報酬タスク・ワークシートの要約表示の構成
報酬タイプのタスク・ワークシートの最上部に報酬コンポーネントの重要な要約情報を含めることができます。表示される内容は、詳細表で参照している対象就業者によって異なります。
1.報酬コンポーネントの有効化
要約情報を表示する構成済の報酬コンポーネントを選択します。たとえば、「功績」および「賞与」報酬コンポーネントについて個別のタスク・ワークシートを構成するとします。「功績」報酬タスクのワークシート表示で、要約コンポーネントとして「功績」報酬コンポーネントを選択します。「賞与」報酬タスクについては、「賞与」報酬コンポーネントを選択します。
2.要約ビューの有効化
スコアボード・ビュー、表形式ビュー、分析ビュー、グループ・ビュー、ビューの組合せなど、表示するビューを有効にします。複数のビューを有効にする場合は、いずれかのビューを、タスク・ワークシートを最初に開いたときに常に表示されるデフォルト・ビューにする必要があります。
就業者レベルの予算計画を使用し、予算グループを設定する場合は、グループ・ビューを有効にします。オプションで、「グループ」列の表示名を、「事業所」、「等級」、「国」など、グループ化基準を反映するように変更します。分析ビューを有効にする場合、その要約情報についてグループ・ビューを有効にすることもできます。
3.表示する列の有効化
要約セクションに表示する列を有効にします。たとえば、スコアボード・ビューでは、有効にしたそれぞれの報酬コンポーネントについて次の列を有効にします。
-
報酬支払済の就業者(パーセントあり)
-
通貨またはユニット
-
適格給与
-
割付(パーセントあり)
-
予算(パーセントあり)
-
残存予算(パーセントあり)
分析ビューについては、現在のサイクルにおける割付のスナップショットを提供する分析を有効にします。たとえば、「就業者数」、「割付統計」、「割付値」および「給与統計」分析を有効にします。
詳細表に適用されたフィルタに関係なく、マネージャとHR担当者に同じ要約情報を表示するには、次の3つの静的列を有効にします。詳細表に適用されたフィルタに応じて変化する要約情報を表示するには、3つのフィルタ列を有効にします。
静的 |
フィルタ |
---|---|
|
|
たとえば、「包括予算」要約列を有効にし、「予算 - チームでフィルタ」列を有効にしたままにしたとします。マネージャがワークシートの「チーム」フィルタを「直属の部下」に変更します。要約セクションの「包括予算」列には、マネージャのすべての部下に対する予算金額が表示されます。「予算 - チームでフィルタ」列には、直属の部下のみに対する予算金額が表示されます。
4.表示名およびデフォルト順序の変更(オプション)
表示名とデフォルト順序は対象者に応じて変更できます。分析ビューについては、タイトルを変更できます。特定のタイトルには、変更可能なサブタイトルもあります。たとえば、よりわかりやすい名前にするため、「報酬支払済の就業者(パーセントあり)」を「報酬支払済の個人(パーセントあり)」に変更します。さらに、「就業者数」を「対象者数」に変更します。
5.列プロパティの構成(オプション)
スコアボード・ビュー、表形式ビューおよびグループ・ビューの一般列プロパティと情報列プロパティを構成できます。たとえば、端数処理ルールと表示する小数部を設定できます。実際のプロパティは列によって異なります。
すべての列には、マネージャに有用な情報を伝えるために使用できる「プラン情報」プロパティが含まれています。たとえば、列値の計算に使用する式を共有したり、支給率の説明など、列の定義を追加できます。列にプラン情報を含めると、ワークシートを表示するユーザーには、真ん中にiが表示される青いアイコンが列ヘッダーに表示されます。アイコンをクリックするか、アイコンの上にカーソルを置くと、情報が表示されます。
要約セクションに列合計を表示するには、「合計の表示」プロパティを含む列についてこれを選択します。異なる単位が有効になっている報酬コンポーネントがあるワークシートでは合計を表示しないと思われます。合計は意味がありません。たとえば、あるコンポーネントは通貨単位であり、別のものは株式数であるとします。「報酬支払済の就業者(パーセントあり)」列の合計では、通貨と株式の数値が結合されることになります。
6.構成のチェック
プランがアクティブになったときにプラン対象者に表示されるようにワークシートの要約を表示するには、「プレビュー」タブを使用します。様々な要約構成を簡単にテストして、対象者が参照を望み、必要とする重要な情報を最適に伝える要約を見つけることができます。