雇用プロファイル・オプション
「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、プロファイル・オプションを管理します。企業の要件を満たすように、必要に応じて次の雇用関連のプロファイル・オプションを構成できます。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル表示名 |
デフォルトのプロファイル値 |
説明 |
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HR_DISABLE_PENDING_APPROVALS_CHECK_IN_HCM_DATA_LOADER |
HR: HCMデータ・ローダーで承認待ちチェック使用不可 |
いいえ |
このプロファイル・オプションを「はい」に設定すると、HCMデータ・ローダーを使用してデータをロードするときに、承認待ちのチェックが無効化されます。 |
ORA_PER_CLE_COPY_FUT_ASG |
先日付のアサイメント変更のコピー使用可能 |
N |
デフォルトでは、雇用主の変更時に先日付のアサイメント更新が新しいアサイメントに移動されることはありません。先日付のアサイメントを新規アサイメントに移動するには、プロファイル・オプションをYに設定する必要があります。 このプロファイル・オプションを「Y」に設定すると、次のようになります。
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ORA_PER_CLE_COPY_FUT_TERMINATION |
先日付退職のコピー使用可能 |
Y |
デフォルトでは、雇用主の変更時に先日付の退職が新しい雇用関係に移動されます。先日付の退職が新しい雇用関係に移動しないようにするには、プロファイル・オプションをNに設定する必要があります。 このプロファイル・オプションを「Y」に設定すると、次のようになります。
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ORA_PER_EMP_RETAIN_CHANGES |
雇用変更の保持 |
N |
デフォルトでは、変更は雇用フローに保持されません。変更を保持するには、このプロファイル・オプションを「Y」に設定する必要があります。 プロファイル・オプションが「Y」に設定されている場合、有効な雇用および個人の変更のみが新しい有効日時点で保持されます。「給与」や「休暇欠勤」などの他のセクションの変更は保持されません。 給与変更を保持するには、有効日の変更後に「給与」セクションにナビゲートする必要があります。有効日を変更すると給与ベースが変わる場合、給与変更は保持されません。 トランザクション日を変更し、かつ日付が前のアサイメント・レコードより前または先日付のアサイメント・レコードより後の場合、変更は保持されません。この場合、変更をリセットするという現在のアプリケーション動作が続行されます。 新しく変更した日付時点で有効でない値を入力すると、その値は古い値に戻されます。 |
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_BUSINESS_TITLE_FROM |
ビジネス・タイトルのデフォルト設定オプション |
ユーザー変更の保持 |
デフォルトでは、ユーザー変更を保持するという現在のアプリケーション動作に従います。プロファイル・オプションが「ユーザー変更の保持」に設定されている場合、就業者のアサイメントでジョブが変更されるたびに、ビジネス・タイトルがジョブ名にデフォルト設定されます。ただし、ユーザーが就業者のアサイメントのビジネス・タイトルを手動で更新した場合、就業者のアサイメントでジョブが変更されても、ユーザーが入力した変更は保持されます。 プロファイル・オプションを「ジョブ変更に基づく自動更新」に設定した場合、就業者のアサイメントでジョブが変更されると、ビジネス・タイトルがジョブにデフォルト設定されます。 プロファイル・オプションを「ポジション変更に基づく自動更新」に設定した場合、就業者のアサイメントでポジションが変更されると、ビジネス・タイトルがポジションにデフォルト設定されます。 |
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATE |
デフォルトで設定された雇用トランザクション日 |
Y |
デフォルトでは、有効開始日は雇用フローにデフォルト設定されます。有効開始日をデフォルト設定しない場合は、プロファイル・オプションを「N」に設定する必要があります。 |
ORA_PER_EMPL_DFLT_LOGGED_USER_AS_LINE_MGR_ENABLED |
ライン・マネージャとしてのデフォルト・ログイン・ユーザー使用可能 |
はい |
「個人の追加」フローおよび「雇用関係の作成」フローでは、ログイン・ユーザーがライン・マネージャとしてデフォルト設定されます。 |
ORA_PER_EMPL_DISPLAY_GT_HISTORY |
グローバル異動におけるアサイメント履歴の表示 |
いいえ |
このプロファイル・オプションを「はい」に設定した場合、雇用主の変更全体のアサイメント履歴は、「雇用情報」レスポンシブ・ページに表示されます。 雇用主の変更全体で就業者のアサイメント履歴を表示するには、その就業者のソースおよび宛先のアサイメントがリンクされている必要があります。 ノート: 雇用主の変更時のアサイメントのリンクの詳細は、「関連トピック」セクションの「グローバル異動のソースおよび宛先アサイメントをリンクするプロセス」のトピックを参照してください。
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ORA_PER_EMPL_FLOW_REPLACED |
置換済雇用フローを表示するバナー |
Y |
デフォルトでは、雇用フローが置換されることを示すバナー・メッセージが表示されます。バナー・メッセージを表示しない場合は、プロファイル・オプションを「N」に設定する必要があります。 |
ORA_PER_EMPL_GTA_POP_DIRECTS |
選択済セクションでの直属の部下のデフォルト設定 |
既存の部下の再割当 |
デフォルトでは、マネージャの既存の直属の部下が「既存の部下の再割当」セクションにコピーされます。「直属の部下の追加」セクションに既存の直属の部下を表示するには、プロファイル・オプションを「直属の部下の追加」に設定する必要があります。 プロファイル・オプションを「既存の部下の再割当」に設定すると、グローバル臨時アサイメント・フローの「既存の部下の再割当」セクションにマネージャの既存の直属の部下がデフォルト設定されます。 プロファイル・オプションを「直属の部下の追加」に設定すると、次のようになります。
「直属の部下の追加」セクションには、ソース・アサイメントにライン・マネージャ関係がある直属の部下のみが移入されます。たとえば、DonnaはJeffとMarryのライン・マネージャであり、Shaunのプロジェクト・マネージャです。この場合、Donnaのグローバル臨時アサイメントが開始されると、JeffとMarryのみが「直属の部下の追加」セクションにデフォルト設定されます。 |
ORA_PER_POS_INCUMBENT_TENURE_ASG_SUP |
ポジション同期化時のマネージャのデフォルト設定に役立つ勤続年数の識別 |
企業における最短勤続年数 |
デフォルトでは、企業における最短勤続年数は、ポジション同期化時のマネージャのデフォルト設定の一部として、複数の在職者がいるポジションの在職者を識別するために使用されます。プロファイル・オプションの設定に使用できるその他の勤続年数は、「アサイメントにおける最長勤続年数」、「企業における最長勤続年数」、「ポジションにおける最長勤続年数」および「ポジションにおける最短勤続年数」です。 |
PER_DEFAULT_GRADE_FROM_JOB_POSITION |
PER_DEFAULT_GRADE_FROM_JOB_POSITION |
N |
このサイトレベル・プロファイル・オプションを「Y」に設定し、かつジョブまたはポジションに対して有効な等級が1つのみである場合、次の条件がこれらのフローに適用されます。
このサイトレベル・プロファイル・オプションを「N」に設定した場合、その等級は、それがポジションのエントリ等級で、かつフローが「採用」または「アサイメントの追加」である場合にのみ、デフォルト設定されます。 |
PER_DEPARTMENT_TREE_FOR_MANAGER |
PER_DEPARTMENT_TREE_FOR_MANAGER |
Null |
このプロファイル・オプションを部門ツリー値に設定した場合は、選択した部門ツリーのライン・マネージャがデフォルトに設定されます。 部門マネージャが定義されていない場合、アプリケーションは部門ツリーの上位レベルを検索し、定義された部門からマネージャをフェッチします。 トランザクションが部門マネージャ・アサイメントに対して実行される場合は、部門ツリーの上位レベルのライン・マネージャがデフォルトに設定されます。 |
PER_EMP_MANAGER_NAME_LOV |
PER_EMP_MANAGER_NAME_LOV |
Y |
このプロファイル・オプションを「N」に設定すると、雇用クラシック・ページのマネージャ名の値リストにアサイメント番号が表示されます。 |
PER_EMPL_NOT_DEF_DEPT_MGR |
部門からライン・マネージャをデフォルト設定しない |
N |
デフォルトでは、部門マネージャはライン・マネージャとしてデフォルト設定されます。デフォルトの動作を変更するには、プロファイル・オプションの作成後に、プロファイル値を「Y」に変更する必要があります。その場合は、部門マネージャがライン・マネージャとしてデフォルト設定されず、PER_DEPARTMENT_TREE_FOR_MANAGERプロファイル・オプションは無視されます。 ノート: このプロファイル・オプションはアプリケーションとともに提供されていないため、作成する必要があります。
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PER_ENFORCE_VALID_GRADES |
PER_ENFORCE_VALID_GRADES |
N |
このサイトレベル・プロファイル・オプションを「Y」に設定すると、ユーザーは次の処理を実行できます。
このサイトレベル・プロファイル・オプションを「N」に設定すると、ユーザーは等級ラダーから等級を選択できます。等級ラダーに等級がない場合、ユーザーはアサイメント・セットに定義されたすべての等級から選択できます。 |
PER_MANAGE_CONTRACTS_RESPONSIVE_ENABLED |
PER_MANAGE_CONTRACTS_RESPONSIVE_ENABLED |
Y |
デフォルトでは、レスポンシブ・ページが有効になっています。なんらかの理由でレスポンシブ・ページに移動できない場合は、プロファイル・オプションを「N」に設定してデフォルトを変更する必要があります。 ノート: リリース20Dまでは、PER_MANAGE_CONTRACTS_RESPONSIVE_ENABLEDプロファイル・オプションは従来の「雇用の管理」ページに影響を与えませんでした。ただし、リリース21A以降、プロファイル・オプションが「Y」に設定されている場合、契約詳細は従来の「雇用の管理」ページで使用できなくなります。レスポンシブ・ページまたは従来の「雇用の管理」ページのいずれかを使用して雇用契約を管理できますが、両方を使用することはできません。
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