CPQ CloudおよびReceivablesの処理の実装方法

CPQ CloudおよびReceivablesを設定して、見積-入金の統合クラウド・サービスを有効にします。この統合サービスにより、見積、価格設定、オーダー入力、与信チェックおよび請求のプロセス全体を管理できます。

CPQ Cloud/Receivables統合サービスを設定するには、次のタスクの1つ以上を実行します。

  • CPQ CloudおよびCPQ Cloudデータを設定します。

  • Receivablesトランザクション・ソースを設定します。

  • 複数のCPQ Cloudインスタンスを設定します。

CPQ Cloudの設定

CPQ管理ページを使用して、CPQ Cloudで必要な設定を実行します。

CPQ Cloud/Receivablesの見積-入金のクラウド・サービスで使用される、各統合サービスのデータ表定義を作成します。

  • 与信チェック・サービス: 顧客信用価値を検証するサービス。

  • 売掛/未収金請求書サービス: CPQ CloudからReceivablesの自動インボイス・インタフェース表にオーダー明細を転送するサービス。

各データ表定義には、次の属性が含まれます。

  • エンドポイントURL: サービスへの接続に使用するURL。

  • ユーザー名: サービスによって認識される有効なユーザー名。

  • パスワード: 有効なユーザーに付随するパスワード。

CPQ Cloudトランザクション・ソースの設定

Receivablesでは、CPQ Cloud/Receivables統合サービスを構成するために使用する共通参照セットの下に、インポート済トランザクション・ソースが提供されます。

このトランザクション・ソースを使用して、次のことを行います。

  • CPQ Cloudから自動インボイス・インタフェース表へのトランザクション情報の転送を管理します。

  • トランザクションが作成された後にReceivablesのトランザクション情報をCPQ Cloudに送信するコール・バック・サービスを管理します。

CPQ Cloudのトランザクション・ソースを設定するには:

  1. 「トランザクション・ソースの編集」ページにナビゲートします。

  2. CPQ Cloudトランザクション・ソースを開きます。

  3. 必要に応じて、法的エンティティを入力します。

  4. 必要に応じて、「日付: 自」フィールドおよび「日付: 至」フィールドを更新します。

  5. 「Oracle CPQ Cloud統合」セクションで、「使用可能」オプションを選択します。

  6. 「定義」ボタンをクリックして、「エンドポイント・ポリシーの定義」ウィンドウを開きます。

  7. 「URL」フィールドに、コール・バック・サービスへの接続に使用するURLを入力します。

  8. 「セキュリティ・ポリシー」フィールドに、oracle/wss_username_token_over_ssl_client_policyと入力します。

  9. 「ユーザー名」フィールドに、コール・バック・サービスに使用するユーザー名を入力します。

  10. 「パスワード」フィールドに、有効なユーザーに付随するパスワードを入力します。

  11. 「保存してクローズ」ボタンをクリックして、「エンドポイント・ポリシーの定義」ウィンドウを終了します。

  12. 「トランザクション・ソースの編集」ページを保存して閉じます。

複数のCPQ Cloudインスタンスの設定

Receivablesにデータを送信するCPQ Cloudインスタンスを複数使用する予定がある場合は、各CPQインスタンスをビジネス・ユニットとして表し、各インスタンスのトランザクション・ソースを定義する必要があります。

複数のCPQ Cloudインスタンスを設定するには:

  1. CPQ Cloudインスタンスごとに参照セットを1つ定義します。

  2. この参照セットを、参照オブジェクト・トランザクション・ソースのビジネス・ユニットに関連付けます。

  3. 各参照セットのトランザクション・ソースを作成します。

    1. 「トランザクション・ソースの作成」ページを開きます。

    2. 「トランザクション・ソース・セット」フィールドで、ビジネス・ユニットに適用可能な参照セットを選択します。

    3. 必要に応じて、法的エンティティを入力します。

    4. 「名前」フィールドおよび「摘要」フィールドに、このトランザクション・ソースの名前および説明を入力します。

    5. 「タイプ」フィールドで、「インポート済」を選択します。

    6. 必要に応じて、「日付: 自」フィールドおよび「日付: 至」フィールドを更新します。

    7. トランザクション・ソースの残りのフィールドは、事前定義済トランザクション・ソースと同じ設定で入力します。

    8. 「Oracle CPQ Cloud統合」セクションで、「使用可能」オプションを選択し、エンドポイント・ポリシーを完了します。

    9. 「トランザクション・ソースの作成」ページを保存して閉じます。