時間入力のタイム・カード・エレメントの作成

タイム・カード・エレメントは、時間ベースおよびユニットベースの数量をサポートします。時間ベースの数量を使用して、関連付けられたレートを介して個人に固定の支払金額を割り当てます。たとえば、1日当たりの食事の回数に従って個人に食事手当を支払います。タイム・カード・エレメントを作成すると、関連する給与エレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントも作成されます。

ヒント: 個人が超過勤務の通常時間部分と正規時間部分を個別にレポートする場合は、「超過勤務」「超過勤務割増」などの2つのエレメントを作成します。それらの部分をまとめてレポートする場合は、通常時間ではなく正規時間を使用し、超過勤務割増用に個別のエレメントを作成できます。

給与エレメントの作成

タイム・カード・エレメントおよび対応する計算コンポーネントを作成する方法を次に示します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の設定を使用します。

    • オファリング: ワークフォース配置

    • 機能領域: エレメントおよび算式

    • タスク: エレメントの管理

  2. 「エレメントの管理」ページのツールバーで、「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「エレメントの作成」ダイアログ・ボックスで、次の手順を行います。

    1. 国別仕様データ・グループ(FR LDG香港LDGUS LDGなど)を選択します。

    2. プライマリ分類(「定期支給項目」「支給項目」など)を選択します。

    3. 使用可能な場合は、セカンダリ分類を選択します。

    4. 「タイム・カード」カテゴリを選択します。

    5. 「続行」をクリックします。

  4. 「エレメントの作成: 基本情報」ページで、次のステップを実行します。

    1. わかりやすい名前(通常正規時間超過勤務シフト支払など)を入力します。

    2. この給与エレメントを含むレポートに表示する名前を入力します。

    3. 有効日として1951年1月1日を選択します。早い日付により、シフト、タイム・カード、Webクロックおよび時間収集デバイスでエレメント属性をすぐに使用できるようになります。

    4. 「次」をクリックして、残りのデフォルト値を受け入れます。

  5. 「エレメントの作成: 追加詳細」ページで、次のステップを実行します。

    1. レポートの計算ユニットとして「時間数 * レート」または「その他のユニット」を選択します。

    2. 作業ユニット換算ルールを選択します。各換算ルールで使用する計算については、次の項の表を参照してください。

    3. 「次」をクリックして、残りのデフォルト値を受け入れます。

  6. 「エレメントの作成: レビュー」ページで、次のステップを実行します。

    1. エレメント構成をレビューして、すべてが正しいことを確認します。

    2. 「送信」をクリックしてエレメントを作成し、関連するエレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントをすべて自動的に生成します。

    デフォルトで、「タイム・カード」カテゴリのエレメントには、事業所上書きをサポートするために必要な適切な値定義構成がすでに含まれています。編集を加える必要はありません。

  7. 「エレメント要約」ページで、次のステップを実行してエレメント適格を構成します。

    1. 「エレメント概要」セクションで、「エレメント適格」を選択します。

    2. 「処理」メニューの「エレメント適格の作成」を選択します。

    3. 「情報」セクションで、基準を識別するサフィクスが付いたエレメント適格名を入力します。たとえば、オープン適格の(基準が選択されていない)標準エレメントの場合、名前は標準オープンとなります。

    4. 適格基準を選択します。エレメントで適格をオープンのままにして、HCMグループおよび時間処理プロファイルで制御するには、このステップをスキップします。

    5. 「完了」をクリックします。

作業ユニット換算ルールの選択

この情報を使用すれば、前の項で追加の詳細を設定するときに適切な変換ルールを選択しやすくなります。

換算ルール

計算

年間標準レート

  1. デフォルト値の2080時間、260稼働日を使用して、ソース金額および周期性を年間値に換算します。

  2. 金額を必要な周期およびレートに変換します。

該当なし

日次標準レート

  1. デフォルト値260稼働日を使用して日次レートを計算します。

  2. 金額を必要な出力周期およびレートに変換します。

該当なし

年間標準勤務時間レート

  1. 従業員の標準勤務時間を使用して、ソース金額および勤務時間を年間値に変換します。

  2. レートを計算します。

シナリオ: 月給1000 USドルの従業員が1週間に40時間勤務する場合:

計算: ((1000*12) / (40.00*52) = 5.77 (時間給)

年間アサイメント勤務時間レート

  1. 従業員の勤務時間を使用して、ソース金額および勤務時間を年間値に変換します。

  2. レートを計算します。

シナリオ: 1週間に40時間勤務する従業員の1週間の標準勤務時間が37.5時間で、月給1000 USドルの場合:

計算: ((1000*12) / (37.50*52) = 6.15 (時間給)

年間定期勤務スケジュール・レート

  1. 通貨額と勤務スケジュールを年間値に換算します。従業員の給与期間の勤務スケジュールを使用して、日次および時間換算を実行します。

  2. レートを計算します。

月次給与が割り当てられた従業員のシナリオ:

  • 従業員の月給は1000 USドルです。

  • Formulaでは月の勤務スケジュール詳細をチェックします。

日次換算計算: 1か月当たり1000日/ 1か月当たり20日= 50

給与が割り当てられていない従業員の場合: この計算では、週次レートを使用して、結果を年間金額に変換します。計算では、勤務スケジュールに基づいて、年間金額が該当週の日数または時間数で除算されます。

関連エレメントのエレメント適格の構成

このエレメントと同じ名前を共有し、サフィクスを持つ各関連エレメントのエレメント適格を構成します。サフィクスには、支給項目計算機能支給項目分配機能支給項目結果「遡及」および遡及結果があります。

  1. 「エレメントの管理」ページで、先ほど作成したエレメントを検索します。

  2. 関連するエレメント名をクリックします。

  3. 「エレメント要約」ページで、次のステップを実行します。

    1. 「エレメント概要」セクションで、「エレメント適格」を選択します。

    2. 「処理」メニューの「エレメント適格の作成」を選択します。

    3. 「情報」セクションで、元のエレメントと同じ適格基準を構成します。

    4. 「送信」をクリックします。

    5. 「完了」をクリックします。