グローバル異動のソースおよび宛先アサイメントをリンクするプロセス
「雇用データの移行」プロセスは、グローバル異動の際にソースおよび宛先のアサイメントをリンクするために使用します。アサイメントをリンクすることで、ソースおよび宛先の雇用関係の完全なアサインメント履歴を表示できます。
プロセスの動作は次のとおりです。
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退職日が雇用関係に移入されておらず、ソース・アサイメントIDが移入されていない、すべてのアクティブな就業者(従業員、派遣就業者および非就業者)を選択します。
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次の項目に基づいて、選択した就業者のソースおよび宛先アサイメントIDを識別します。
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処理発生ID。
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宛先アサインメントのアサインメント開始日とソース・アサインメントのアサインメント終了日の比較
識別されると、プライマリ・アサイメントのアサイメントIDが、宛先アサイメントのソース・アサインメントとして格納されます。
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「雇用データの移行」プロセスでは、グローバル異動の場合にのみPER_ALL_ASSIGNMENTS_M表にSOURCE_ASSIGNMENT_IDフィールドが移入されます。
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グローバル臨時アサイメント時に、アサイメントIDはソース・アサイメントIDとして格納されません。
考慮事項
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このプロセスは既存のグローバル異動トランザクションをリンクする場合にのみ実行できます。リリース20Bより後のUIで雇用主変更トランザクションを実行した場合、それらはアプリケーションによってリンクされます。
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プロセスは再実行可能ですが、選択されるのはグローバル異動処理でソース・アサイメントIDが移入されなかったデータのみです。
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プロセスを実行すると、すべてのアクティブな就業者が含まれ、以前の雇用関係のレコードを含む履歴レコードが処理されます。たとえば、プロセスには、現在アクティブな再雇用済就業者の履歴レコードも含まれます。
プロセス・パラメータ
「雇用データの移行」プロセスでは、「グローバル異動アサイメントのリンク」パラメータが使用されます。このパラメータはPER_ALL_ASSIGNMENTS_M表を更新することによって、グローバル異動に関連するソースおよび宛先アサインメントをリンクします。
アサイメント更新の履歴の表示
ソース・アサイメントと宛先アサイメントをリンクしたら、雇用主の変更後もアサイメント更新の継続履歴を表示するようにORA_PER_EMPL_DISPLAY_GT_HISTORYプロファイル・オプションを設定する必要があります。このプロファイル・オプションの詳細は、「関連トピック」の項の「雇用プロファイル・オプション」トピックを参照してください。