10セキュリティ設定データのエクスポートおよびインポート

この章の内容は次のとおりです。

セキュリティ・コンソール・データのエクスポートおよびインポート

CSVエクスポートおよびインポート機能を使用して、セキュリティ・コンソール設定データをある環境から別の環境に移動できます。

プライマリ環境のセキュリティ・コンソールの構成と設定に多くの時間と労力を費やしたと仮定します。設定をテストし、すべてが意図したとおりに動作していることを確認しました。そのため、同じ設定を別の環境にレプリケートすることにしました。できるだけ少ない労力と時間で完了することが目標です。これはシンプルで時間のかからない方法で実現できます。

「設定および保守」作業領域で、初期ユーザー機能領域にある「アプリケーション・セキュリティ・プリファレンスの管理」タスクを使用します。

開始する前に

ビジネス・オブジェクト・データをCSVファイルにエクスポートし、CSVファイルからビジネス・データをインポートする方法を学習します。詳細な手順は、Functional Setup Managerの使用ガイドのCSVファイル・パッケージを使用した設定の管理の章を参照してください。

エクスポート対象とインポート対象

セキュリティ・コンソールの設定データとは、セキュリティ・コンソールの「管理」タブと「ユーザー・カテゴリ」タブに表示される情報です。次のビジネス・オブジェクトを使用するとこれらの詳細をCSVファイルにパッケージ化できるため、データを簡単にエクスポートおよびインポートできます。

  • セキュリティ・コンソール管理設定

  • セキュリティ・コンソール・ユーザー・カテゴリ

  • セキュリティ・コンソール・ユーザー・カテゴリ通知

ノート: ユーザーのリストや特定のユーザーに関する情報はこのエクスポートおよびインポート・プロセスには含まれません。

この表には、各ビジネス・オブジェクトのコンテンツに関する情報が記載されています。

ビジネス・オブジェクト エクスポートおよびインポートに含まれる情報

セキュリティ・コンソール管理設定

  • 一般管理詳細

  • ロール・プリファレンス

  • 事業所ベースのアクセス設定

    ノート: 事業所ベースのアクセスが有効になっていない場合(セキュリティ・コンソールにタブが表示されない場合)、エクスポートまたはインポートには何も含まれません。

セキュリティ・コンソール・ユーザー・カテゴリ

  • ユーザー・カテゴリの詳細

  • パスワード・ポリシー情報

セキュリティ・コンソール・ユーザー・カテゴリ通知

通知プリファレンス

ノート: 通知の場合、カスタム・テンプレート情報のみがデフォルトのユーザー・カテゴリからエクスポートされます。ターゲット環境で使用できるため、事前定義済の通知は除外されます。

エクスポート・プロセスが正常に完了すると、次のCSVファイルが生成されます。

  • 管理設定CSV

  • ユーザー・カテゴリCSV

  • ユーザー・カテゴリ通知CSV

ノート: アプリケーションに言語パックがインストールされている場合は、翻訳済データを含む追加のCSVファイルが生成される場合があります。

データを別の環境にインポートするには、これらのファイルを.zipファイルにバンドルしてCSVファイル・パッケージを作成し、設定データをインポートするプロセスに従います。

HCMカスタム・ロール、データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルを環境間で移行しようとしています。HCMのセキュリティ移行のほとんどのニーズは、「ワークフォース配置」オファリング内の「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域でビジネス・オブジェクトをエクスポートすることによって実現できます。例外はジョブ求人セキュリティ・プロファイルです。これは、「採用および候補者エクスペリエンス」オファリング内の「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域でビジネス・オブジェクトをエクスポートすることによって移行できます。

他のオファリングには「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域がありますが、「ワークフォース配置」オファリングにのみ、その「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域内でHCMカスタム・ロールの移行をサポートするビジネス・オブジェクトがあります。

開始する前に

ビジネス・オブジェクト・データをエクスポートおよびインポートする方法を学習します。詳細な手順は、Functional Setup Managerの使用ガイドの設定データのエクスポートおよびインポートの概要に関する項を参照してください。このトピックへのリンクは、「関連トピック」の項を参照してください。

エクスポート対象とインポート対象

HCMロールとセキュリティ・プロファイルを移行すると、「ワークフォース配置」オファリング内の「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域から生成された構成パッケージに、次のビジネス・オブジェクトがエクスポートされます。

  • アプリケーション・データ・セキュリティ

  • アプリケーション・プロファイル値

  • 機能セキュリティ・カスタム・ロール

    • 機能セキュリティ・カスタム・ロール階層

    • 機能セキュリティ・カスタム・ロール権限メンバーシップ

  • HCMデータ・ロール

    • HCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイル

  • HCM除外ロール

    • HCM除外ルール詳細

  • 国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイル

    • 国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイル・リスト

  • 「組織」セキュリティ・プロファイル

    • 組織セキュリティ・プロファイル分類リスト

    • 組織セキュリティ・プロファイル組織リスト

  • 「国」セキュリティ・プロファイル

    • 国セキュリティ・プロファイル国リスト

  • 「ポジション」セキュリティ・プロファイル

    • ポジション・セキュリティ・プロファイル・ポジション・リスト

    • ポジション・セキュリティ・プロファイル職責スコープ範囲

  • HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイル・リスト

    • HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイル・リスト

  • 給与セキュリティ・プロファイル

    • 給与セキュリティ・プロファイル支払

  • 給与フロー・セキュリティ・プロファイル

    • 給与フロー・セキュリティ・プロファイル支払

  • 個人セキュリティ・プロファイル

    • 個人セキュリティ・プロファイル・マネージャ・タイプ

    • 個人セキュリティ・プロファイル職責スコープ範囲

    • 個人セキュリティ・プロファイル除外

  • トランザクション・セキュリティ・プロファイル

    • トランザクション・セキュリティ・プロファイル・エントリ

    • トランザクション・セキュリティ・プロファイル・サブカテゴリ

  • ロール・プロビジョニング・ルール

    • ロール・リストに関連付けられたロール・プロビジョニング

各ビジネス・オブジェクトに含まれている内容を詳しく調べてみましょう。

ビジネス・オブジェクト エクスポートおよびインポートに含まれる情報

アプリケーション・データ・セキュリティ

アプリケーション・データ・セキュリティには、次の方法で作成されたデータ・セキュリティ・ポリシーが含まれます。

  • セキュリティ・コンソールの「データベース・リソースの管理」ページを使用して手動で。

  • セキュリティ・コンソールでロールの編集またはロールのコピー・フローを使用して手動で。

  • セキュリティ・プロファイルでロールのコピーを使用してロールをコピーしたときに自動的に。

  • プロファイル・コンテンツ・タイプを作成したときに自動的に。

  • HCMスプレッドシート・ビジネス・オブジェクトをロールにマップしたときに自動的に。

HCMデータ・ロールUIによって生成されたデータ・セキュリティ・ポリシーは、アプリケーション・データ・セキュリティ・ビジネス・オブジェクトの一部としてエクスポートされません。これらは、HCMデータ・ロール・ビジネス・オブジェクトをインポートしたときに、ターゲット環境に自動的に作成されます。

HCMセキュリティ・プロファイルから生成されたデータ・セキュリティ条件は、アプリケーション・データ・セキュリティ・ビジネス・オブジェクトの一部としてエクスポートされません。これらは、HCMセキュリティ・プロファイル・ビジネス・オブジェクトをインポートしたときに、ターゲット環境に自動的に作成されます。

注意: アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシーではスコープはサポートされません。アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシーをエクスポートする際、構成パッケージ内の他のセキュリティ・ビジネス・オブジェクトにスコープ値が指定されている場合でも、すべてのデータ・セキュリティ・ポリシーがエクスポートされます。

このビジネス・オブジェクトには、CSVにエクスポートのオプションがありません。

アプリケーション・プロファイル値

アプリケーション・プロファイル値には、PER_MASTER_WORK_EMAILプロファイルのプロファイル値が含まれます。

このプロファイル・オプションは現在使用されていないため、このビジネス・オブジェクトの値はエクスポートされません。

機能セキュリティ・カスタム・ロール

カスタム・ロールには次の詳細が含まれます。

  • ロール・コード

  • ロール名

  • ロール摘要

  • ロール・カテゴリ

  • すべてのIPアドレス・アクセス - サインイン元のIPアドレスに関係なく、ロールにセキュリティ制御へのアクセス権が付与されることを示します。

注意: スコープはユーザー割当可能ロールに制限されます。

機能セキュリティ・カスタム・ロール階層

ロール階層には、次の詳細が含まれます。

  • 親ロール

  • メンバー・ロール

  • ロール・メンバーシップの追加または削除

機能セキュリティ・カスタム・ロール権限メンバーシップ

ロール権限メンバーシップには、次の詳細が含まれます。

  • 親ロール

  • メンバー権限

  • 権限メンバーシップの追加または削除

HCMデータ・ロール

HCMデータ・ロールには次の詳細が含まれます。

  • データ・ロール・コード

  • データ・ロール名

  • データ・ロール摘要

  • 継承されたジョブ・ロール・コード

  • 「委任許可」チェック・ボックス

HCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイル

HCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • データ・ロール・コード

  • 保護オブジェクト

  • セキュリティ・プロファイル名

HCM除外ルール

HCM除外ルールおよびHCM除外ルールの詳細には、HCM除外ルールの定義が含まれます。

  • HCM除外ルール

  • HCM除外ルール詳細

国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイル・リスト

国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイル・リストには、次の詳細が含まれます。

  • 国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイル名

  • 国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイルに含まれる国別仕様データ・グループ

「組織」セキュリティ・プロファイル

組織セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • 組織セキュリティ・プロファイル名

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべて表示」チェック・ボックス

  • 「先日付の組織を含む」チェック・ボックス

  • 部門階層または一般組織階層を示すコード

  • 階層名(組織階層別に保護する場合)

  • 最上位組織名(組織階層別に保護する場合)

  • 「最上位組織を含む」チェック・ボックス

  • 「組織階層別保護」チェック・ボックス

  • 「組織分類別保護」チェック・ボックス

  • 「組織リスト別保護」チェック・ボックス

組織セキュリティ・プロファイル分類リスト

組織セキュリティ・プロファイル分類リストには、次の詳細が含まれます。

  • 組織セキュリティ・プロファイル名

  • 組織分類名

組織セキュリティ・プロファイル組織リスト

組織セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • 組織セキュリティ・プロファイル名

  • 組織名

  • 組織分類

  • 「含む」/「除外」チェック・ボックス

「国」セキュリティ・プロファイル

国セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • 国セキュリティ・プロファイル

  • 「使用可能」チェック・ボックス

国セキュリティ・プロファイル・リスト

国セキュリティ・プロファイル・リストには、次の詳細が含まれます。

  • 国セキュリティ・プロファイル

  • 国コード

「ポジション」セキュリティ・プロファイル

ポジション・セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • ポジション・セキュリティ・プロファイル名

  • 説明

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべて表示」チェック・ボックス

  • 「先日付のポジションを含む」チェック・ボックス

  • 階層名(ポジション階層別に保護する場合)

  • 最上位ポジション名(ポジション階層別に保護する場合)

  • 「最上位ポジションを含む」チェック・ボックス

  • 最上位ポジション名(組織階層別に保護する場合)

  • 「ポジション階層別保護」チェック・ボックス

  • 「部門別保護」チェック・ボックス

  • 部門組織セキュリティ・プロファイル名(部門別に保護する場合)

  • 「ビジネス・ユニット別保護」チェック・ボックス

  • ビジネス・ユニット組織セキュリティ・プロファイル名(ビジネス・ユニット別に保護する場合)

  • 「ポジション・リスト別保護」チェック・ボックス

  • 「職責範囲別保護」チェック・ボックス

ポジション・セキュリティ・プロファイル・ポジション・リスト

ポジション・セキュリティ・プロファイル・ポジション・リストには、次の詳細が含まれます。

  • ポジション・セキュリティ・プロファイル名

  • ポジション・コード

  • 「含む」/「除外」チェック・ボックス

ポジション・セキュリティ・プロファイル職責スコープ範囲

ポジション・セキュリティ・プロファイル職責範囲には、次の詳細が含まれます。

  • ポジション・セキュリティ・プロファイル名

  • 職責タイプ

  • 職責のスコープ

HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイル

HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイル名

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべて表示」チェック・ボックス

  • 「含む」/「除外」チェック・ボックス

HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイル・リスト

HR文書セキュリティ・プロファイル・リストには、次の詳細が含まれます。

  • HR文書タイプ・セキュリティ・プロファイル名

  • 文書タイプ名

給与セキュリティ・プロファイル

給与セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • 給与セキュリティ・プロファイル名

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべて表示」チェック・ボックス

給与セキュリティ・プロファイル支払

給与セキュリティ・プロファイル支払には、次の詳細が含まれます。

  • 給与セキュリティ・プロファイル名

  • 給与名

  • 国別仕様データ・グループ名

個人セキュリティ・プロファイル

個人セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • 個人セキュリティ・プロファイル名

  • 説明

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「自身のレコードへのアクセス」チェック・ボックス

  • 「先日付の個人を含む」チェック・ボックス

  • 「共有個人情報を含む」チェック・ボックス

  • 「オファーした候補者へのアクセス」チェック・ボックス

  • 職責範囲別保護

  • 「マネージャ階層別保護」チェック・ボックス

  • 「個人」または「アサイメント」チェック・ボックス

  • 階層内の最高レベル

  • マネージャ階層タイプ

  • 階層コンテンツ・コード

  • 「Personタイプ別保護」チェック・ボックス

  • 「部門別保護」チェック・ボックス

  • 部門セキュリティ・プロファイル名(部門別に保護する場合)

  • 「ビジネス・ユニット別保護」チェック・ボックス

  • ビジネス・ユニット・プロファイル名(ビジネス・ユニット別に保護する場合)

  • 「雇用主別保護」チェック・ボックス

  • 雇用主セキュリティ・プロファイル名(雇用主別に保護する場合)

  • 「ポジション別保護」チェック・ボックス

  • ポジション・セキュリティ・プロファイル名(ポジション別に保護する場合)

  • 「国別仕様データ・グループ別保護」チェック・ボックス

  • 国別仕様データ・グループ・セキュリティ・プロファイル名(国別仕様グループ別に保護する場合)

  • 「給与別保護」チェック・ボックス

  • 給与セキュリティ・プロファイル名(給与別に保護する場合)

  • 「グローバル名範囲別保護」チェック・ボックス

  • グローバル名範囲開始値(グローバル名範囲別に保護する場合)

  • グローバル名範囲終了値(グローバル名範囲別に保護する場合)

  • 「除外ルールの適用」チェック・ボックス

  • 「カスタム基準別保護」チェック・ボックス

  • カスタム制限テキスト(カスタム条件で保護する場合)

個人セキュリティ・プロファイル・マネージャ・タイプ

個人セキュリティ・プロファイル・マネージャ・タイプには、次の詳細が含まれます。

  • 個人セキュリティ・プロファイル名

  • マネージャ階層タイプ(セキュリティ・プロファイルで「すべて」または「ライン・マネージャ」以外のものが選択されている場合)

個人セキュリティ・プロファイル職責スコープ範囲

個人セキュリティ・プロファイル職責範囲には、次の詳細が含まれます。

  • 個人セキュリティ・プロファイル名

  • 職責タイプ

  • 職責のスコープ

  • 「従業員」チェック・ボックス

  • 「派遣就業者」チェック・ボックス

  • 「処理待ち就業者」チェック・ボックス

  • 「非就業者」チェック・ボックス

  • 「オファーした候補者」チェック・ボックス

個人セキュリティ・プロファイル除外

個人セキュリティ・プロファイル除外には、次の詳細が含まれます。

  • 個人セキュリティ・プロファイル名

  • 除外ルール名

トランザクション・セキュリティ・プロファイル

トランザクション・セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • トランザクション・セキュリティ・プロファイル名

  • 説明

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべて表示」チェック・ボックス

トランザクション・セキュリティ・プロファイル・エントリ

トランザクション・セキュリティ・プロファイル入力には、次の詳細が含まれます。

  • トランザクション・セキュリティ・プロファイル名

  • 製品ファミリ

  • カテゴリ・コード

  • すべてのサブカテゴリ・チェック・ボックス

  • サブカテゴリの除外チェック・ボックス

トランザクション・セキュリティ・プロファイル・サブカテゴリ

トランザクション・セキュリティ・プロファイル・サブカテゴリには、次の詳細が含まれます。

  • トランザクション・セキュリティ・プロファイル名

  • 製品ファミリ

  • カテゴリ・コード

  • サブカテゴリ・コード

ロール・プロビジョニング・ルール

ロール・プロビジョニング・ルールには、次の詳細が含まれます。

  • マッピング・ルール名

  • 雇用主名

  • ビジネス・ユニット名

  • 部門名

  • ジョブ・セット・コード

  • ジョブ・コード

  • ポジション・ビジネス・ユニット名

  • ポジション・コード

  • 等級セット・コード

  • 等級コード

  • 事業所セット・コード

  • 事業所コード

  • ユーザーPersonタイプ

  • システムPersonタイプ

  • アサイメント・タイプ

  • HRアサイメント・ステータス・コード

  • リソース・ロール

  • パーティ・タイプ使用コード

  • 担当ロール

  • 「部下を持つマネージャ」チェック・ボックス

  • マネージャ・タイプ

  • 職責タイプ

ロール・リストに関連付けられたロール・プロビジョニング

ロール・プロビジョニングに関連付けられたロール・リストには、次の詳細が含まれます。

  • マッピング・ルール名

  • ロール・コード

  • 「要求可能」チェック・ボックス

  • 「自己要求可能」チェック・ボックス

  • 「自動プロビジョニング」チェック・ボックス

HCMカスタム・ロールの移行時にエクスポートできるその他のビジネス・オブジェクトは次のとおりです。

  • ジョブ求人セキュリティ・プロファイル

  • スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・セキュリティ・マッピング

各ビジネス・オブジェクトに含まれている内容を詳しく調べてみましょう。

ビジネス・オブジェクト エクスポートおよびインポートに含まれる情報

ジョブ求人セキュリティ・プロファイル

ジョブ求人セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。

  • ジョブ求人セキュリティ・プロファイル名

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべて表示」チェック・ボックス

  • 「ジョブ・ファミリ別保護」チェック・ボックス

  • 「ジョブ機能別保護」チェック・ボックス

  • 「事業所別保護」チェック・ボックス

  • 「組織別保護」チェック・ボックス

  • 「採用タイプ別保護」チェック・ボックス

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・セキュリティ・マッピング

HCMスプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセス・マッピングには、次の詳細が含まれます。

  • ロール・コード

  • ビジネス・オブジェクト

  • 製品領域

  • 「使用可能」チェック・ボックス

  • 「すべてのビジネス・オブジェクト」チェック・ボックス

「採用および候補者エクスペリエンス」オファリング内の「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域内のビジネス・オブジェクトをエクスポートすることで、ジョブ求人セキュリティ・プロファイルを移行できます。これは、「ワークフォース配置」オファリングの「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域にあるビジネス・オブジェクトを移行する前に行う必要があります。ジョブ求人セキュリティ・プロファイルをエクスポートおよびインポートするには、採用管理者ロールが必要です。

「ワークフォース配置」オファリングの「HCMデータ・ローダー」機能領域内のビジネス・オブジェクトをエクスポートすることにより、HCMスプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセス・マッピングを移行できます。これは、「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域にあるビジネス・オブジェクトを移行した後で行う必要があります。HCMスプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセス・マッピングをエクスポートおよびインポートするには、人材管理統合スペシャリスト・ロールが必要です。

インポート完了後

「ワークフォース配置」内の「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域から生成された構成パッケージのインポートが完了した後、移行したデータ・セキュリティ・ポリシーがすべてセキュリティ・コンソールに表示されるまで時間がかかる場合があります。

アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシーがインポートされると、プロセスがバックグラウンドで実行し、インポートされたデータ・セキュリティ・ポリシーがターゲット環境のロールと同期されます。インポートしたデータ・セキュリティ・ポリシーはこのプロセスが完了した時点でアクティブになり、この時点でセキュリティ・コンソールに表示されます。これは、ソース環境内の他のロールからコピーしたカスタム・ロールのデータ・セキュリティ・ポリシーに影響します。これは、セキュリティ・コンソールを使用して手動で追加されたデータ・セキュリティ・ポリシーを持つカスタム・ロールにも影響します。

ノート: ターゲット環境では手動の再生成プロセスは必要ありません。インポート・プロセスによってロールの再生成プロセスがトリガーされます。これは、HCMデータ・ロール・ビジネス・オブジェクトをインポートする場合にのみ該当します。

含まれない内容

セキュリティ・コンソールから手動で作成されたデータ・セキュリティ・ポリシー、およびHCMセキュリティ・プロファイルから生成された参照条件は、ターゲット環境で手動で再作成する必要があります。適切なHCMセキュリティ・プロファイル・ビジネス・オブジェクトをインポートして条件をインポートした後に、これらのデータ・セキュリティ・ポリシーをターゲット環境で作成してください。

実装プロジェクトを使用して、データ・セキュリティ・ポリシーを持つカスタム・ロールをエクスポートおよびインポートできます。この方法では、実装プロジェクト内のタスクとその順序によって、データがエクスポートおよびインポートされる設定ビジネス・オブジェクトのリストと順序が決定されます。

この方法は、セキュリティ・プロファイルなしで1つ以上のカスタム・ジョブ・ロールまたは抽象ロールをエクスポートおよびインポートする場合に便利です。

実装プロジェクトの作成

次のステップに従って、実装プロジェクトを作成します。

  1. 「ナビゲータ」 「その他」 「設定および保守」作業領域をクリックします。

  2. 「設定」ページで、「タスク」パネル・タブから「実装プロジェクトの管理」を選択します。

  3. 「実装プロジェクトの管理」ページで、「処理」メニューから「作成」を選択するか、「作成」アイコンをクリックします。

  4. 「実装プロジェクトの作成: 基本情報」ページで、プロジェクトのわかりやすい名前と簡単な説明を入力します。

  5. 保存してプロジェクトを開くをクリックします。

    実装プロジェクトに指定した名前のページが開きます。タスク・リストは空です。

  6. 「処理」メニューから「作成」を選択するか、「作成」アイコンをクリックして、次のタスクを実装プロジェクトに追加します。

    • ジョブ・ロールの管理

    • データ・セキュリティ・ポリシーの管理

  7. 「完了」をクリックします。

実装プロジェクトを使用したロール定義のエクスポート

次のステップに従って、実装プロジェクトを使用してカスタム・ロール定義をエクスポートします。

  1. 「ナビゲータ」 「その他」 「設定および保守」作業領域をクリックします。

  2. 「設定」ページで、「タスク」パネル・タブから「構成パッケージの管理」を選択します。

  3. 「実装プロジェクトの管理」ページで、「処理」メニューから「作成」を選択するか、または「構成パッケージの管理」の「検索結果」表から「作成」アイコンをクリックし、「構成パッケージの作成: 基本情報の入力」ページに移動します。

  4. 「名前」メニューから、前に作成した実装プロジェクトを選択します。

    1. 実装プロジェクトにオファリングが含まれていないことを示すメッセージが表示された場合は、「はい」をクリックして続行します。

    2. エクスポートのデフォルトの選択である「設定タスク・リストおよび設定データ」はそのままにします。

  5. 「構成パッケージ詳細」の「名前」、「コード」「摘要」のデフォルトのフィールド値をそのまま使用するか、または一意の値を割り当てます。

  6. 「次」をクリックし、「構成パッケージの作成: エクスポート用のオブジェクトの選択」ページに移動します。

    最初の表には、設定データがエクスポートされるビジネス・オブジェクトのリストが表示されます。

    • アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシー

    • 機能セキュリティ・カスタム・ロール

    • 機能セキュリティ・カスタム・ロール階層

    • 機能セキュリティ・カスタム・ロール権限メンバーシップ

      すべてのビジネス・オブジェクトの「エクスポート」列がデフォルトで選択されています。この選択は変更しないでください。

      他の3つのビジネス・オブジェクトの後にアプリケーション・データ・セキュリティ・ビジネス・オブジェクトをインポートすることをお薦めします。アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシー・ビジネス・オブジェクトのインポート順序を変更して、他のビジネス・オブジェクトのインポート順序よりも高い値を持つようにします。

  7. エクスポートするカスタム・ロールを選択します。

    1. 最初の表で、機能セキュリティ・カスタム・ロール・ビジネス・オブジェクトを選択します。

    2. スコープ表で「作成」アイコンをクリックします。

    3. エクスポートするカスタム・ロールを検索して選択し、「適用」をクリックします。複数のカスタム・ロールをエクスポートする場合は、エクスポートするロールごとにこのステップを繰り返します。

    4. エクスポートするすべてのロールの選択が終了したら、「保存してクローズ」をクリックします。

    ノート: データ・セキュリティ・ポリシーではスコープはサポートされません。エクスポートされるデータ・セキュリティ・ポリシーの詳細は、「HCMカスタム・ロールおよびセキュリティ・プロファイルのエクスポートおよびインポート」の「エクスポート対象とインポート対象」の項を参照してください。
  8. 「送信」をクリックして設定データのエクスポート・プロセスを送信し、確認メッセージが表示されたら「確認」をクリックします。

  9. 「構成パッケージの管理」で、プロセスが完了するまでモニターします。

  10. 進行中のプロセスがある場合は、ステータスを選択して「エクスポートおよびインポート・プロセス結果」ページに移動し、プロセスの現時点での進捗状況を確認できます。最新情報を表示するには「リフレッシュ」ボタンをクリックします。プロセス結果の詳細は、エクスポートおよびインポート・プロセス結果のレビューのトピックを参照してください。

  11. エクスポート・プロセスの完了後、「ダウンロード」をクリックして構成パッケージをダウンロードします。.zip ファイルを使用してターゲット環境で設定データをインポートします。必要であれば、ステータスを選択して「エクスポートおよびインポート・プロセス結果」ページに移動し、結果の詳細を確認します。

実装プロジェクトを使用したロール定義のインポート

Functional Setup Managerの使用ガイドの「実装プロジェクトを使用した設定データのインポート」のトピックで、次のステップを実行します。このトピックへのリンクは、下の「関連トピック」の項を参照してください。