配賦変数の概要
変数では、値がその変数用に定義されていることを前提としています。変数は、配賦ルールおよびテンプレートの設計において、コンポーネントで使用できます。
システム・ビューおよびコンポーネント・デザイナから、変数デザイナを起動することにより、変数を作成できます。コンポーネント・デザイナで変数を作成する場合、変数はコンポーネントを含むルールに関連付けられます。システム・ビューから変数を作成して、選択した配賦ルール、計算またはプラン・タイプ、データベースまたはアプリケーションに関連付けられます。
2種類の変数が存在します。
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実行: ルールを起動させると、変数に対して定義された計算が実行されます。算式、条件およびループ・コンポーネントでは実行変数を使用できます。
ノート: 実行変数は、Oracle General Ledgerで使用されているものを含め、Essbase集約ストレージ・アプリケーションでサポートされていません。 -
置換: ルールを設計または作成すると、変数は計算で置換されます。算式コンポーネントでは置換変数を使用できます。
複数のタイプの実行変数および置換変数を作成できます。
ノート: 作成できる変数は、使用しているアプリケーションのタイプおよび実行または置換変数のどちらを作成しようとしているかにより異なります。
ユーザーがルールを起動させるとき、情報を入力するよう求める変数を作成できます。これらの実行時プロンプト変数は、ユーザーにメンバー、テキスト、日付または数字に関する情報を要求します。プロンプトには、求められるデータのタイプが示されます。
変数を作成するアプリケーション・タイプによって、変数に関連付けられる最大4つのデータベース・オブジェクトが存在します。変数は複数のオブジェクトに同時に存在でき、それぞれのオブジェクトで同じ名前を持てます。
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「アプリケーション」を使用するユーザーの場合。アプリケーションを選択すると、変数を作成する際に、使用しているアプリケーション内で変数を使用できます。
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「データベース」を使用するEssbaseユーザーの場合。データベースを選択すると、変数を作成する際に、使用しているデータベース内で変数を使用できます。
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「ルール」を使用するEssbaseユーザーは、ルールを選択すると、変数を作成する際に、使用しているルール内で変数を使用できます。