割引額の導出例

この例は、Receivablesで入金日に基づいて割引情報を導出する方法を示しています。

入金を手動で入力すると、Receivablesでは、支払条件、割引猶予日数、売掛/未収金システム・オプション、トランザクション日、支払条件割引基準日(入金日、入金消込日または入金預入日)に基づいて割引が許可されるかどうかを決定します。割引が許可される場合、Receivablesでは、設定の詳細によって決定される期限内割引と期限外割引の両方の金額を決定します。

シナリオ

次の情報を使用するとします。

  • 期限外割引 = はい

  • 支払条件: 10日以内の支払で10%、15日以内の支払で5%、30日以内全額支払

  • 割引基準日: 入金日

  • 割引猶予日数 = 0

  • 明細のみに対する割引の計算 = いいえ

  • 一部支払割引の許可 = はい

この表は、割引詳細を示しています。

パーセント

日付

明細のみの場合

一部支払の場合

5

2010年12月17日

いいえ

はい

10

2010年12月12日

いいえ

はい

次の請求書詳細を前提とします。

  • 請求書#101

  • 請求書日付: 2010年12月2日

  • 支払期日: 2011年1月1日

  • 金額: $1100

次の表は、様々な入金消込日に基づくデフォルトの割引額を示しています。また、顧客が獲得できる期限内割引および期限外割引の金額も確認できます。

入金日

入金額

デフォルトの割引額

メッセージ行

期限内割引の許可

期限外割引の許可

2010年12月2日から2010年12月12日まで

$990

$110

割引期限内 = 110

合計 = 110

$110

なし

2010年12月17日以降

$990

0

期限外割引を適用するには、金額を更新する必要があります。

割引期限内 = 0

合計 = 110

なし

$110

2010年12月2日から2010年12月12日まで

$1000

$10の入金は、デフォルトの割引後に「未消込」のままとなります。

$110

割引期限内 = 110

合計 = 110

$110

なし

2010年12月13日から2010年12月17日まで

$1000

デフォルトの割引($52.63)後、入金は全額消し込まれます。ただし、残高$47.37は請求書に残ります。

$52.63

期限外割引を適用するには、金額を更新する必要があります。

割引期限内 = 52.63

合計 = 110

$52.63

$57.37

2010年12月17日以降

$1000

デフォルトの割引はないので、入金は全額消し込まれます。残高$100は請求書に残ります。

0

期限外割引を適用するには、金額を更新する必要があります。

割引期限内 = 0

合計 = 110

なし

$110