資産計上しきい金額の概要
資産計上しきい金額を指定して、定義された資産計上しきい値に基づいて資産を自動的に計上できます。少額しきい金額を各資産カテゴリに指定して、指定した方法および耐用期間で、これらの少額資産が全償却されるようにすることもできます。
しきい値タイプ
しきい値タイプによって、「資産トランザクション・データの準備」プロセスが資産計上検証を実行する方法が決まります。
しきい値タイプ |
摘要 |
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資産取得価額 |
資産またはソース明細の合計取得価額が資産計上しきい値制限と比較されます。 たとえば、2018年に資産計上しきい値が$5,000の会社が7個の資産Xをそれぞれ$4,400で購入し、合計取得価額は$30,800でした。現在、会社は7つのユニットを持つ単一資産を作成しようとしています。資産の合計取得価額($30,800)がしきい値の$5,000より大きいため、資産タイプは資産計上されます。 |
ユニット取得価額 |
資産のユニット当たりの取得価額が資産計上しきい値制限と比較されます。 前述の例を使用すると、資産のユニット当たりの取得価額($4,400)がしきい値制限の$5,000未満であるため、資産タイプは費用処理されます。 |
しきい金額
しきい金額には2つのタイプを指定できます。
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資産計上しきい値
資産計上しきい値は、自動資産計上に適格となる資産の最小取得価額を指定します。資産取得価額が資産計上しきい値を下回る場合、資産は自動的に費用処理されます。
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少額しきい値
少額しきい値は、少額資産とみなされる資産の最大取得価額を指定します。少額資産は、資産計上する必要がある資産ですが、その取得があった期間または耐用期間の初年度のいずれかに完全に減価償却する必要もあります。
資産取得価額が資産計上しきい値以上で、かつ少額しきい値未満の場合、資産は少額資産減価償却ルールを使用して資産計上されます。
たとえば、資産計上しきい値が$3,000で、少額しきい値が$5,000の場合:
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資産取得価額が$3,000未満であれば、資産は費用処理されます
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資産取得価額が$3,000から$4,999.99の間であれば、少額資産は、追加があった期間に完全に減価償却されます
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資産取得価額が$5,000以上であれば、資産は資産計上されます