英国の年金自動登録のロードに関するガイドライン

年金自動登録データを保守する英国従業員ごとに1つの計算カード・レコードを指定する必要があります。

既存の年金自動登録計算カードを更新する際、計算カード自体を更新しない場合でも、ファイル内の他の関連データをグループ化するために計算カード・レコードを含める必要があります。

計算カード属性

年金自動登録計算カードでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName 年金自動登録計算カードの一意の識別子。新しい計算カードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算カードを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし 計算カードの国別仕様データ・グループの名前。
DirCardDefinitionName 該当なし カード定義の名前。「年金自動登録」を指定します
AssignmentId(SourceSystemId) AssignmentNumber ソース・システムIDを指定するか、この計算カードの対象の従業員アサイメントを特定するアサイメント番号を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし 計算カードの開始日(通常は従業員の開始日)。
CardSequence 該当なし 従業員のカード定義に複数の計算カードが存在する場合に、このカードを一意に識別する番号。ソース・キーを使用する場合は不要です。

計算コンポーネント属性

従業員のレポート先税レポート・ユニットごとに、年金自動登録カード・コンポーネントを指定する必要があります。

年金自動登録カード・コンポーネントでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 年金自動登録カード・コンポーネントの一意の識別子。新しいカード・コンポーネントの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネントを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。
DirCardId(SourceSystemId) CardSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName 親の年金自動登録計算カードは、計算カードの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別する必要があります。ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算カードのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親の計算カードと同じ値を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし 年金自動登録カード・コンポーネントの開始日。通常は従業員の開始日。法定控除項目計算カード上のEffectiveStartDateと同じである必要があります。
EffectiveEndDate 該当なし カード・コンポーネントの終了日はオプションです。
DirCardCompDefName コンポーネント定義名。「年金自動登録」を指定します。
ComponentSequence 該当なし 「1」を指定します。

コンポーネント詳細属性

年金自動登録コンポーネント・カードでは3つのフレックスフィールド・コンテキストが使用されます。これらは、コンポーネント詳細レコード・タイプを使用してロードされます。必要に応じて、親カード・コンポーネントおよび計算カード・レコードとともに指定します。

ここで定義する属性に加えて、次のフレックスフィールド・コンテキストに必要なフレックスフィールド・セグメント属性値を含めます:
  • 年金自動登録(HRX_GB_PAE)
  • 年金自動登録追加情報(ORA_HRX_GB_PAE_ADNL)
  • 英国公的部門年金識別子詳細(ORA_HRX_GB_PS_PENSION)
ノート: このフレックスフィールド・コンテキストのフレックスフィールド・セグメント属性名は、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用して確認できます。
HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、DirInformationCategory、LegislativeDataGroupName、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、DirCardCompDefName コンポーネント詳細の一意の識別子。新しいコンポーネント詳細レコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネントを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。
DirCardCompId(SourceSystemId) CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 親の年金自動登録カード・コンポーネントを、親レコードの識別に使用するキー・タイプと同じキー・タイプを使用して参照する必要があります。ソース・キーを使用する場合は、この属性にカード・コンポーネントのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のカード・コンポーネントと同じ値を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし コンポーネント詳細の開始日または、有効日履歴を指定する場合はコンポーネント詳細の更新の開始日。これは、年金自動登録カード・コンポーネントに指定されたEffectiveStartDate以降である必要があります。
EffectiveEndDate 該当なし コンポーネント詳細のオプションの終了日、または有効日履歴を指定する場合は有効日変更の最終日。
DirCardCompDefName 該当なし この詳細の対象のカード・コンポーネントの名前。これはフレックスフィールド・コンテキストの識別に使用されるもので、ソース・キーを使用して親カード・コンポーネントを識別する場合でも指定する必要があります。
DirInformationCategory 該当なし フレックスフィールド・コンテキストのコード(例: HRX_GB_PAE)。フレックスフィールド・コンテキスト・コードは、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクの「フレックスフィールド属性」タブに表示されます。
FLEX:Deduction DeveloperDF 該当なし DirInformationCategory属性と同じ値を指定します。
ノート: 上書きするアクティブな資格該当スキームを参照する際は、Cloud Customer Connectのトピック「BI Publisherレポート (HDL): UK年金資格該当スキーム」のトピックで、国別仕様データ・グループごとに資格該当スキーム名とIDを抽出するレポートを確認してください。この情報をフレックスフィールド・セグメントに指定する際は、IDをベース属性に指定できます:
  • _ACTIVE_QUALIFYING_SCHEME(Deduction Developer DF=HRX_GB_PAE)
  • _OVERRIDING_QUALIFYING_SCHEME(Deduction Developer DF=HRX_GB_PAE)

    または、名前を翻訳属性に指定します。ただし、これを指定する場合はHDLファイル内で環境の基本言語を使用して指定する必要があります:

  • _ACTIVE_QUALIFYING_SCHEME_Display(Deduction Developer DF=HRX_GB_PAE) -
  • _OVERRIDING_QUALIFYING_SCHEME_Display(Deduction Developer DF=HRX_GB_PAE)

コンポーネント関連付け属性

コンポーネント関連付けレコード・タイプは、年金自動登録カード・コンポーネントと従業員の税レポート・ユニットを関連付けます。

コンポーネント関連付けレコード・タイプでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、TaxReportingUnitName、LegislativeDataGroupName、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、DirCardCompDefName、ComponentSequence 年金自動登録カード・コンポーネント関連付けの一意の識別子。新しいカード・コンポーネント関連付けの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネント関連付けを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード定義の国別仕様データ・グループの名前。
DirCardCompId(SourceSystemId) CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 親の年金自動登録カード・コンポーネントは、カード・コンポーネントの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別する必要があります。ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算カードのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親の計算カードと同じ値を指定します
EffectiveStartDate 該当なし カード・コンポーネント関連付けの開始日または、有効日履歴を指定する場合はカード関連付けの更新の開始日。これは、年金自動登録計算カードに指定されたEffectiveStartDate以降である必要があります。
TaxReportingUnitName 該当なし 年金自動登録カード・コンポーネントに関連付ける税レポート・ユニットの名前。カード関連付けの識別にソース・キーを使用する場合でも、LegislativeDataGroupName属性を指定して税レポート・ユニットを識別する必要があります。

コンポーネント関連付け詳細属性

カード関連付け詳細レコードは、年金自動登録カード・コンポーネントを従業員の給与アサイメントに関連付けます。従業員に複数の給与アサイメントがある場合は、各給与アサイメントに対してカード関連付け詳細レコードを指定します。

コンポーネント関連付け詳細レコード・タイプでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId DirCardDefinitionName、AssignmentNumber、LegislativeDataGroupName、CardSequence、TaxReportingUnitName、DirCardCompDefName、ComponentSequence、AssociationAssignmentNumber コンポーネント関連付け詳細レコードの一意の識別子。新しいカード関連付けの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネントを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
DirRepCardId(SourceSystemId) CardSequence、ComponentSequence、TaxReportingUnitName、LegislativeDataGroupName、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、DirCardCompDefName

親のコンポーネント関連付けレコードは、カード関連付けに指定したキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別する必要があります。

ソース・キーを使用する場合は、この属性にカードの関連付けSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のカード関連付けと同じ値を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし カード関連付けの有効開始日。
EffectiveEndDate 該当なし カード関連付けの有効終了日。
AssociationAssignmentId(SourceSystemId) AssociationAssignmentNumber カード・コンポーネントに関連付ける従業員のアサイメントを識別します。