採用日が変更された場合の就業者の給与の検証方法
就業者の採用日を変更するときに、給与を検証できます。
採用日が変更されると、アプリケーションによって給与関連の検証がチェックされ、ユーザー設定に基づいてエラーまたは警告メッセージとしてページに表示されます。
「開始日変更時の給与検証動作」(ORA_CMP_SALARY_CHECKS_BEHAVIOR_IN_CHANGE_START_DATE)プロファイル・オプションを使用して、検証結果をエラー・メッセージまたは警告メッセージとして構成できます。
「採用日の変更」や「雇用関係」などの処理を使用して採用日を変更すると、次に基づいて給与が検証されます:
- 給与変更提案が承認待ちである
- アサイメントに複数の給与が存在する
- 給与ベースがアクティブでなくなった
- 給与額が提示採用日の給与範囲に違反している
検証に失敗し、プロファイル・オプションがエラーに設定されている場合、トランザクションを送信することはできません。ただし、プロファイル・オプションが警告に設定されている場合、警告メッセージが表示され、警告を無視するように選択した場合はトランザクションを発行できます。
次の点に注意してください。
- 給与範囲検証は、給与ベースの給与範囲違反動作を「エラー」に設定し、プロファイル・オプションも「エラー」に設定した場合にのみ実行されます。プロファイル・オプションが「警告」に設定されている場合、給与ベースの設定が「エラー」に設定されていても、検証は実行されません。
- 給与検証は、「採用日の変更」および「雇用関係」レスポンシブ・ページ、HCMデータ・ローダーまたはREST APIを使用して採用日の変更を送信したときに実行されます。ただし、HCMデータ・ローダーまたはREST APIを使用して変更をアップロードする際に、警告メッセージは表示されません。
- 給与検証に失敗すると、プロファイル・オプションの構成方法に基づいて警告またはエラー・メッセージが表示されます。個々の検証に個別のエラー・メッセージまたは警告メッセージを設定することはできません。