売掛/未収金年齢調べGL勘定科目別レポート

売掛/未収金年齢調べGL勘定科目別レポートは、特定の会計日時点での顧客または顧客サイトの未回収売掛/未収金残高に関する情報をGL勘定科目別にレビューする場合に使用します。

このレポートは、年齢調べおよび一般会計との突合せの両方に使用できます。

売掛/未収金年齢調べGL勘定科目別レポートを突合せに使用する場合は、次の点に注意してください。

  • 対顧客勘定クレジット、不明支払、対顧客勘定入金および未消込入金の包含または除外に関するレポート・パラメータの値として、売掛管理から一般会計への突合せの抽出およびレポートのパラメータと一致するものを選択してください。

  • 売掛管理から一般会計への突合せの抽出およびレポートと同じ貸借一致セグメント値を選択してください。

    ノート: 会計フレックスフィールドのその他のセグメントに対して消込レポートを実行することもできますが、年齢調べレポートでは「貸借一致セグメント」パラメータのみが使用されるため、2つのレポートが同じ結果にならない可能性があります。
  • 消込に貸方を含める場合は、「貸方残高の表示」パラメータを「年齢」に設定して、顧客残高合計に貸方を含めるようにします。

  • GL勘定科目別に消し込む場合は、「レポート要約」パラメータを「顧客要約」に設定して、会計フレックスフィールド別に総合計を表示するようにします。

注意: Advanced Collectionsの年齢調べレポートにはGL勘定科目の情報が含まれないため、消込にはこのレポートを使用しないでください。該当するレポートは次の3つです。

売掛/未収金年齢調べGL勘定科目別レポートは、次の場合に使用します。

  • 突合せ時に、売掛管理から一般会計への突合せレポートの残高と比較する場合。

  • 未回収売掛/未収金の年齢調べまたは要約を行う場合。

選択するレポート・パラメータ

貸借一致セグメント

すべての貸借一致セグメント値を対象にレポートを実行するのではなく、常に特定の値を選択します。

トランザクション基準日

売掛金オープン項目を含める最初の会計日。

レポート要約

  • 顧客要約: 顧客名をその未回収残高合計とともに印刷します。

  • 請求書要約: 顧客のすべての未回収売掛/未収金の情報を印刷します。

レポート・フォーマット

レポート・フォーマットは、トランザクション情報ではなく顧客情報に影響します。

  • 簡易: 顧客名と顧客アカウント番号を品目情報とともに印刷します。

  • 詳細: 顧客の都道府県と市区町村を、担当者名および電話番号とともに印刷します。

年齢調べバケット

指定したバケット・セットから情報を印刷します。

貸方残高の表示

貸方品目をレポートに含めるかどうか、また含める方法を選択します。

  • 年齢: 貸方品目の年齢が調べられ、該当する年齢調べバケット列に貸方金額が取り込まれます。

  • 表示しない: レポートの顧客残高に貸方品目を含めません。この場合、レポートには未消込支払、対顧客勘定支払、不明支払または対顧客勘定クレジット・メモが一切表示されません。

  • 要約: 「顧客クレジット・メモ」、「顧客支払」および「顧客残高」の各行に、貸方品目の合計が表示されます。

ノート: 売掛管理から一般会計への消込の抽出およびレポートにこれらの品目を含めなかった場合は、このレポートを消込に使用する際に「貸方残高の表示」パラメータを「表示しない」に設定します。

リスクあり入金の表示

リスクのある入金とは、決済またはファクタリングが行われておらず、かつリスクが消去されていない標準入金のことです。

  • 年齢: リスクのある入金をこのレポートに含めます。レポートでは、リスクのある入金が該当するバケットの他のオープン入金とともに表示され、顧客残高を決定する際にこれらの入金が含まれます。

  • 表示しない: リスクのある入金をこのレポートに含めません。

  • 要約: 「顧客クレジット・メモ」、「顧客支払」および「顧客残高」の各行のリスクあり入金の合計を表示します。

ノート: このレポートを消込に使用するときは、常に、「リスクあり入金の表示」パラメータを「表示しない」に設定してください。

レポート出力

レポートには、顧客の現在と過去の支払遅延請求書、デビット・メモおよびチャージバックに関する詳細情報と要約情報を表示できます。「レポート・フォーマット」パラメータを「詳細」に設定すると、顧客サイト別に合計が表示されます。「レポート・フォーマット」パラメータを「簡易」に設定すると、顧客アカウント番号別に合計が表示されます。

このレポートでは、Advanced Collectionsの事前定義済年齢調べ方法を使用して、指定した日数の期間に顧客アカウントまたはサイトに支払義務が生じた現在および過去の支払遅延金額を示す7つの年齢調べバケットが表示されます。最後の年齢調べバケット(150+)には、150日を超える支払遅延トランザクション金額が含まれます。

Advanced Collectionsの「年齢調べ方法の管理」ページを使用して、2個から7個の年齢調べバケット列があるレポートのカスタム年齢調べ方法を作成できます。バケットの数を何個に定義した場合でも、-9999から9999日までの範囲を網羅する必要があります。

ノート: 9999 (約27年)を超える年齢調べ日数を含めるように最後の年齢調べバケットを更新することはできません。「売掛/未収金年齢調べGL勘定科目別レポート」には、9999日を超える期日超過のトランザクション金額は含まれませんが、ReceivablesおよびAdvanced Collectionsでは、これらのトランザクションを表示および処理できます。
会社

このグループに含まれるトランザクションに関連付けられている売掛/未収金勘定の貸借一致セグメント。

会計フレックスフィールド

GL勘定科目の連結セグメントと連結された摘要。

会社合計

会計フレックスフィールドの貸借一致セグメント値の合計未回収金額。この見出しは、「レポート要約」パラメータを「請求書要約」に設定した場合にのみ表示されます。

  • 「貸方残高の表示」パラメータを「表示しない」または「要約」に設定すると、レポートの会社合計に貸方品目の金額が含まれなくなります。

  • 「貸方残高の表示」パラメータを「年齢」に設定すると、会社合計に貸方品目の金額が含まれます。

顧客残高

「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合の、各顧客の残高合計。この残高には、各顧客の借方品目と貸方品目がすべて含まれます。

顧客クレジット・メモ

「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合の、各顧客のクレジット・メモの合計額。この合計は、各顧客の「顧客残高」行に含まれます。

借方合計

「貸方残高の表示」パラメータを「年齢」に設定した場合は、この合計に借方品目と貸方品目の両方が含まれます。

顧客支払

「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合は、当該サイト内の各顧客の支払合計額がここに表示されます。支払には、未消込入金と対顧客勘定入金の両方が含まれます。この合計は、各顧客の「顧客残高」行に含まれます。

顧客残高

各顧客の合計残高。

  • 「貸方残高の表示」パラメータを「表示しない」または「年齢」に設定した場合は、対顧客勘定支払、未消込支払および対顧客勘定クレジットがレポートの顧客残高に含まれません。

  • 「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合は、これらの貸方品目が顧客残高に含まれます。

サイト残高

「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合は、各サイトの合計残高がここに表示されます。この残高には、各顧客の借方品目と貸方品目がすべて含まれます。

サイト・クレジット・メモ

「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合は、各顧客サイトのクレジット・メモの合計金額がここに表示されます。この合計は、各顧客の「サイト残高」行に含まれます。

顧客残高合計

レポート内の全顧客の顧客残高合計。

全顧客合計

レポート内の全顧客の合計。

支払合計およびクレジット・メモ

レポート内の全顧客のクレジット・メモの合計。

会計フレックスフィールドの合計

会計フレックスフィールドの一意の勘定科目コード組合せごとの合計。

レポート合計

この合計は、「レポート要約」パラメータを「請求書要約」に設定した場合にのみ表示されます。

「貸方残高の表示」パラメータを「要約」に設定した場合は、この合計に貸方が含まれません。