等級ステップ昇格処理の給与日のバッチ・エラー条件

同じ日付または先日付の既存の給与レコードが検出されたときに、エラーを生成するかどうかを指定できます。デフォルトでは、警告が生成されます。

  • 等級ステップ昇格の実行

  • 等級ステップ・レートの同期化

これらの設定は、採用昇格・昇進異動などのHR処理中の、等級ラダー、等級、ステップに対する変更には影響しません。これらはバッチ・プロセスの動作にのみ影響します。これらは、HR処理での日付処理にも影響しません。

「設定および保守」作業領域の「グローバル報酬設定の構成」タスクを使用します。このタスクは、報酬管理オファリングの「基本給」機能領域に含まれています。

同じ日付の既存レコードの更新

同じ日付の給与レコードを更新できるようにすると、既存の給与レコードが訂正されます。

  • 新しい給与額は、既存の給与額よりも多くても少なくても構いません。

  • 新しい給与額は、以前の日付の給与額未満にはできません。この状況が発生した場合は、エラー・メッセージが表示されます。

  • 「提示昇格および給与更新のレビュー」ページで詳細を表示すると、現在の給与詳細が表示されます。これらの詳細には、同じ日付の既存の給与レコード(つまり、訂正中のレコード)の値が反映されます。

先日付のレコードが存在する場合の更新

先日付のレコードが存在する場合に給与レコードを更新できるようにすると、履歴順序の途中に新しいレコードが挿入されます。

  • 挿入された給与レコードの給与額は、先日付のレコードの給与額よりも多くても少なくても構いません。

  • 挿入された給与レコードの給与額は、以前の日付のレコードの給与額より少なくできません。この状況が発生した場合は、エラー・メッセージが表示されます。

  • 「提示昇格および給与更新のレビュー」ページで詳細を表示すると、現在の給与詳細が表示されます。これらの詳細には、以前の給与レコード、つまり挿入されるレコードの有効日より前の有効日が設定された給与レコードが反映されます。