拡張タレント・プロファイルおよびモデル・プロファイルの概要

HCMデータ・ローダーでの一括ロードがサポートされている多くのオブジェクトと異なり、タレントおよびモデル・プロファイルは構成可能な部分が多いオブジェクトです。データのロード方法、使用できるセクションおよび属性の検証方法は、個人プロファイルまたはモデル・プロファイルの構成に依存します。

「プロファイル」作業領域を使用して、データを一括ロードする個人タレントおよびモデル・プロファイルの構成を確認します。「データ交換」作業領域の「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用して属性を確認し、セクション・コンテンツ・プロパティにマップします。

タレントおよびモデル・プロファイル・データをアップロードするには、次をダウンロードします:

  • 拡張タレント・プロファイル・ビジネス・オブジェクト
  • 翻訳オブジェクト: 特定のプロファイル属性の翻訳を作成または更新するための、拡張タレント・プロファイル翻訳、タレント・モデル・プロファイルその他情報翻訳およびタレント・ブックマーク翻訳。

セクションと評点

拡張タレント・プロファイル・オブジェクト階層は複雑です。個人タレント・プロファイルおよびモデル・プロファイルに適用されるコンテンツ・セクションおよびタレント評点ごとに、個別のコンポーネント(研究分野、言語、タレント・スコア)があります。

一部のコンポーネントは個人タレント・プロファイルでのみ使用でき、その他のコンポーネントはモデル・プロファイルでのみ使用できます。各プロファイル・タイプについてはガイドラインを確認してください。ただし、プロファイルの形状はプロファイルの構成によって異なります。

該当セクションの確認方法

  1. 「プロファイル」 > 「プロファイル・タイプ」にナビゲートします。
  2. プロファイルのタイプ(個人、ジョブ、ポジション、組織など)をクリックします。

  3. 「コンテンツ・セクション」表には、そのプロファイル・タイプに構成されているセクションがリストされます。ここでアクティブになっているセクションに対してのみ、一括ロードを実行できます。

    ノート: 各セクションのテンプレート名は、そのセクションをロードするときに使用する拡張タレント・プロファイル・コンポーネントの名前と一致します。たとえば、「学位」セクションは「学歴」テンプレートを使用しているため、「学位」セクションに対してデータを一括ロードする際は「学歴」コンポーネントを使用します。
  4. 個人プロファイルの場合、「プロファイル・タレント評点」表には、その個人タレント・プロファイルで使用可能な評点がリストされます。これらのすべてをHCMデータ・ローダーを使用してロードできるわけではありません。

  5. ジョブ、ポジションおよび組織のモデル・プロファイルの場合、摘要、職責、資格、重要度などの追加情報をロードできます。

    ノート: 摘要、職責および資格は、拡張タレント・プロファイル・オブジェクト階層の「モデル・プロファイルその他情報」コンポーネントを使用してロードできます。重要度情報は、モデル・プロファイル重要度コンポーネントを使用してロードします。

セクション・コンテキスト

セクション・テンプレートでは複数のセクションを作成できるため、データをロードする際は、どのセクションのデータであるかを定義する必要があります。

SectionContext属性は、拡張タレント・プロファイル・オブジェクト階層のすべてのセクション関連のコンポーネントにあります。各セクションを一意に識別するための値を調べるには:

  1. 「プロファイル」 > 「プロファイル・タイプ」にナビゲートします。

  2. プロファイルのタイプ(個人、ジョブ、ポジション、組織など)をクリックします。

  3. セクションの名前をクリックします。

  4. 「コンテンツ・セクション・プロパティ」表の下まで下にスクロールします。

  5. DFFコンテキスト・コードの値をSectionContext属性に指定する必要があります。

セクション・プロパティ

拡張タレント・プロファイル・オブジェクト階層の各コンポーネントでは、セクションでサポートされるすべての属性が提供されます。ただし、個人プロファイルまたはモデル・プロファイルによってはこの中の一部しか使用できない場合があります。サポートされているプロパティを識別するには:

  1. 「プロファイル」 > 「プロファイル・タイプ」にナビゲートします

  2. プロファイルのタイプ(個人、ジョブ、ポジション、組織など)をクリックします。

  3. セクションの名前をクリックします。

  4. 「コンテンツ・セクション・プロパティ」表内のプロパティを確認します。

    この表内のプロパティ・ラベルは通常、HDL属性ラベルと一致します。ただし、コンテンツ項目検証がサポートされている場合は、複数の属性を使用してプロパティ値を自由テキスト値またはコンテンツ項目への参照のいずれかで指定できます。

  5. フィールド・タイプ 検証
    項目値セット

    「値セット名」列で指定されたコンテンツ・タイプ値セットで検証されます。

    テキスト

    自由テキスト

    小数

    数値

    日付

    日付。特定の書式で指定する必要があります

    参照 「値セット名」列で指定された参照で検証されます。
    値リスト 様々なタイプの値リストで検証されます。評点モデルの場合もあり、通常は値セット名によって識別されます(言語評点モデルなど)。

    次に、様々なフィールド・タイプの有効な値の確認方法について説明します。

    セクションに適用されないプロパティの属性値を指定した場合でも、それらはロードされる場合があります。それらの値はユーザー・インタフェースには表示されません。

コンテンツ項目

事前構成されたコンテンツ・セクションでは多くの場合、コンテンツ項目を使用してコンテンツ・プロファイル(言語、教育機関、表彰など)を検証します。独自のセクションを作成するときに、コンテンツ項目または自由テキスト・フィールドを使用することを選択できます。拡張タレント・プロファイル・オブジェクト階層内の多くのコンポーネントでは、自由テキスト属性(CompetencyNameLanguageNameなど)と、コンテンツ項目を取得するための属性(ContentItemIdまたはContentItemName)の両方のオプションが提供されます。

一部の拡張タレント・プロファイル・コンポーネントにはコンテンツ項目への参照が複数あるため、属性名は異なる場合があります。たとえば、学歴コンポーネントには学歴コンテンツ項目を参照する属性に加えて、教育機関を参照する属性もあります。「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用して、属性のラベルと摘要を常に確認するようにしてください。

項目カタログで有効なコンテンツ項目を確認するには:

  1. 「プロファイル」 > 「項目カタログ」にナビゲートします。

  2. セクション・テンプレート名を選択し、項目カタログ名を指定します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 項目カタログ名をクリックして、ContentItemName属性に指定できるコンテンツ項目名のリストを確認します。

評点モデルおよびレベル

多数のセクションを使用して評点を記録できます。評点には評点モデルと評点レベルの2つのパートがあります。評点レベルを指定する場合は、レベルで使用されている評点モデルも指定する必要があります。

評点レベルの検証に使用する評点モデルを確認するには:

  1. 「プロファイル」 > 「プロファイル・タイプ」にナビゲートします。

  2. プロファイルのタイプ(個人、ジョブ、ポジション、組織など)をクリックします。

  3. セクションの名前をクリックします。

  4. 「コンテンツ・セクション・プロパティ」表内のプロパティを確認します。評点モデルおよびレベルによって検証されるプロパティの場合、通常、値セット名に接尾辞「評点モデル」が付きます。この点が、この命名基準に従わないカスタム評点モデルとの違いです。

「値セット名」列に表示される値は、データの一括ロード時に指定する値ではありません。評点モデル・コードを確認するには:

  1. 「プロファイル」 > 「プロファイル評点モデル」にナビゲートします。

  2. 「コンテンツ・セクション」プロパティの「値セット名」列に表示される名前を検索します。

  3. PERFORMANCE、RISK、LANGUAGEなどのコードを評点モデル・コード属性に指定します。

    ヒント: RISK評点モデルはモデル・プロファイルの重要度に使用されます。

有効な評点レベルを検索するには:

  1. 評点モデルをクリックし、「編集」をクリックします。

  2. 「評点レベル」タブまで下にスクロールします。

  3. 評点レベル値を指定します。

    ヒント: 「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用して、評点モデルと評点レベルの指定に使用する属性の名前を確認します。RatingLevel統合オブジェクト名を参照する属性のユーザー・キーを確認します。

参照

コンテンツ・セクション・プロパティのフィールド・タイプが「参照」の場合、「値セット名」列は参照タイプを示しています。参照タイプの有効な参照コードを確認するには:

  1. 「設定および保守」にナビゲートします。

  2. 「共通参照の管理」タスクを検索してクリックします。

  3. 参照タイプを使用して参照を検索します。

  4. 「検索結果」表から正しい参照タイプを選択します。

  5. 参照検証属性に参照コードを指定します。