個人参照

このトピックでは、個人関連であり、ユーザーまたは拡張可能な構成レベルがある共通参照を示します。これらの参照を確認し、「共通ルックアップの管理」タスクを使用して、企業要件にあわせて適宜更新します。

個人情報参照

次の表で、個人情報参照について説明します。

参照タイプ

説明

構成レベル

ORA_PER_EXT_IDENTIFIER_TYPES

時間デバイス・バッジ識別子、サードパーティ給与識別子、サードパーティ給与代替識別子などの、外部アプリケーションでの個人の識別子のタイプ

ユーザー

PER_NATIONAL_IDENTIFIER_TYPE

社会保障番号、市民登録番号、国民保険番号などの、個人の国別識別子のタイプ

ユーザー

PERSON_TYPE_STATUS

アクティブまたは非アクティブなどの、ユーザーPersonタイプのステータス

ユーザー

EMAIL_TYPE

自宅Eメールや勤務先Eメールなどの、個人のEメール・アドレスのタイプ

ノート: デフォルトでは、個人は勤務先Eメールを1つのみ持つことができます。セカンダリ勤務先Eメールを追加する場合は、別の参照タイプを定義する必要があります。

拡張可能

ADDRESS_TYPE

自宅住所や郵送先住所などの、個人の住所のタイプ

拡張可能

PHONE_TYPE

自宅電話番号や携帯電話番号などの、個人の電話番号のタイプ

拡張可能

PER_CM_MTHD

Eメールやインスタント・メッセンジャなどの、個人の連絡方法

拡張可能

PER_CONTACT_TIMES

夜や週末などの、指定された電話番号が使用可能な時間

拡張可能

PER_ETHNICITY

ヒスパニック、アジア系、アメリカ・インディアンなどの、個人のエスニシティ

ユーザー

PER_RELIGION

キリスト教、ヒンドゥ教、イスラム教などの、個人の宗教

拡張可能

PROFESSION

技師、看護師、教員などの、ビザまたは労働許可に記載されている個人の専門的職業

拡張可能

TITLE

Miss、Doctor、教授などの、個人の名前の一部を形成する個人のタイトル

拡張可能

HONORS

CPA、PhD、DDSなどの、個人の名前の一部を形成する上級資格

拡張可能

PER_HIGHEST_EDUCATION_LEVEL

BSc、修了証書、MAなどの、個人の学業資格の最高レベル。

ユーザー

MILITARY_RANK

兵卒、軍曹、伍長などの、個人の名前の一部を形成する個人の軍階級

拡張可能

BLOOD TYPE

A Rh-やB Rh+などの、個人の血液型

ユーザー

CONTACT

パートナ、子、兄弟などの、個人と個人の連絡先の間の関係

ユーザー

MAR_STATUS

独身、既婚、法的別居などの、個人の婚姻区分

ユーザー

SEX

男性や女性などの個人の性別。

ユーザー

PER_VISA_PERMIT_TYPE

個人のビザ許可タイプ(学生ビザ、渡航ビザ、就労ビザなど)。

ユーザー

Oracleでは、構成レベルがユーザーである一部の個人参照について、対応するシステム参照タイプがマップおよび提供されています。これは、Oracleでは特定の値のみを許可するレポートおよびプロセスが提供されるためです。既存の参照コードへの追加または変更を行う場合、新しい参照コードまたは変更後の参照コードをOracle提供の参照コードにマップする必要があります。これを実行しないと、レポートが不正確になります。「設定および保守」作業領域で「拡張参照コードの管理」タスクを使用して、ユーザーまたは拡張可能な参照コードをシステム参照コードにマップします。

ユーザーが構成可能な参照タイプ

システム参照タイプ

CONTACT

ORA_PER_CONTACT

MAR_STATUS

ORA_PER_MAR_STATUS

PER_HIGHEST_EDUCATION_LEVEL

ORA_PER_HIGHEST_EDUCATION_LEVE

PER_NATIONAL_IDENTIFIER_TYPE

ORA_PER_NATIONAL_IDENTIFIER_TY

PER_ETHNICITY

ORA_PER_ETHNICITY

PER_VISA_PERMIT_TYPE

ORA_PER_VISA_PERMIT_TYPE

SEX

ORA_PER_SEX

いくつかの重要なポイントを次に示します。

  • ユーザー参照タイプのOracle提供の参照コードの詳細を変更すると、その参照コードの所有権を取得します。Oracleがその参照コードに対して更新を行う際、その参照コードは更新されません。ただし、ユーザー参照タイプの参照コードを削除すると、Oracleがその参照タイプに更新を提供するときに置換されます。

  • 参照コードが国固有の場合、「拡張参照コード」表でその国が選択されます。参照コードが複数の国を持つ場合、「拡張参照コード」表には国ごとに1つずつ複数のエントリが存在します。また、国が選択されていない場合、参照コードはグローバルとみなされます。

文書情報参照

次の表で、文書情報参照について説明します。

参照タイプ

説明

構成レベル

PER_DRIVERS_LICENSE_TYPE

永続や仮免許などの、個人の運転免許のタイプ

拡張可能

PER_CITIZENSHIP_STATUS

有効や失効などの、個人の市民権のステータス

拡張可能

PER_PASSPORT_TYPE

緊急や通常などの、個人のパスポートのタイプ

拡張可能

PER_VISA_PERMIT_TYPE

一時就労や滞在許可などの、個人のビザまたは労働許可のタイプ

ユーザー

PER_VISA_PERMIT_STATUS

処理待ちやアクティブなどの、個人のビザまたは労働許可のステータス

拡張可能

障害情報参照

次の表で、障害情報参照について説明します。

参照タイプ

説明

構成レベル

DISABILITY_CATEGORY

難聴や視力障害などの、個人の障害のタイプ

ユーザー

DISABILITY_REASON

事故や疾病などの、個人の障害の原因

拡張可能

DISABILITY_STATUS

承認済や処理待ちなどの、個人の障害登録のステータス

ユーザー

ORA_PER_SELF_DISCLOSE_DISABILITY

国の選択に基づく障害の自己開示応答のタイプ。

ユーザー

ORA_PER_DISABILITY_COUNTRY

障害情報を定義できるすべての国のリスト。

この参照は、就業者が自分の障害を指定するときの国の表示を管理するために使用されます。

拡張可能