買掛管理ソース明細のインポート方法

「一括追加の作成」プロセスを使用して、有効な請求書明細の配分およびOracle Payablesからの割引をOracle Assetsのインタフェース表に送信します。「資産」内の明細を確認し、明細から資産を作成するかどうか決定します。

インポート・プロセスに影響を及ぼす設定

「一括追加の作成」プロセスで請求書明細配分を資産にインポートするには、次の特定条件を満たす必要があります。

  • 費用処理済資産である場合、請求書明細が資産勘定または費用勘定に請求されていること。

  • 資産勘定が、資産精算勘定または建設仮勘定精算勘定のいずれかとして既存資産カテゴリに設定されていること。

  • 明細金額は、正・負どちらも可。請求書明細の摘要は、一括追加またはソース明細の摘要となること。

  • 「資産」に自動的にインポートされた割引明細の配分に割引の記載があること。

  • 費用勘定に請求された請求書明細で、「固定資産計上」が有効化されていること。

  • 「資産」内に複数の会計用資産台帳がある場合、「買掛管理」は一括追加を作成する同一の元帳に連結されていること。

  • 請求書が承認済であること。

  • 請求書明細配分が「買掛管理」からOracle General Ledgerに転記されていること。

  • 請求書明細配分の一般会計日付が「一括追加の作成」プロセスに指定する日付と同じかそれ以前であること。

  • 複数の組織機能を使用している場合、一括追加を作成する会計用資産台帳と「買掛管理」のビジネス・ユニットが同一の元帳に連結されていること。

一括追加作成中に資産カテゴリをデフォルト値に設定するには:

  • Oracle PurchasingまたはOracle Inventoryの項目にデフォルトの資産カテゴリを定義します。

  • 項目に購買オーダーを作成します。

  • 項目を「購買管理」または「在庫」に受け入れます。

  • 「買掛管理」に請求書を入力し、それらを未払いの購買オーダーに照合し、請求書を承認します。

  • 請求書を「一般会計」に転記します。

  • 「一括追加の作成」プロセスを実行後、一括追加の明細がその項目に指定した資産カテゴリとともに表示されます。

請求書明細配分のインポート概要

「買掛管理」における「一括追加の作成」プロセスは次のとおりです。

  • 潜在的資産の請求書明細配分および関連付けられた割引明細を「資産」に送信します。

  • 同一の明細を二重にインポートすることはありません。「買掛管理」では、期間中に複数回プロセスを実行した場合も、明細は1回のみインポートされるようになっています。

ノート: 会計用資産台帳が複数ある場合:

Oracle Subledger Accountingでは、「一括追加の作成」プロセスでAssetsにインタフェースされる明細のタイプは、「会計後」プロセスの割当て定義によって決定します。

外貨で入力された明細金額は、「買掛管理」によって元帳通貨に換算され「資産」に送信されます。Assetsでは、元帳通貨金額に対して仕訳が作成されます。

「一括追加の作成」レポートで外貨と元帳通貨の金額の両方を確認します。

換算レートは、1 EUR = 1.25 USDです。

Payablesでは、金額は元帳通貨であるドルに換算され、「一括追加の作成」プロセスによってAssetsに送信されます。換算レートは、1 EUR = 1.25 USDです。

入力通貨での仕訳:

勘定科目

借方金額

貸方金額

資産精算

4,000.00 EUR

なし

買掛/未払金負債

なし

4,000.00 EUR

計上済通貨での仕訳:

勘定科目

借方金額

貸方金額

資産精算

5,000.00 USD

なし

買掛/未払金負債

なし

5,000.00 USD

「資産」は資産取得の仕訳をドルで作成します。換算レートは、1 EUR = 1.25 USDです。

勘定科目

借方金額

貸方金額

資産取得価額

5,000.00 USD

なし

減価償却費

312.50 USD

なし

資産精算

なし

5,000.00 USD

償却累計額

なし

312.50 USD

一般会計では、仕訳は元帳通貨建てです。

勘定科目

借方金額

貸方金額

資産取得価額

5,000.00 USD

なし

資産精算

なし

5,000.00 USD