米国連邦税カード・コンポーネントのロードに関するガイドライン
連邦税カード・コンポーネントを使用して、従業員の連邦税計算に影響する情報を取り込みます。
各源泉徴収税計算カードに連邦税カード・コンポーネントを1つ含める必要があります。既存の連邦税カード・コンポーネントを更新する場合、ローダー内の有効日はコンポーネントの元の開始日である必要があります。
連邦税カード・コンポーネント階層のイメージ

連邦税カード・コンポーネントでは、値定義を使用して上書き値を取り込みます。値定義は計算値定義および入力可能計算値レコード・タイプを使用して指定します。
次の項では、これらのレコード・タイプに有効なファイル行の指定方法について説明します。
連邦税のカード・コンポーネント属性
HCMデータ・ローダー属性 | 代替ユーザー・キー属性 | 機能説明 |
---|---|---|
SourceSystemId | CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName | 連邦税カード・コンポーネントの一意の識別子。新しいカード・コンポーネントの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用してカード・コンポーネントを識別することもできます。 |
SourceSystemOwner | 該当なし | ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。 |
LegislativeDataGroupName | 該当なし | カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。 |
DirCardId(SourceSystemId) | CardSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName | 親の源泉徴収税計算カードは、計算カードの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別する必要があります。 ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算カードのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親の計算カードと同じ値を指定します |
EffectiveStartDate | 該当なし | 連邦税カード・コンポーネントの開始日。通常は従業員の開始日。源泉徴収税計算カード上のEffectiveStartDateと同じである必要があります。 既存の連邦税カード・コンポーネントを更新する場合、有効開始日はコンポーネントの元の開始日である必要があります。 |
EffectiveEndDate | 該当なし | カード・コンポーネントの終了日はオプションです。 |
DirCardCompDefName | 該当なし | コンポーネント定義名。「連邦税」を指定します。 |
ComponentSequence | 該当なし | 同一のDirCardCompDefNameを持つカード・コンポーネントが複数存在する場合に、このカード・コンポーネントを一意に識別する番号。ソース・キーを使用する場合は不要です。 |
これらの属性はCardComponentファイル弁別子に対して指定されます。また、親の源泉徴収税カードのCalculationCardレコードも一緒に指定する必要があります。例については、源泉徴収税連邦税のロードの例のトピックを参照してください。
連邦税値定義
値定義名 | 機能説明 |
---|---|
申告ステータス | どの税チャートを使用して、従業員の支払から控除する連邦税を計算するかを決定します。 |
手当 | 従業員の支払から差し引く連邦所得税を減額する免除。このフィールドは2019年以前の納税申告書用です。 |
追加課税額 | 従業員の連邦税として源泉徴収する追加課税額。2020年納税申告書の場合、このフィールドのプロンプトはUI上では追加源泉徴収税と表示されますが、HDL値としては「追加課税額」として入力する必要があります。 |
連邦所得税の免除 | 連邦所得税の源泉徴収がないことを示します。YまたはNを指定します。 |
複数ジョブ | 従業員が複数のジョブに就いている、または夫婦合算申告で配偶者も就労していることを示します。チェック・ボックスを選択するには値Yesを使用し、チェック・ボックスの選択を解除するには値Noを使用します。デフォルト値は「No」です。このフィールドは、2020年以降の納税申告書用です。 |
資格該当扶養家族金額 | 資格に該当する扶養家族分の控除ドル額を示します。このフィールドは2020年以降の納税申告書用です。この控除を行わない場合は、ローダーにゼロ(0)を入力する必要があります。 |
他の扶養家族金額 | その他の扶養家族分の控除ドル額を示します。このフィールドは2020年以降の納税申告書用です。この控除を行わない場合は、ローダーにゼロ(0)を入力する必要があります。 |
合計扶養家族金額 | 扶養家族合計のドル額を示します。このフィールドは2020年以降の納税申告書用です。資格該当扶養家族金額にゼロ(0)を入力し、他の扶養家族金額にゼロ(0)を入力した場合、合計扶養家族金額にゼロ(0)を入力します。そうでない場合、このフィールドの金額が資格該当扶養家族金額と他の扶養家族金額の合計を下回らないようにしてください。 |
その他の収入金額 | その他の収入金額のドル額を示します。このフィールドは2020年以降の納税申告書用です。 |
控除金額 | 標準控除以外の控除額(ドル)を示します。このフィールドは2020年以降の納税申告書用です。 |
メディケアの免除 | メディケアの源泉徴収がないことを示します。YまたはNを指定します。 |
連邦失業保険の免除 | 連邦失業保険の事業主債務がないことを示します。YまたはNを指定します。 |
社会保障の免除 | 社会保障の源泉徴収がないことを示します。YまたはNを指定します。 |
賃金累計の免除 | 連邦所得税の源泉徴収および連邦所得税の賃金累計がないことを示します。YまたはNを指定します。 |
連邦所得税ルックバック・ルールの強制 | 組織レベルのルックバック・ルール設定を上書きします。YまたはNを指定します。 |
通常金額 | 通常支払実行の固定源泉徴収税額を示すために使用されます。 |
通常レート | 通常支払実行の源泉徴収税のパーセンテージを示すために使用されます。 |
補足額 | 補足支払実行の固定源泉徴収税額を示すために使用されます。 |
補足レート | 補足支払実行の源泉徴収税のパーセンテージを示すために使用されます。 |
IRS確定日 | IRSロックイン通知が有効になる日付 |
連邦税の計算値定義属性
計算値定義レコード・タイプでは、値を上書きする値定義の名前を指定します。
HCMデータ・ローダー属性 | 代替ユーザー・キー属性 | 機能説明 |
---|---|---|
SourceSystemId | CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName | 計算値定義レコードの一意の識別子。新しいレコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算値定義レコードを識別することもできます。 |
SourceSystemOwner | 該当なし | ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。 |
LegislativeDataGroupName | 該当なし | カード・コンポーネント定義の国別仕様データ・グループの名前。 |
SourceId(SourceSystemId) | CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName | 親の連邦税カード・コンポーネントは、カード・コンポーネントの識別に使用されるキー・タイプと同じキー・タイプを使用して参照する必要があります。ソース・キーを使用する場合は、この属性にカード・コンポーネントのSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のカード・コンポーネントと同じ値を指定します。 |
EffectiveStartDate | 該当なし | 親の連邦税カード・コンポーネントの開始日、または計算値定義が開始する日付(遅い場合)。 |
DirCardCompDefName | 該当なし | 親の連邦税カード・コンポーネントの定義名。親のカード・コンポーネント・レコードに指定されている値と同じ値を指定します。 |
ValueDefinitionName | 該当なし | 上書きされる値の名前。このカード・コンポーネントで使用できる値定義は前述のとおりです。 |
これらの属性はCalculationValueDefinitionファイル弁別子に対して指定されます。また、親の連邦税カード・コンポーネントのCardComponentレコードと、これを所有する源泉徴収税カードのCalculationCardレコードも一緒に指定する必要があります。
連邦税の入力可能計算値属性
入力可能計算値は値定義の上書き値を指定します。これは、上書き対象の値定義が定義されている計算値定義レコードを参照します。
HCMデータ・ローダー属性 | 代替ユーザー・キー属性 | 機能説明 |
---|---|---|
SourceSystemId | CardSequence、ComponentSequence、AssignmentNumber、DirCardDefinitionName、LegislativeDataGroupName、DirCardCompDefName | 入力可能計算値レコードの一意の識別子。新しいレコードの場合は、ソース・キー属性を指定します。ユーザー・キー属性を使用して計算値定義レコードを識別することもできます。 |
SourceSystemOwner | 該当なし | ソース・システムIDの生成に使用するソース・システム所有者の名前。 |
LegislativeDataGroupName | 該当なし | 上書き値の国別仕様データ・グループの名前。 |
ValueDefnIdSourceSystemId) | 該当なし | 親の計算値定義レコードを、計算値定義の識別に使用するキー・タイプと同じキー・タイプを使用して識別します。
ソース・キーを使用する場合は、この属性に計算値定義のSourceSystemId属性に指定された値を指定します。または、ユーザー・キー属性に親のレコードと同じ値を指定します。 |
EffectiveStartDate | 該当なし | 親の計算値定義レコードの有効開始日、または有効日履歴を指定する場合は上書き値の更新の開始日。 |
EffectiveEndDate | 該当なし | 上書き値のオプションの終了日、または有効日履歴を指定する場合は有効日変更の最終日。 |
Value1 | 該当なし |
親の計算値定義レコードによって識別される値定義の値。 他の計算カードとは異なり、値なしで値定義を指定した場合、NULL値を示す「-999999999」が入力されます。 |
これらの属性はEnterableValueDefinitionファイル弁別子に対して指定されます。指定した各CalculationValueDefinitionレコードにEnterableValueDefinitionレコードを指定する必要があります。