昇格等級ラダーの作成

昇格等級ラダーの作成方法を次に示します。必要なタスクはすべて、「報酬」作業領域にあります。

開始する前に

昇格等級ラダーを作成する前に、必ず次のタスクを終了してください。

  • ラダーを関連付けるグループが存在する。ラダーのグループの選択はオプションですが、必要に応じて、「参照」タスクを使用してORA_CMP_GSP_GRADE_LADDER_GRP参照にグループを追加します。

  • 等級が存在する。必要に応じて、「等級」タスクを使用してそれらを作成します。

  • 昇格ルールが存在する。必要に応じて、「適格プロファイル」タスクを使用して加入者適格プロファイルを作成します。

ラダーの作成

「昇格等級ラダー」タスクを使用してラダーを作成する方法を次に示します。

  1. 「昇格等級ラダー」ページで、「等級ラダーの作成」をクリックします。

  2. 「昇格等級ラダーの作成」ページの昇格ラダー・タブにラダーの詳細を入力します。次に、選択時のいくつかの重要な考慮事項を示します。

    フィールド

    考慮事項

    等級タイプ

    等級ラダーに、等級のみを設定するか、ステップのある等級を設定するかを指定します。選択内容によって、「昇格増分単位」選択リストのオプションがフィルタされます。

    昇格増分単位

    「等級タイプ」「等級」の場合は、ラダー内の次の等級のみを評価するか、すべての等級を評価するかを指定できます。

    「等級タイプ」「ステップ付き等級」の場合、評価するステップ数、および上限ステップで停止するかどうかを指定できます。

    トランザクション日

    「等級ステップ昇格の実行」プロセスで作成された更新済給与レコードの日付を設定します。この日付をプロセスの有効日と同じにするには、「プロセス実行日」を選択します。

    確認タイプ

    レビューの一環として、提案された進捗を個人が受け入れるか、却下するには、「手動」を選択します。

    「等級ステップ昇格の実行」プロセスで提案が受け入れられ、処理の一部として更新されるようにするには、「自動」を選択します。

    アサイメント処理

    個人が「等級ステップ昇格の実行」プロセスを構成し、アサイメント処理を選択しない場合、選択した内容が使用されます。

    等級ラダー・グループ

    昇格処理用の1つのバッチ内の他の昇格等級ラダーが設定されたラダーを含めるには、適切なグループを選択します。

  3. 給与更新の詳細を入力します。次に、選択時のいくつかの重要な考慮事項を示します。

    フィールド

    考慮事項

    給与更新を含める

    「等級ステップ昇格の実行」プロセスで個人のアサイメントおよび給与レコードを更新する方法を指定しようとしています。この選択は、個人の等級ラダー、等級またはステップを変更するすべてのHR処理に適用されます。これらの処理には、採用、異動、昇格・昇進が含まれます。

    • いいえ(デフォルト): アサイメントの等級またはステップの値が更新されますが、給与額は更新されません。

    • はい: アサイメント・レコードの等級またはステップの値が更新されます。その等級またはステップに関連付けられたレートに基づく給与レコードも更新されます。

    「はい」を選択した場合は、給与更新およびレート同期化に関連する追加属性を構成できます。

    給与計算方法

    昇格等級ラダーのレートを使用して給与を計算するには、「等級ステップ・レートの使用」を選択します。

    トランザクション日

    「等級ステップ昇格の実行」プロセスで作成された更新済給与レコードの日付として、アサイメント日を使用するには、「等級、ステップの変更日」を選択します。

    給与調整タイプ

    個人のアサイメントに対するFTEの値に基づいて等級ラダーのレートを按分するには、調整タイプを選択します。この選択は、昇格処理中の給与額や、採用昇格・昇進異動などのHR処理に移入されている給与額に影響します。

  4. レート同期化の詳細を入力します。次に、選択時のいくつかの重要な考慮事項を示します。

    フィールド

    考慮事項

    トランザクション日

    「等級ステップ・レートの同期化」プロセスで作成された更新済給与レコードの日付を設定します。

    • この日付をプロセスの有効日と同じにするには、「プロセス実行日」を選択します。

    • 等級ラダーでレートが変更されたときと同じ日付にするには、「等級、ステップ・レートの変更日」を選択します。

    確認タイプ

    レビューの一環として、個人が給与更新を受け入れるか、却下するには、「手動」を選択します。

    「等級ステップ・レートの同期化」プロセスで提案が受け入れられ、処理の一部として更新されるようにするには、「自動」を選択します。

等級の追加

「昇格等級ラダーの作成」ページの「等級およびステップ」タブで等級を追加する方法を次に示します。

  1. 「処理」メニューで「等級の追加」を選択します。

  2. 「等級の追加」ダイアログ・ボックスで、追加する等級を検索して選択します。「昇格増分単位」で選択した値によって、リストに表示される等級(基本的には等級にステップがあるかどうか)が決定されます。

  3. 等級ラダーにおいて等級を配置する位置を表す順序を入力します。

  4. 既存のステップを表示するには、等級を展開します。ステップが存在しない場合、「展開」アイコンは表示されません。

  5. 等級の各ステップに値を追加します。

ラダー、等級およびステップのレベルでのルールの追加

「昇格等級ラダーの作成」ページの「昇格ルール」タブでルールを追加する方法を次に示します。

  1. オプションで、「等級ラダー・ルール」セクションに、等級ラダー全体に適用する昇格ルールを追加します。

  2. 「等級ルール」セクションで、等級に適用するルールを追加します。等級にステップがある場合、等級レベルではなくステップ・レベルにルールを追加することをお薦めします。

  3. オプションで、特定のステップに適用する昇格ルールを追加します。

  4. 変更内容を保存します。

  5. ラダー内の残りの等級にルールを追加するには、ステップ2から4を繰り返します。

  6. ルールの追加が終了したら、昇格等級ラダーを保存してクローズします。

昇格等級ラダーの検証

昇格等級ラダーを検証するには、ラダーの「処理」メニューで「検証」を選択します。等級ステップ昇格またはレート同期の一部としてラダーを処理する前に、検証エラーを修正する必要があります。