米国郡税カード・コンポーネントのロードに関するガイドライン

郡税カード・コンポーネントを使用して、従業員の郡税計算に影響する情報を取り込みます。すべての州に郡税カード・コンポーネントが必要になるわけではありません。

既存のコンポーネント内の値を更新する場合、有効日はコンポーネントの元の開始日である必要があります。

郡をロードしても、州コンポーネントをロードしていなければ、郡はUIに表示されません。州税は、郡税をロードしたときに自動作成されません。

郡税カード・コンポーネント階層のイメージ

郡税カード・コンポーネント階層

郡税カード・コンポーネントでは、値定義を使用して上書き値を取り込みます。値定義は計算値定義および入力可能計算値レコード・タイプを使用して指定します。

次の項では、これらのレコード・タイプに有効なファイル行の指定方法について説明します。

郡税のカード・コンポーネント属性

郡税カード・コンポーネントでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 郡税カード・コンポーネントの一意の識別子。新しいカード・コンポーネントの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネントを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。
DirCardId(SourceSystemId) CardSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName

親の源泉徴収税計算カードは、計算カードの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別する必要があります。

ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算カードのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親の計算カードと同じ値を指定します
EffectiveStartDate 該当なし

郡税カード・コンポーネントの開始日。通常は従業員の開始日。源泉徴収税計算カード上のEffectiveStartDateと同じである必要があります。

既存の州税カード・コンポーネントを更新する場合、有効開始日はコンポーネントの元の開始日である必要があります。
EffectiveEndDate 該当なし カード・コンポーネントの終了日はオプションです。
DirCardCompDefName 該当なし コンポーネント定義名。郡税を指定します。
ComponentSequence 該当なし 同一のDirCardCompDefNameを持つカード・コンポーネントが複数存在する場合に、このカード・コンポーネントを一意に識別する番号。ソース・キーを使用する場合は不要です。
Context1 該当なし 米国の州を識別するジオコード番号。
Context2 該当なし 郡を識別するジオコード番号。

これらの属性はCardComponentファイル弁別子に対して指定されます。また、親の源泉徴収税カードのCalculationCardレコードも一緒に指定する必要があります。例については、源泉徴収税郡税のロードの例のトピックを参照してください。

コンテキスト属性の有効値を確認するには、Cloud Customer Connectのトピックテンプレート: BI Publisherレポート: 米国 - 州、郡および市区町村地理コードを参照してください。

郡税値定義

郡税カード・コンポーネントでは、値定義を使用して上書き値を指定します。

値定義名 機能説明
申告ステータス 郡税を申告する従業員の申告ステータス。参照タイプHRX_US_LOCAL_FILING_STATUSからの参照コードを指定します。
郡所得税の免除 従業員が郡所得税を免除されているかどうかを示します。YまたはNを指定します。
学区の免除 従業員が学区税を免除されているかどうかを示します。YまたはNを指定します。
賃金累計の免除 従業員が賃金累計を免除されているかどうかを示します。YまたはNを指定します。
居住者賃金累計 参照タイプHRX_US_COUNTY_WAGE_ACCUMからの参照コードを指定します。
学区 該当する場合は、その郡に該当する学区コードを指定します。郡情報のみを入力する場合は、-999999999の値を指定します。

郡税の計算値定義属性

計算値定義レコード・タイプでは、上書き値の値定義名を指定します。

計算値定義レコード・タイプでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 計算値定義レコードの一意の識別子。新しいレコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算値定義レコードを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。
SourceId(SourceSystemId) CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 親の郡税カード・コンポーネントは、カード・コンポーネントの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して参照する必要があります。ソース・キーを使用する場合は、この属性にカード・コンポーネントのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のカード・コンポーネントと同じ値を指定します。
EffectiveStartDate 該当なし 親の郡税カード・コンポーネントの開始日、または計算値定義が開始する日付(遅い場合)。
DirCardCompDefName 該当なし 親の郡税カード・コンポーネントの定義名。親のカード・コンポーネント・レコードに指定されている値と同じ値を指定します。
ValueDefinitionName 該当なし 上書きされる値の名前。このカード・コンポーネントで使用できる値定義は前述のとおりです。
Context1 該当なし 米国の州を識別するジオコード番号。親の郡税カード・コンポーネント上のContext1と同じ値を指定します。
Context2 該当なし 郡を識別するジオコード番号。親の郡税カード・コンポーネント上のContext2と同じ値を指定します。

これらの属性はCalculationValueDefinitionファイル弁別子に対して指定されます。また、親の郡税カード・コンポーネントのCardComponentレコードと、これを所有する源泉徴収税カードのCalculationCardレコードも一緒に指定する必要があります。

例については、源泉徴収税郡税のロードの例のトピックを参照してください。

郡税の入力可能計算値属性

入力可能計算値は値定義の上書き値を指定します。これは、上書き対象の値定義が定義されている計算値定義レコードを参照します。

入力可能計算値レコード・タイプでは、次の属性が使用されます:

HCMデータ・ローダー属性 代替ユーザー・キー属性 機能説明
SourceSystemId CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName 入力可能計算値レコードの一意の識別子。新しいレコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算値定義レコードを識別することもできます。
SourceSystemOwner 該当なし ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。
LegislativeDataGroupName 該当なし 上書き値の国別仕様データ・グループの名前。
ValueDefnIdSourceSystemId) CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName、ValueDefinitionName

親の計算値定義レコードを、計算値定義の識別に使用するキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別します。

ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算値定義のSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のレコードと同じ値を指定します。

EffectiveStartDate 該当なし 親の計算値定義レコードの有効開始日、または有効日履歴を指定する場合は上書き値の更新の開始日。
EffectiveEndDate 該当なし 上書き値のオプションの終了日、または有効日履歴を指定する場合は有効日変更の最終日。
Value1 該当なし

親の計算値定義レコードによって識別される値定義の値。

他の計算カードとは異なり、値なしで値定義を指定した場合、NULL値を示す「-999999999」が入力されます。

これらの属性はEnterableValueDefinitionファイル弁別子に対して指定されます。指定した各CalculationValueDefinitionレコードにEnterableValueDefinitionレコードを指定する必要があります。

例については、源泉徴収税郡税のロードの例のトピックを参照してください。