パフォーマンス文書のロードの例
HCMデータ・ローダーを使用して、パフォーマンス文書を一括で簡単に作成できます。このトピックでは、添付コンポーネントおよび参加者コンポーネントを持つパフォーマンス文書オブジェクトをロードする方法を示します。この例では、すべてのコンポーネントがユーザー・キーによって参照されます。
パフォーマンス文書のロード
次のPerfDocComplete.datファイルの例では、指定した就業者アサイメントのパフォーマンス文書を作成します。
METADATA|PerfDocComplete|AssignmentNumber|CustomaryName|StartDate|EndDate|Operation|ManagerAssignmentNumber
MERGE|PerfDocComplete|EEEEE100000017121468|zhra-kudosintegration2018|2018/01/01|2018/12/31|ORA_CREATE_PD|EEEE8153756
指定した操作属性によって、適用する処理が決まります。この表は、有効な操作値と、「パフォーマンス管理処理」参照(ORA_HRA_ADMIN_ACTION)で定義されるかどうか、および依存関係がある場合はそれに関する情報を示しています。
パフォーマンス・テンプレートには開始日、終了日およびマネージャ・アサイメント番号のデフォルト値が含まれており、文書の作成時にはこれらの値が移入されます。デフォルトを上書きするには、.datファイルに独自の値を指定するだけです。
操作値 |
参照での定義 |
ノート |
---|---|---|
ORA_CREATE_PD |
はい |
パフォーマンス文書を作成します。この処理を実行するには、パフォーマンス・テンプレート期間および就業者アサイメントが存在している必要があります。 |
ORA_COMPLETE_PD |
はい |
パフォーマンス文書を完了します。この処理を実行するには、パフォーマンス文書がすでに存在している必要があります。 |
ORA_CANCEL_PD |
はい |
パフォーマンス文書を取り消します。この処理を実行するには、パフォーマンス文書がすでに存在している必要があります。 |
ORA_DELETE_PD |
はい |
パフォーマンス文書を削除します。この処理を実行するには、パフォーマンス文書がすでに存在し、そのステータスが「取消済」である必要があります。 |
ORA_ADD_PARTICIPANT |
いいえ |
パフォーマンス文書関係者でサポートされているすべての処理に、この値を使用できます。 |
ORA_ATTACH_PD |
いいえ |
パフォーマンス文書添付でサポートされているすべての処理に、この値を使用できます。 |
ORA_TRANSFER_PD |
はい |
マネージャ間でパフォーマンス文書を転送します。 |
添付のロード
次のPerfDocComplete.datファイルの例では、既存のパフォーマンス文書に添付をロードします。
METADATA|PerfDocComplete|AssignmentNumber|CustomaryName|Operation
MERGE|PerfDocComplete|EEEE8153772|zhra-kudosintegration2018|ORA_ATTACH_PD
METADATA|Attachment|CustomaryName|AssignmentNumber|Title|DataTypeCode|URLorTextorFileName|MimeType|File|Description
MERGE|Attachment|zhra-kudosintegration2018|EEEE8153772|JBlum Resume|FILE|jblum.txt|text/plain|jblum.txt|Jorge Blum Resume
添付ファイルをロードするときには、次のルールが適用されます。
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PerfDocComplete.datファイルに、親パフォーマンス文書を含める必要があります。「添付」コンポーネントのMERGEおよびDELETEの両方の手順について、「操作」属性をORA_ATTACH_PDに設定します。
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MimeTypeの値は、Internet Engineering Task ForceによってRFC 6838で定義および標準化された、Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME)の値です。
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添付ファイル自体は、「ファイル」属性によって参照されるバイナリ・ラージ・オブジェクトです。アップロードする.zipファイルのBlobFilesフォルダに添付ファイルを含めます。
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添付は一括削除して再度ロードすることのみが可能です。更新処理はサポートされていません。
関係者のロード
次のPerfDocComplete.datファイルの例では、既存のパフォーマンス文書から関係者レコードを削除します。
METADATA|PerfDocComplete|AssignmentNumber|CustomaryName|Operation
MERGE|PerfDocComplete|EEEE8153772|FY2018 Annual Performance Evaluation with Participant Feedback|ORA_ADD_PARTICIPANT
METADATA|Participant|AssignmentNumber|CustomaryName|ParticipantRoleTypeCode|ParticipantPersonNumber
DELETE|Participant|EEEE8153772|FY2018 Annual Performance Evaluation with Participant Feedback|Colleague|ZHRA-8154961
関係者をロードするときには、次のルールが適用されます。
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関係者を作成するとき、親パフォーマンス文書がすでに存在する必要があります。パフォーマンス文書の作成と関係者の追加を同じPerfDocComplete.datファイル内で実行することはできません。
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PerfDocComplete.datファイルに、親パフォーマンス文書を含める必要があります。「関係者」コンポーネントのMERGEおよびDELETEの両方の手順について、「操作」属性をORA_ADD_PARTICIPANTに設定します。
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ParticipantPersonNumber属性値で識別される、関係者の個人レコードが前もって存在している必要があります。
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パフォーマンス・テンプレートで、ParticipantRoleTypeCodeの値が選択されている必要があります。
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関係者は一括削除して再度ロードすることのみが可能です。更新処理はサポートされていません。