定: 3000-000-0000-13011-0000

  • 買掛/未払金勘定: 3000-000-0000-21081-0000

会社間勘定を使用する一般会計配賦の生成

「一般会計配賦の生成」プロセスを発行して、ルールまたはルール・セットを選択します。会社間貸借一致ルールを使用して、相互元帳配賦明細の貸借一致に必要な売掛/未収金と買掛/未払金の勘定を生成するには、「相互元帳配賦の処理」および「会社間会計の使用」オプションを選択します。

マーケティング費用配賦ルールに対して、次の仕訳が作成されます。

相互元帳の貸借一致後のInFusion USA仕訳

元帳 勘定 Co - CC - Div - Acct - IC 借方 貸方 摘要

InFusion USA

3111-110-0000-41110-0000

 

500

配賦明細

InFusion USA

3111-110-0000-13011-3411

250

 

InFusion UK元帳との相互元帳会社間配賦

InFusion USA

3111-110-0000-13011-3511

250

 

InFusion Canada元帳との相互元帳会社間配賦

相互元帳の貸借一致後のInFusion UK仕訳

元帳 勘定 Co - CC - Div - Acct - IC 借方 貸方 摘要

InFusion UK

3411-000-0000-52330-0000

250

 

配賦明細

InFusion UK

3411-000-0000-21081-3111

 

250

InFusion USA元帳との相互元帳会社間配賦

相互元帳の貸借一致後のInFusion Canada仕訳

元帳 勘定 Co - CC - Div - Acct - IC 借方 貸方 摘要

InFusion Canada

3511-120-0000-52330-0000

250

 

配賦明細

InFusion Canada

3511-120-0000-21081-3111

 

250

InFusion USA元帳との相互元帳会社間配賦

会社間配賦の生成

「会社間配賦の生成」プロセスを発行して、会社間トランザクションを作成します。配賦に対する請求書が必要な場合は、請求を必要とする会社間トランザクション・タイプを選択すると、請求書生成のために会社間トランザクションがReceivablesにルーティングされます。

元帳、法的エンティティおよびプライマリ貸借一致セグメントの割当は、次のように設定されます。

元帳 法的エンティティ プライマリ貸借一致セグメント

InFusion USA

USA Corp

3111

InFusion UK

UK Corp

3411

InFusion Canada

Canada Corp

3511

会社間組織は次のように設定されます。

会社間組織 法的エンティティ

米国営業

USA Corp

英国営業

UK Corp

カナダ営業

Canada Corp

マーケティング費用配賦ルールに対して、次の会社間トランザクションが作成されます。

バッチ101

送り側 トランザクション番号 配分番号 配分勘定 Co - CC - Div - Acct - IC 借方 貸方

米国営業

1

1

3111-110-0000-41110-0000

 

250

 

 

2

3111-110-0000-13011-3411

250

 

 

2

1

3111-110-0000-41110-0000

 

250

 

 

2

3111-110-0000-13011-3511

250

 

受け側 トランザクション番号 配分番号 配分勘定 Co - CC - Div - Acct - IC 借方 貸方

英国営業

1

1

3411-000-0000-52330-0000

250

 

 

 

2

3411-000-0000-21081-3111

 

250

カナダ営業

2

1

3511-120-0000-52330-0000

250

 

 

 

2

3511-120-0000-21081-3111

 

250

会社間トランザクションに関するFAQ

どのようにしてソーシャル・ネットワーキングを使用してコスト・センター所有者と会社間配賦修正について会話しますか。

「会社間トランザクション」ワークエリアにある「ソーシャル」リンクを使用して、他のユーザーを会話に招待して修正を処理します。

たとえば、リソース使用量をより正確に反映するために、管理費用の毎月の会社間配賦が大幅に変更されたとします。コスト・センター所有者は会社間配賦を検証する必要があります。

「会社間トランザクション」ワークエリアから、次の手順を実行します。

  1. 会社間トランザクションを検索します。

  2. 「ソーシャル」をクリックして、Oracle Social Networkをオープンします。「共有」ボタンをクリックするか、または、コラボレーションがすでに開始されている場合は「参加」をクリックします。

  3. 新しい関連会話を作成します。

  4. 会話に参加するようにすべてのコスト・センター所有者を招待します。

  5. コスト・センター所有者のレビュー用に、配賦スプレッドシートをアップロードします。

コスト・センター所有者は質問を投稿でき、他のコスト・センター所有者もメンバーであるため、質問に対する回答を閲覧できます。各コスト・センター所有者が会話の中で会社間配賦を検証し、これによって長期保存のレコードが作成されます。