タスクおよびリソースのパフォーマンス・ステータスの計算方法

パフォーマンス・ステータスは、タスクおよびリソースの階層のすべてのレベルについて個別に計算されます。個々のタスクおよびリソースのパフォーマンス・ステータスは、パーセント・ベースのKPI値についてのみ計算されます。これらは、パーセント・ベースのKPIの作成時に設定したしきい値に基づいて計算されます。

タスクおよびリソースのパフォーマンス・ステータスに影響する設定

「財務プロジェクト設定の管理」ページで、KPIの「タスク別KPIの追跡」および「リソース別KPIの追跡」設定を有効にすると、個々のKPI値が予定どおりでないときに、プロジェクト・パフォーマンス・レポートのタスクおよびリソースにステータス・インジケータが表示されます。これは、プロジェクトの階層的なタスク体系およびリソース・ストラクチャで、問題のあるタスクおよびリソースを識別するのに役立ちます。

タスクおよびリソースのパフォーマンス・ステータスの計算例

「合計原価に対するITD請求不可原価の比率」という名前のKPIに、次の表に記載されたしきい値が定義されているとします。タスクおよびリソースのステータスは、「ステータス・インジケータ」列にリストされているとおりに計算されます。

しきい値レベル

しきい値範囲開始

しきい値範囲終了

ステータス・インジケータ

1

-99.00%

-12.00%

クリティカル

2

-11.99%

-5.00%

リスクあり

3

-4.99%

4.99%

予定どおり

4

5.00%

11.9%

リスクあり

5

12.00%

99%

クリティカル

システム実装のメイン・タスクに、プランニング、定義、作成、テスト、リリース、サポートの6つのサブタスクが含まれているとします。この表は、各サブタスクに対応する原価とITD請求不可原価を、合計原価に対する比率として示しています。各サブタスクの原価の合計はメイン・タスクに積み上げられます。

タスク階層

タスク

ITD請求不可原価

ITD請求可能原価

ITD合計原価

合計原価に対するITD請求不可原価の比率

1

システム実装

21,000

105,000

126,000

16.66%

1.1

プランニング

0

21,000

21,000

0%

1.2

定義

6,000

51,000

57,000

10.53%

1.3

作成

15,000

33,000

48,000

31.25%

1.4

テスト

0

0

0

0%

1.5

リリース

0

0

0

0%

1.6

サポート

0

0

0

0%

定義タスクの「合計原価に対するITD請求不可原価の比率」のKPI値は10.53% (6,000/57,000)です。このKPIに対して定義されているしきい値レベルに基づき、定義タスクには「リスクあり」ステータス・インジケータが表示されます。

コンサルティング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに労務リソースが含まれている、もう1つの例を見てみましょう。労務はプロジェクト・マネージャ・リソースの親であり、プロジェクト・マネージャ・リソースは、Maxwell Martin、Robert AltimaおよびFred Jonesというリソースの親です。

労務の「合計原価に対するITD請求不可原価の比率」のKPI値は12.97%で、Fred Jonesの場合は0%です。そのため、労務にはクリティカルのステータス・インジケータがありますが、Fred Jonesにはステータス・インジケータがありません。これは、階層構造の各行のKPI値が個別に計算されるためです。

リソース階層

リソース

ITD請求不可原価

ITD請求可能原価

ITD合計原価

合計原価に対するITD請求不可原価の比率

1

コンサルティング

19,776

105,315

125,091

15.81%

1.1

労務

15,700

105,315

121,015

12.97%

1.1.1

プロジェクト・マネージャ

15,700

50,000

65,700

23.90%

1.1.1.1

Maxwell Martin

2,800

14,000

16,800

16.67%

1.1.1.2

Robert Altima

8,400

0

8,400

100.00%

1.1.1.3

Fred Jones

0

36,000

36,000

0%

プロジェクトのタスクおよびリソースを追跡する場合、KPI値が予定どおりではない各タスクおよびリソースは例外として指定されます。プロジェクトのKPI値は、個別のタスクおよびリソースの例外指定には影響を与えません。たとえば、KPIの値およびしきい値定義に基づいてタスクに「クリティカル」ステータス・インジケータが表示される場合、プロジェクトのステータス・インジケータが「予定どおり」であったとしても例外として指定されます。

ノート: タスクおよびリソースのパフォーマンス・ステータスは最新の集計済データに基づきますが、このデータは、最新のKPI値を生成するために使用された集計済データと同じでない場合があります。