11 報酬オブジェクトのロード

この章の内容は次のとおりです。

給与ベース・レコードのロード: 考慮する点

給与ベースは、すべての給与レコードに必要です。これにより、基本給額の通貨および頻度が識別され、給与に給与コンポーネントが含まれるかどうかが指定されます。給与ベースにリンクした給与エレメントは、給与額の支払のためのエレメント・エントリを作成するために使用されます。等級レートを給与ベースにリンクすると、就業者の等級に基づいて就業者の給与範囲が自動的に導出されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して給与および給与ベースを正常にロードするために理解する必要がある給与ベース・オブジェクトの側面について説明します。

給与エレメント

給与ベースにリンクした給与エレメントと入力値は、就業者給与の支払に使用されます。給与エレメントの通貨値によって、給与ベースの通貨が決まります。給与ベースにリンクしたエレメントは、給与ベースをロードする前にターゲット環境に存在する必要があります。また、次のエレメントは固定処理エレメントとして作成する必要があります。

  • 給与ベースと同じ国別仕様データ・グループ

  • プライマリ分類が標準支給項目または情報

  • 適格がオープン(つまり、エレメント・レベルで適格基準が定義されていない)

同じ給与エレメントを複数の給与ベースにリンクするには、同じ期間に複数のエントリをサポートするようにエレメントを構成する必要があります。

雇用主ごとに、給与が保持されるレベルを指定します。

  • 給与が雇用条件レベルで保持される場合、給与エレメントも雇用条件レベルで構成する必要があります。また、就業者に割り当てられる給与を給与条件レベルで定義する必要があります。

  • 給与がアサイメント・レベルで保持される場合、アサイメント・レベルで給与を構成する必要があります。就業者に割り当てられる給与は、給与条件レベルまたはアサイメント・レベルで定義できます。

これらの給与エレメントの条件のいずれかが満たされていない場合、給与ベースが正しくロードされない可能性があります。たとえば、これらが国別仕様データ・グループに関連付けられない場合や、給与エレメントにリンクされない場合があります。この場合、アプリケーションでこれらの不正な給与ベースを手動で訂正する必要があります。給与エレメントの作成の詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『Oracle Fusion Compensationで使用するための給与エレメントの構成』(1589502.1)を参照してください。

等級レート

等級レートを給与ベースにリンクして、等級に定義された給与範囲に対して就業者の給与を検証できます。等級レートで定義された範囲は、支給率、四分位数、五分位数などの給与メトリックの計算に使用されます。次のルールが適用されます。

  • 就業者の等級は、就業者の給与ベースにリンクされた等級レートに含まれる必要があります。

  • 等級レートの頻度は、給与ベースの頻度と一致する必要はありません。たとえば、頻度年次の等級レートと頻度月次の給与ベースをリンクできます。ただし、等級レート通貨は、給与ベースにリンクされた給与エレメントの通貨に一致する必要があります。

  • 等級レートは、給与ベースと同じ国別仕様データ・グループで定義される必要があります。

給与ベース・コード

SalaryBasisCode属性では、基本給が格納および表示される頻度が記録されます。CMP_SALARY_BASIS参照タイプで定義された有効な値は、次のとおりです。

  • ANNUAL

  • HOURLY

  • MONTHLY

  • PERIOD

PERIOD (給与期間)の場合、就業者の給与条件レベルで定義された給与から給与周期が取得されます。この値は、給与条件レベルで給与が定義されている場合にのみ使用します。給与ベース・コードがPERIODの場合は、SalaryAnnualizationFactor属性を空白にします。

給与ベース・コンポーネント

給与ベース・コンポーネントによって、給与調整が項目化されます。給与ベース・オブジェクトのComponentUsage属性を使用して、給与ベース・コンポーネントをロードするかどうかを指定します。次の表に示す有効な値は、CMP_COMPONENT_USAGE参照タイプで定義されます。

意味

NO_COMPONENT

コンポーネントは、給与ベース・オブジェクトとともに使用されることもロードされることもありません。

SELECTED_COMPONENTS

コンポーネントは、給与ベース・オブジェクトとともに使用およびロードされます。

USER_DECIDES_USAGE

マネージャが、給与の調整時に使用するコンポーネントを選択します。コンポーネントは、給与ベース・オブジェクトとともにロードされません。

ComponentUsage属性をSELECTED_COMPONENTSに設定した場合は、SalaryBasisComponent弁別子を使用してコンポーネントをロードします。ComponentUsage属性を除外した場合、NO_COMPONENTとみなされます。

ヒント: コンポーネントの使用方法がわからない場合は、USER_DECIDES_USAGEを指定します。この値により、制限が最も緩和されます。

コンポーネント・タイプごとに1つの給与ベース・コンポーネント・レコードを指定します。給与ベース・コンポーネント・レコードのAttributeValue属性によって、PROMOTIONAL、COST_OF_LIVING、ADJUSTMENTなどのコンポーネント・タイプが識別されます。この値は、CMP_SALARY_COMPONENTS参照タイプに対して検証されます。

給与ベース・レコードの削除

給与ベース・オブジェクトは、就業者に割り当てられておらず、給与レコードの作成に使用されなかった場合にのみ、HCMデータ・ローダーを使用して削除できます。多くの給与ベースが誤って作成され、割り当てられていない場合を除き、HCMデータ・ローダーを使用して給与ベースを削除することはほとんどありません。個々の給与ベース・オブジェクトは、アプリケーションでより簡単に削除できます。

給与レコードのロード: 説明

給与レコードでは、指定した期間および通貨の就業者の基本給額が保持されます。また、これには、基本給の検証および支給率や四分位数などのメトリックの計算に使用される給与範囲が表示されます。関連付けられた給与ベースの構成方法によっては、給与にゼロ個以上のコンポーネントを含めることができます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して給与レコードを正常にロードするために理解する必要がある給与オブジェクトの側面について説明します。

給与レコードのロードの準備

給与オブジェクトをロードするには、次のことが必要になります。

  • 雇用レコードがターゲット環境に存在する必要があります。

  • 就業者アサイメントに等級が含まれ、かつ、その等級が、各就業者の給与ベースにリンクされた等級レートに含まれている必要があります。給与レコードに給与範囲が含まれるようにし、かつ、給与メトリックを正しく計算するには、これらの要件を満たす必要があります。

給与ベースの頻度がPERIODの就業者は、給与条件レベルで定義されている給与に割り当てられる必要があります。給与バッチ・ローダーを使用して実行できるこの給与アサイメントは、給与レコードをロードする前に完了する必要があります。

給与のロード

HCMデータ・ローダーで処理するために、給与データをSalary.datファイルに指定します。給与コンポーネントをロードする場合は、次の処理を行います。

  • 給与オブジェクトのMultipleComponents属性をYに設定します。そうでない場合は、Nに設定します。

  • 給与オブジェクトのSalaryAmount属性を、基本給額にすべての給与コンポーネントの合計を加えたものに設定します。

給与オブジェクトのActionCode属性を、給与レコードに関連付けられた処理に設定します。次の表は、ActionCode属性の有効な値を示しています。

処理コード 処理名

ALLOCATE_GRP_CMP

ワークフォース報酬の割付

CHANGE_SALARY

給与の変更

GLB_TRANSFER

グローバル異動

HIRE

従業員の採用

HIRE_ADD_WORK_RELATION

従業員雇用関係の追加

PROMOTION

昇格・昇進

REHIRE

就業者の再雇用

TRANSFER

異動

給与は、雇用条件レベルまたはアサイメント・レベルで作成できます。給与を作成するには、次のようにします。

  • 雇用条件レベルで、雇用条件の一意の参照を指定します。等級および常勤換算(FTE)は、雇用条件から取得されます。

  • アサイメント・レベルで、アサイメントの一意の参照を指定します。等級およびFTEは、各アサイメントから取得されます。

FTEは、就業者の雇用主の標準勤務時間と、就業者の雇用条件またはアサイメントの勤務時間を比較して決定します。就業者の給与ベースに添付された給与エレメントのプライマリ分類が標準支給項目である場合、エレメント・エントリで送信される年間金額はFTEにあわせて調整されます。そうでない場合、エレメント・エントリで送信される金額がFTEにあわせて調整されることはありません。

給与コンポーネントのロード

ComponentReasonCode属性を設定します。有効な値は、CMP_SALARY_COMPONENTS参照タイプで定義されます。参照タイプを管理するには、「設定および保守」作業領域で「基本給参照の管理」タスクを使用します。各コンポーネント事由コードは、給与レコードごとに1回のみ使用できます。

各コンポーネント・レコードに対して、ChangeAmountまたはChangePercentageを指定します。両方を指定しないでください。給与レコードの新しい給与額を導出するには、ChangeAmountを基本給額に追加します。ChangePercentageの値は、基本給額のパーセンテージです。対応するパーセント値が自動的に計算されます。

既存の給与レコードの更新

無期限の給与を更新すると、既存の給与の終了日が、新しい給与に対して指定されたDateFrom属性の前の日に自動的に設定されます。

給与レコードのロード: 例

このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、就業者アサイメントの給与レコードをロードおよび管理する方法について説明します。

ソース・キーを使用した給与の作成

次のSalary.datファイルの例では、既存のアサイメントに対するコンポーネントを含む給与オブジェクトを作成します。給与オブジェクトとその関連するアサイメントの両方を識別するために、ソース・キーが使用されます。

METADATA|Salary|SourceSystemOwner|SourceSystemId|AssignmentId(SourceSystemId)|DateFrom|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponents
MERGE|Salary|VISION|1012SAL15|1012_EMP_ASG|2015/01/01|65000|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|N
METADATA|SalaryComponent|SourceSystemOwner|SourceSystemId|SalaryId(SourceSystemId)|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount|ComponentApproved
MERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL15_COL|1012SAL15|2015/01/01|COST_OF_LIVING|60000|Y
MERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL15_ADJ|1012SAL15|2015/01/01|ADJUSTMENT|5000|Y

ソース・キーを使用した給与の更新

次のSalary.datファイルの例では、給与オブジェクトおよびそのコンポーネントへの変更を指定して、既存の無期限の給与レコードを更新します。給与オブジェクトのすべてのコンポーネントを識別するために、ソース・キーが使用されます。

METADATA|Salary|SourceSystemOwner|SourceSystemId|AssignmentId(SourceSystemId)|DateFrom|DateTo|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponents
MERGE|Salary|VISION|1012SAL16|1012_EMP_ASG|2016/01/01||70000|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|N
METADATA|SalaryComponent|SourceSystemOwner|SourceSystemId|SalaryId(SourceSystemId)|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount|ComponentApproved
MERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL16_COL|1012SAL16|2016/01/01|COST_OF_LIVING|5000|Y
MERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL16_ADJ|1012SAL16|2016/01/01|ADJUSTMENT|0|Y

ユーザー・キーを使用した給与の作成

次のSalary.datファイルの例では、アサイメントに対するコンポーネントを含む給与オブジェクトを作成します。給与オブジェクトとその関連するアサイメントの両方を識別するために、ユーザー・キーが使用されます。

METADATA|Salary|AssignmentNumber|DateFrom|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponents
MERGE|Salary|1014|2015/01/01|53500|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|N
METADATA|SalaryComponent|AssignmentNumber|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount|ComponentApproved
MERGE|SalaryComponent|1014|2015/01/01|COST_OF_LIVING|52000|Y
MERGE|SalaryComponent|1014|2015/01/01|ADJUSTMENT|1500|Y 

ユーザー・キーを使用した給与の更新

次のSalary.datファイルの例では、給与オブジェクトおよびそのコンポーネントへの変更を指定して、既存の無期限の給与レコードを更新します。給与オブジェクトのすべてのコンポーネントを識別するために、ユーザー・キーが使用されます。

METADATA|Salary|AssignmentNumber|DateFrom|DateTo|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponents
MERGE|Salary|1014|2016/01/01||53900|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|N
METADATA|SalaryComponent|AssignmentNumber|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount|ComponentApproved
MERGE|SalaryComponent|1014|2016/01/01|COST_OF_LIVING|300|Y
MERGE|SalaryComponent|1014|2016/01/01|ADJUSTMENT|100|Y

給与の削除

多数のレコードが誤って作成またはロードされて、一括して削除する必要がある場合にのみ、HCMデータ・ローダーを使用して給与レコードを削除します。アサイメントのすべての給与レコードを削除する場合以外は、最新の給与開始日の給与レコードのみを削除できます。たとえば、給与レコードの給与開始日が1月1日、3月1日および9月1日の場合、9月1日のレコードのみを削除できます。または、3つすべてのレコードを削除できます。

次のSalary.datファイルの例では、既存の給与レコードを削除します。給与オブジェクトは、ソース・キーによって識別されます。

METADATA|Salary|SourceSystemOwner|SourceSystemId|AssignmentId(SourceSystemId)|DateFrom
DELETE|Salary|VISION|1012SAL16|EJ1012_EMP_ASG|2016/01/01

次のSalary.datファイルの例では、既存の給与を削除します。給与オブジェクトは、ユーザー・キーによって識別されます。

METADATA|Salary|AssignmentNumber|DateFrom
DELETE|Salary|1014|2016/01/01

給与範囲差分プロファイルおよび給与範囲差分値のロード: 例

給与範囲差分値は、就業者事業所に基づいて等級レートを調整するために、等級レートに適用される乗数です。たとえば、ある事業所で1.2の差分値を適用し、別の事業所で0.80の差分値を適用できます。これらの値は、これらの事業所の生計費や採用の相対的な容易さなどを反映するように変化します。給与範囲差分値は、給与ベースにリンクする給与範囲差分プロファイルに関連付けられます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して差分プロファイルとその差分値をロードする方法について、例を示して説明します。

給与範囲差分プロファイルおよび給与範囲差分値の作成

差分プロファイルを作成するには、給与範囲差分オブジェクトと1つ以上の給与範囲差分値コンポーネントをロードします。給与範囲差分値コンポーネントは、それぞれ単一の事業所を対象としています。差分プロファイルは国別仕様データ・グループを参照し、その差分値は事業所を参照します。参照先の国別仕様データ・グループと事業所は、給与範囲差分オブジェクトをロードする前に、ターゲット環境に存在する必要があります。

次のSalaryRangeDifferential.datファイルの例では、単一の差分値を含む差分プロファイルを作成します。どちらのコンポーネントもソース・キーを使用して識別されます。

METADATA|SalaryRangeDifferential|EffectiveEndDate|EffectiveStartDate|Name|Code|Status|Criteria|SourceSystemId|SourceSystemOwner|LegislativeDataGroupName
MERGE|SalaryRangeDifferential||2000/01/01|SalRangeDiffName333|SalRangeDiffCode333|ACTIVE|LOCATION|SalRangeDiffSSID_333|VISION|PM DE LDG
METADATA|SalaryRangeDifferentialValue|EffectiveEndDate|EffectiveStartDate|SourceSystemId|SourceSystemOwner|RangeDiffId(SourceSystemId)|LocationCode|LocationSetCode|Differential
MERGE|SalaryRangeDifferentialValue||2000/01/01|SalRangeDiffVal_SSID_333|VISION|SalRangeDiffSSID_333|Atlanta|Vision Corporation 202|0.2

次のSalaryRangeDifferential.datファイルの例では、単一の差分値を含む差分プロファイルを作成します。どちらのコンポーネントもユーザー・キーを使用して識別されます。

METADATA|SalaryRangeDifferential|EffectiveEndDate|EffectiveStartDate|Name|Code|Status|Criteria|LegislativeDataGroupName
MERGE|SalaryRangeDifferential||2000/01/01|SalRangeDiffName444|SalRangeDiffCode444|ACTIVE|LOCATION|PM DE LDG
METADATA|SalaryRangeDifferentialValue|EffectiveEndDate|EffectiveStartDate|RangeDiffCode|LocationCode|LocationSetCode|Differential
MERGE|SalaryRangeDifferentialValue||2000/01/01|SalRangeDiffCode444|Atlanta|Vision Corporation 202|0.2

給与範囲差分の有効日の変更: 説明

給与範囲差分オブジェクトには有効日があります。つまり、給与範囲差分オブジェクトとその子コンポーネントに対する変更の履歴は保持されて、表示できます。たとえば、ユーザーは「報酬」作業領域で差分プロファイルの有効日履歴を表示できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用したときの、給与範囲差分オブジェクトについての有効日レコードの管理方法について説明します。

有効日レコードの作成

差分値を作成または更新すると、有効日レコードが差分値に追加されます。その有効開始日について、親差分プロファイルに有効日レコードがない場合は、親差分プロファイルに有効日レコードを追加することも必要となります。この場合、.datファイルに親給与範囲差分コンポーネントを含める必要があります。その有効開始日は、子差分値と同じである必要があります。

次の表は、差分プロファイルに対する変更の履歴を示しています。

RangeDiffId EffectiveStartDate EffectiveEndDate ステータス Criteria LegislativeDataGroupId コード Name

123

01-01-1951

01-05-2016

アクティブ

Location

US1

US SRD

US Range

123

02-05-2016

31-12-4712

アクティブ

Location

US1

US SRD

US Range

次の表は、その差分値の関連する変更を示しています。

RangeDiffValueId EffectiveStartDate EffectiveEndDate Differential LocationId

234

01-01-1951

31-12-4712

1.3

A

345

02-05-2016

31-12-4712

0.8

B

456

02-05-2016

31-12-4712

0.9

C

事業所Bの値が作成されたときに、事業所Bの有効開始日を使用した有効日レコードも、差分プロファイルに追加されました。ただし、事業所Cの値が作成されたときは、差分プロファイルに有効日レコードは追加されませんでした。その有効開始日のレコードはすでに差分プロファイルに存在したため、追加のレコードは必要ありませんでした。同じ日付の複数の差分値を作成または更新すると、1つのみの有効日レコードが親差分プロファイルに追加されます。

注意: 必要な有効開始日を使用した有効日レコードがすでにある場合、.datファイルに親給与範囲差分コンポーネントを含める必要はありません。

給与範囲差分コンポーネントの編集

親給与範囲差分オブジェクトを訂正または更新した場合に、その子コンポーネントに有効日レコードが追加されることはありません。たとえば、差分プロファイルを非アクティブ化すると、新しい有効日レコードは親コンポーネントに追加されます。一方、有効日レコードは差分値に追加されません。