スプレッドシート・テンプレートの作成および編集

スプレッドシート・テンプレートの作成は、5ステップのプロセスです。次のようにします。

  1. テンプレートの一般情報を定義します。

  2. テンプレートのコンテンツとレイアウトを設計します。

  3. 必要に応じて、テンプレート・インストラクションを含めます。

  4. データ・セット操作を実行できるユーザーと、そのテンプレートを保守できるユーザーを指定します。

  5. 設計をレビューし、テンプレートからテスト・スプレッドシートを生成します。

このトピックでは、このプロセスの5ステップの手順を示し、既存のスプレッドシート・テンプレートの編集方法について説明します。

テンプレートの定義

次のステップを実行します。

  1. 「データ交換」作業領域で、「スプレッドシート・テンプレート」を選択し、「スプレッドシート・テンプレート」ページを開きます。

  2. 「作成」をクリックします。

  3. 「テンプレートの作成」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。

    1. テンプレートの名前を入力します。デフォルトでは、生成されたスプレッドシートの名前は、日時スタンプが付けられたテンプレートの名前です。

    2. 「コード」の値は、「名前」の値に基づいて自動的に生成されます。コードは上書きできます。

    3. テンプレートを作成するビジネス・オブジェクトを選択します。

    4. 必要に応じて、1つの国別仕様データ・グループ(LDG)を選択します。通常、LDGはグローバル給与オブジェクトに関連しています。

    5. 「サポートされている処理」フィールドで値を選択します。そのいずれのコンポーネントの削除もサポートしていないビジネス・オブジェクトを選択した場合は、デフォルトで「作成および更新」が表示されます。

    6. 必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。

    7. 「OK」をクリックします。

      「定義」ページが開きます。一部のフィールドには、「テンプレートの作成」ダイアログ・ボックスで入力した値が含まれています。テンプレートはデフォルトで下書きステータスになっています。スプレッドシート・ユーザーは、アクティブなテンプレートからのみスプレッドシートを生成できます。テンプレートは、使用準備が整うまで下書きステータスのままにします。

  4. 「ジョブ」など、保護されていないオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートの場合、またはデータ・セキュリティがHCMスプレッドシート・データ・ローダーでサポートされているオブジェクトの場合は、「テンプレート・セキュリティ」セクションで「次としてデータをアップロード」の値を設定します。この値によって、オブジェクトの履歴に表示されるユーザー名が決まります。保護されたオブジェクトの場合は、この値を設定できません。このステップは省略可能です。

  5. 「テンプレート・パラメータ」セクションで、このテンプレートから生成されたすべてのスプレッドシートに適用するパラメータ値を設定します。このステップは省略可能です。

  6. 「設計」タブをクリックして、「設計」ページを開きます。

テンプレートの設計

「使用可能属性」パネルに、オブジェクトの最上位レベルのコンポーネントのすべての属性がリストされます。「使用可能属性」メニューを使用して、別のコンポーネントを選択します。「サポートされている処理」フィールドで「削除のみ」の値を選択した場合、削除可能なコンポーネントのみが表示されます。

次のステップを実行します。

  1. 「使用可能属性」パネルの属性を「選択済属性」パネルに追加します。属性を選択すると、オブジェクトを識別するために必要なすべての属性が、自動的に「選択済属性」パネルに移動します。

  2. 個別の属性を必要に応じて編集するか、「属性定義の拡張オプション」を選択してすべての属性を一度に管理します。

  3. テンプレート設計が完了したら、「インストラクションの追加」タブをクリックしてインストラクションを入力します(必要な場合)。それ以外の場合は、「ロール・アクセスの管理」タブをクリックします。

  4. 「選択済属性」パネルで属性の順序を変更して、生成されたスプレッドシートでの順序を指定します。

テンプレート・インストラクションの入力

「インストラクションの追加」ページで、テンプレートから生成されたスプレッドシートの個別のインストラクション・ワークシートに表示されるインストラクションを入力できます。これらの手順では、ロードされるオブジェクトの検証方法などについて記述できます。インストラクションを入力するには:

  1. 「追加」をクリックします。

  2. 「インストラクションの作成」ダイアログ・ボックスで、見出しとインストラクション・テキストを入力します。

  3. 必要に応じて、インストラクション・テキストの追加セクションを作成するには、ステップ1と2を繰り返します。セクションを順序変更および削除できます。

  4. 「ロール・アクセスの管理」タブをクリックします。「ロール・アクセスの管理」ページが開きます。

ロール・アクセスの管理

「ロール・アクセスの管理」タブで、次のロールを指定できます。

  • テンプレートから生成されたスプレッドシートでのデータ・セットの作成、保存またはアップロード。

  • テンプレートから生成されたスプレッドシートで作成されたすべてのデータ・セットの表示。

  • テンプレートの保守。

ノート: 「ロール・アクセスの管理」処理は、「テンプレートへのロールの割当」フィールドが「使用可能」に設定されている場合にのみ有効になります。読取り専用である「テンプレートへのロールの割当」は、「定義」ページの「テンプレート・セキュリティ」セクションに表示されます。このフィールドは、テンプレートが定義されているオブジェクトに基づいて自動的に設定されます。保護されたオブジェクトに対しては「使用不可」に設定されています。

次のステップを実行します。

  1. 「ロール・アクセスの管理」ページの「許可済データ・セット操作」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

  2. 「ロールの検索および選択」ダイアログ・ボックスで、1つ以上のカスタム・ロールを検索して選択し、「追加」をクリックします。

    「許可済データ・セット操作」セクションにロールが表示されます。デフォルトでは、選択したロールはデータ・セットを作成および保存できます。必要に応じて、任意のロールに対して「アップロード」および「すべて表示」オプションを選択できます。

    ヒント: 「ロール・アクセスの管理」タブで許可する処理は、デフォルトで有効になります。ロールの「使用可能」オプションの選択を解除し、ロールのアクセス権を一時的に無効にすることができます。
  3. ページの「テンプレート保守」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

  4. 「ロールの検索および選択」ダイアログ・ボックスで、1つ以上のカスタム・ロールを検索して選択し、「追加」をクリックします。

    「テンプレート保守」セクションにロールが表示されます。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. 「レビュー」タブをクリックします。「レビュー」ページが開きます。

テンプレートのレビュー

「レビュー」ページには、テンプレート設計が表示されます。

  1. テンプレートを検証するには、「検証および保存」をクリックします。

  2. サンプル・スプレッドシートを生成するには、「プレビュー」をクリックします。

    ヒント: 任意のページで「プレビュー」をクリックし、サンプル・スプレッドシートを生成できます。ただし、スプレッドシートには、これまでに保存した構成のみが表示されます。

    デフォルトのファイル名はGenericHdlSpreadsheet.xlsxです。

  3. ファイルをローカルに保存するか、開きます。開くと、サインインを求めるプロンプトが表示されます。

  4. スプレッドシートをレビューします。

  5. テンプレートを保存します。

テンプレートを使用可能にする準備が整ったら、編集してそのステータスを「アクティブ」に設定します。

「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」ページでは、アクティブなテンプレートのみを使用できます。

ノート: 有効なアクティブ・テンプレートのみを保存できます。テンプレートに検証エラーがある場合は、保存する前に解決する必要があります。または、ステータスを「ドラフト」または「非アクティブ」に設定し、検証なしで保存します。

テンプレートの編集

スプレッドシート・テンプレートを編集するには、「スプレッドシート・テンプレート」ページで検索し、検索結果でその名前をクリックします。既存のスプレッドシート・テンプレートはどのステータスにあっても編集できますが、そのコードまたはタイプは変更できません。さらに、アクティブなテンプレートの属性は削除できませんが、無効にすることはできます。