スキップ済支払文書と無効支払文書

番号付のスキップ済支払文書シナリオとは、予定していたものと異なる番号の支払文書に支払が印刷されることです。番号付の無効支払文書とは、破棄されて再印刷の予定がない支払文書のことです。

次の支払文書シナリオが発生する可能性があります。

  • 番号付のスキップ済支払文書

  • 番号付の無効支払文書

  • 空白の無効支払文書

番号付のスキップ済支払文書

番号付支払文書には、文書番号または小切手番号がすでに印刷されています。

プリンタで番号付支払文書がスキップされた場合は、「印刷ステータスの記録」ページでスキップ済として支払文書をマークします。アプリケーションにより、後続の支払文書が再採番され、レビュー用にその結果が「印刷ステータスの記録」ページに表示されます。

番号付のスキップ済支払文書に対しては次の処理を実行できます。

  • 将来の単一支払で使用できるように保存します。

  • 手動支払で使用できるように保存します。

  • 紙文書を破棄して、Oracle Fusion Cash Managementの「銀行口座の編集」ページで無効化します。

番号付の無効支払文書

無効支払文書とは、印刷中に破棄されて使用できないものです。番号付支払文書には、文書番号または小切手番号がすでに印刷されています。

再印刷を選択する場合、次の両方のステップを実行します。

  1. 「支払文書の再印刷」ページで支払を新しい番号付支払文書に再印刷します。

  2. 「印刷ステータスの記録」ページで、支払を発行済としてレポートします。

アプリケーションで番号付の無効支払文書が認識され、新しい番号とその支払が関連付けられて、新しい番号付支払文書が再印刷されます。

再印刷しない場合は、「印刷ステータスの記録」ページで番号付支払文書を無効としてマークし、紙文書を破棄します。

ヒント: 再印刷しない場合のみ、「無効としてマーク」ボタンをクリックします。

空白の無効支払文書

無効支払文書は使用できません。空白の支払文書には、文書番号または小切手番号がまだ印刷されていません。

次の表は、プリンタによって空白の支払文書が破棄されたときにユーザーが実行できる処理とアプリケーションで実行できる処理の概要を示しています。

ユーザーが実行する処理

アプリケーションで実行される処理

空白の無効支払文書を無効にするか、または破棄します。

アプリケーションでは処理は行われません。

再印刷を選択する場合、次の両方のステップを実行します。

1.「支払文書の再印刷」ページで、新しい空白の支払文書に再印刷します。

2.「印刷ステータスの記録」ページで、支払を発行済としてレポートします。

新しい空白の支払文書に再印刷されます。

再印刷しない場合は、「印刷ステータスの記録」ページで空白の支払文書を無効としてマークします。

支払ファイルから支払が削除されて、将来の支払のために、買掛/未払金文書がOracle Fusion Payablesに差し戻されます。