伝送構成のテスト方法

伝送構成設定は、アウトバウンド支払ファイル、決済バッチ・ファイルおよび正支払ファイルを支払システムまたは金融機関に伝送するために使用されます。また、資金取得承認ファイルを取得するためにも使用されます。

この設定では、プロトコルによって異なる可能性がある様々なパラメータを取得します。伝送構成をテストして、アウトバウンドおよびインバウンド伝送プロトコルの設定が正しいかどうかを確認できます。

設定が正確であることを確認するには、「伝送構成の作成」ページまたは「伝送構成の編集」ページで「テスト」ボタンをクリックします。「テスト」ボタンがアクティブになるのは、すべての必須パラメータに関連付けられた値が存在する場合のみです。テストに使用できる一般的な伝送構成パラメータは次のとおりです。

  • 宛先サーバーのURL

  • 宛先サーバーのIPアドレス

  • 宛先サーバーのポート番号

  • リモート・ファイル・ディレクトリ

  • ユーザー資格証明

伝送構成設定のテストには、戻りメッセージのレビューが含まれます。

戻りメッセージのレビュー

「テスト」ボタンの処理によって、指定したパラメータを使用して宛先サーバーに接続し、結果として戻りメッセージが生成されます。戻りメッセージは、機能テキストとrawメッセージ・テキストの組合せです。そのため、機能ユーザーと技術ユーザーの両方がメッセージから有用な情報を得ることができます。たとえば、リモート・ファイル・ディレクトリが無効であるとします。この場合、戻りメッセージは「リモート・ディレクトリが正しくありません(IBY_Trans_Test_Remote_Dir_Fals)」のようになります。

次の表は、伝送構成の接続テストとテスト結果とともに、関連する戻りメッセージについて説明しています。

テスト内容

テスト結果

戻りメッセージ

接続が正しいかどうか。

  • 接続に成功しました。

  • リモート・ファイル・ディレクトリが存在します。

成功(rawメッセージ)

リモート・ファイル・ディレクトリが有効かどうか。

  • 接続に成功しました。

  • リモート・ファイル・ディレクトリが存在しないか、正しくありません。

リモート・ディレクトリが正しくありません(rawメッセージ)

ユーザー資格証明が正しいかどうか。

  • 接続に失敗しました。

  • 宛先IPアドレスおよびポートは正確です。

  • ログイン資格証明が正しくありません。

ユーザー資格証明が正しくありません(rawメッセージ)

IPアドレスまたはポートが正しいかどうか。

  • 接続に失敗しました。

  • IPアドレスまたはポートが正しくありません。

宛先サーバーの詳細が正しくありません(rawメッセージ)

キー・ファイルベースの2要素認証に成功したかどうか。

  • 接続に失敗しました。

  • キー・ファイルベースの認証に失敗しました。

認証に失敗しました(rawメッセージ)

宛先サーバーが応答するかどうか。

宛先サーバーは停止しています。

宛先サーバーは応答していません(RAWメッセージ)

該当なし。

その他の失敗。

(rawメッセージ)