自動突合せ
自動突合せでは、銀行口座に割り当てられている突合せルール・セットに基づいて、銀行取引明細書明細とシステム・トランザクション間の突合せが行われます。大量の銀行取引明細書を処理したり、突合せプロセスを自動化する場合に、自動突合せを使用します。
銀行取引明細書の自動突合せを実行する前に、次のように設定します。
設定の前提条件 |
説明 |
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銀行、支店および口座 |
銀行、支店および口座を定義して、1つの場所からすべての銀行口座を追跡します。 |
解析ルール・セット |
インバウンド追加情報やその他のフィールドを解析してより詳細な構成フィールドに分けるために使用します。解析ルール・セットは銀行口座に関連付けられており、バッチ・ジョブまたはスケジュール済プロセスを解析するための参照データとして使用されます。 |
トランザクション・コード |
提供された既存のトランザクション・コードを拡張または変更するか、必要に応じてトランザクション・コードを作成します。トランザクション・コードは、使用する銀行のトランザクション・コードと一致していなければなりません。 |
トランザクション・タイプ・マッピング |
支払方式に基づき、PayablesおよびReceivablesのトランザクション・タイプを指定し、説明を入力します。 |
銀行取引明細書突合せ照合ルール |
突合せ照合ルールを使用して、銀行取引明細書明細をシステム・トランザクションに照らして照合する方法を指定します。 |
銀行取引明細書突合せ許容範囲ルール |
突合せが定義済許容度に該当する違反である場合に防止または警告する、日付、額および許容範囲(パーセント)を指定する許容ルールを使用します。 |
銀行取引明細書自動突合せ照合ルール・セット |
1つ以上の照合ルールと許容範囲ルールで構成されます。これらの実行順に優先順位または順序を設定する必要があります。「銀行取引明細書突合せルール・セットの管理」ページ |
トランザクション作成ルール |
これを使用して未突合せ銀行取引明細書明細または外部銀行取引明細書明細を指定し、トランザクションのための口座を作成します。たとえば、銀行手数料や利子などです。 |
補助元帳会計基準の定義 |
外部入力トランザクションの事前定義会計基準を構成します。 |
自動突合せプロセスを開始するには、次を行う必要があります。
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照合ルール・セットを作成し、そこに自動突合せで使用する銀行口座を割り当てます。
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「銀行取引明細書および突合せ」ページで自動突合せプロセスを発行します。
ノート: 「取引明細書終了日: 自」および「取引明細書終了日: 至」を入力しない場合は、銀行取引明細書の選択に「日数」パラメータを使用できます。このパラメータは、プロセスの発行時およびスケジュール時に使用できます。 -
未突合せ明細と突合せ済明細をレビューします。手動で突合せを実行することもできますし、「銀行取引明細書および突合せ」作業領域から自動突合せプロセスを再発行することもできます。
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例外のレビューページから突合せの例外をレビューします。
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「レビュー済としてマーク」機能を使用すると、突合せ済銀行取引明細書に対して突合せの戻し処理を行ってしまう誤りを防ぐことができます。