ペンシルベニアPSDカードコンポーネントのロードに関するガイドライン

Pennsylvania (PA) Political Subdivision (PSD)カード・コンポーネントは、ペンシルベニア州特有の情報を取り込むために使用されるもので、この州を拠点にする従業員に対してのみ使用します。

PSDカード・コンポーネントは各TRUに対して1つのみ指定できます。既存のコンポーネント内の値を更新する場合、有効日はコンポーネントの元の開始日である必要があります。
ノート: PA PSDコンポーネントを作成する場合、開始日はカードの開始日と一致している必要があります。

ペンシルベニアPSDカード・コンポーネント階層イメージ

ペンシルベニアPSDカード・コンポーネント階層

ペンシルベニアPSDカード・コンポーネントでは、値定義を使用して上書き値を取り込みます。値定義は計算値定義および入力可能計算値レコード・タイプを使用して指定します。

次の項では、これらのレコード・タイプに有効なファイル行の指定方法について説明します。

ペンシルベニアPSDのカード・コンポーネント属性

市区町村税カード・コンポーネントでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName ペンシルベニアPSDカード・コンポーネントの一意の識別子。新しいカード・コンポーネントの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネントを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。
DirCardId(SourceSystemId) CardSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName

親の源泉徴収税計算カードは、計算カードの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別する必要があります。

ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算カードのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親の計算カードと同じ値を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし

ペンシルベニアPSDカード・コンポーネントの開始日。通常は従業員の開始日。源泉徴収税計算カード上のEffectiveStartDateと同じである必要があります。

既存の州税カード・コンポーネントを更新する場合、有効開始日はコンポーネントの元の開始日である必要があります。

EffectiveEndDate 該当なし カード・コンポーネントの終了日はオプションです
DirCardCompDefName 該当なし コンポーネント定義名。市区町村税を指定します。
ComponentSequence 該当なし コンポーネントの連番。「1」を指定します。
Context1 該当なし 米国の州を識別するジオコード番号。「39」を指定します。
Context2 該当なし 従業員の税レポート・ユニットのサロゲートID。これはアプリケーションによって生成される値で、税レポート・ユニットを一意に識別します。

税レポート・ユニットIDの取得方法の詳細は、Cloud Customer Connectのテンプレート: BI Publisherレポート: 国別仕様別の税レポート・ユニットのトピックを参照してください。

ノート: これは必須フィールドです。

これらの属性はCardComponentファイル弁別子に対して指定されます。また、親の源泉徴収税カードのCalculationCardレコードも一緒に指定する必要があります。例については、源泉徴収税ペンシルベニアPSDのロードの例のトピックを参照してください。

ペンシルベニアPSD値定義

ペンシルベニアPSDカード・コンポーネントでは、値定義を使用して上書き値を指定します。

値定義名 機能説明
居住地PSDコード 従業員の居住地のPSDコード。
居住地学区 従業員の居住地の学区のコード。
勤務地PSDコード 従業員の勤務地のPSDコード。
勤務地学区 従業員の勤務地の学区のコード。

ペンシルベニアPSDの計算値定義属性

計算値定義レコード・タイプでは、上書き値の値定義名を指定します。

計算値定義レコード・タイプでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 計算値定義レコードの一意の識別子。新しいレコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算値定義レコードを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。
SourceId(SourceSystemId) CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 親のペンシルベニアPSDカード・コンポーネントは、カード・コンポーネントの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して参照する必要があります。ソース・キーを使用する場合は、この属性にカード・コンポーネントのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のカード・コンポーネントと同じ値を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし 親のペンシルベニアPSDカード・コンポーネントの開始日、または計算値定義が開始する日付(遅い場合)。
DirCardCompDefName 該当なし 親のペンシルベニアPSDカード・コンポーネントの定義名。親のカード・コンポーネント・レコードに指定されている値と同じ値を指定します。
ValueDefinitionName 該当なし 上書きされる値の名前。このカード・コンポーネントで使用できる値定義は前述のとおりです。
Context1 該当なし ペンシルベニア州を識別するジオコード番号。「39」を指定します。

これらの属性はCalculationValueDefinitionファイル弁別子に対して指定されます。また、親のペンシルベニアPSDカード・コンポーネントのCardComponentレコードと、これを所有する源泉徴収税カードのCalculationCardレコードも一緒に指定する必要があります。

例については、源泉徴収税ペンシルベニアPSDのロードの例のトピックを参照してください。

ペンシルベニアPSDの入力可能計算値属性

入力可能計算値は値定義の上書き値を指定します。これは、上書き対象の値定義が定義されている計算値定義レコードを参照します。

入力可能計算値レコード・タイプでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 入力可能計算値レコードの一意の識別子。新しいレコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算値定義レコードを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし 上書き値の国別仕様データ・グループの名前。
ValueDefnIdSourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName、ValueDefinitionName

親の計算値定義レコードを、計算値定義の識別に使用するキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別します。

ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算値定義のSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のレコードと同じ値を指定します。

EffectiveStartDate 該当なし 親の計算値定義レコードの有効開始日、または有効日履歴を指定する場合は上書き値の更新の開始日。
EffectiveEndDate 該当なし 上書き値のオプションの終了日、または有効日履歴を指定する場合は有効日変更の最終日
Value1 該当なし 親の計算値定義レコードによって識別される値定義の値。

他の計算カードとは異なり、値なしで値定義を指定した場合、NULL値を示す「-999999999」が入力されます。

これらの属性はEnterableValueDefinitionファイル弁別子に対して指定されます。指定した各CalculationValueDefinitionレコードにEnterableValueDefinitionレコードを指定する必要があります。

例については、源泉徴収税ペンシルベニアPSDのロードの例のトピックを参照してください。